イーグルスファンコミュの＜楽天＞好調の背景に、ぶれない平石流采配&近藤１軍合流、14日今季初先発でプロ１勝狙う

13日予告先発

楽天美馬学−ソフトバンク・ミランダ（楽天生命パーク＝午後１４時）


近藤１軍合流、14日今季初先発でプロ１勝狙う

近藤が12日、1軍に合流した。

14日のソフトバンク3回戦での今季初先発が見込まれており、9日のイースタン・リーグのロッテ戦では

3回4安打2失点（自責1）。球数制限を設けて中4日の登板に備えていた。

プロ初勝利もかかる昨年のドラフト1位右腕に平石監督も「思い切ってやってくれれば」と

期待を込めた。


楽天・名シーン再現人形を配布　13年7月26日、サヨナラ打を放った嶋の人形

楽天は、球団創設15周年を記念して本拠地・楽天生命パークでの計15試合で

「スペシャルサンクスシリーズ」としてさまざまなイベントを実施する。

その第1弾の4月12日のソフトバンク戦では「名シーン再現ジオラマ」が、球場に訪れた先着7000人の

公式ファンクラブ「TEAM　EAGLES」の会員に無料配布された。

この日の来場者プレゼントは、13年7月26日に「TOHOKU　GREEN　ユニホーム」を着用して

サヨナラ打を放った嶋基宏の人形。

第2弾の4月19日のオリックス戦では、球団初のリーグ優勝を決めた瞬間の田中将大（現ヤンキーズ）と

嶋基宏の人形がファンクラブ会員限定でプレゼントされる。



＜楽天＞好調の背景に、ぶれない平石流采配

東北楽天は７勝３敗１分け（１１日現在）で、パ・リーグ首位タイと見事なスタートダッシュを見せている。

活発な打線、投手陣の踏ん張りなどさまざまな要因があるが、平石監督の信念を持った采配も

見逃せない。これまでの起用法などから好調の背景を探る。

平石流采配の特徴の一つに選手の気持ちを大事にする起用がある。

３月２９日のロッテとの開幕戦で４−２の六回２死一、二塁、１軍経験の少ない石橋が４番手で登板。

レアードに逆転３ランを浴びた。それでも平石監督は「信頼して送り出している。次につなげてほしい」と

責めなかった。

２日後のロッテ戦、すぐに失敗を取り返す機会を与えた。

石橋は持ち味の内角攻めで初勝利を挙げ、「再びチャンスをいただいた。その思いに応えたかった」と

語った。

４月５日のオリックス戦では遊撃の茂木が失点につながる失策をし、敗れた。

翌日、攻守に安定する藤田を先発させる選択もあったが茂木を出した。

今季１号を放った茂木は「挽回のチャンスをもらいありがたかった」と感謝した。

　ミスや失敗をした選手に雪辱の機会をすぐに与える手法は故星野元監督がよく用いていた。

平石監督は「そこは星野さんから学んだ点」と話し「僕も選手の時はミスをすると、

もやもやした気持ちが残った。それを早く解消しプレーに集中させるのも首脳陣の役目」と強調する。

　一方で引き締めるべきときにちゅうちょはない。２日の日本ハム戦。松井が一ゴロで一塁に

ベースカバーに入った際、捕球し損ねて先頭打者を出した。

指揮官は「顔に当たった球をその後取りにいかなかったのが駄目。そこだけは喝を食らわせます」と、

失策後のケアを怠った姿勢に苦言を呈した。

７日のオリックス戦ではリズムの悪い先発藤平を２回１失点で降板させる早めの決断を下した。

ある主力選手は「平石監督は迷った時に的確にアドバイスしてくれる。信じてプレーできる」と

信頼を寄せる。

選手の気持ちやプレーをしっかり観察し、ぶれずにマネジメントする青年監督がチームを乗せている。


田中和基が意識改革「三振と四球の比率を逆に」


田中和基外がつなぎの意識で好調な打線をけん引する。

新人王に輝いた昨季は左右両打席のパンチ力が光った一方、リードオフマンとしては三振（101）が

多く、四球（37）が少ないのが課題だった。

「後ろには浅村さんもいるし、自分はまず塁に出ること。三振と四球の比率を逆にしたいと思って

打席に入ってます」。今季は日本ハム近藤（12）に次いでリーグ2位の11四球。

意識改革が着々と進んでいる。


岸、復帰は来週以降に　平石監督「もう少しのところ」

左太腿裏痛で出場選手登録を外れている楽天・岸の復帰が、早くても来週以降となる

見込みとなった。

　開幕投手を務めた3月29日のロッテ戦で違和感を訴え、5回途中で緊急降板。

現在はブルペン入りするなど回復しているが、平石監督は「もう少しのところまできている。

焦らせたくないので不安がなくなってから」。岸は本拠地での1軍全体練習に参加し

「良くはなっているけど、100％まではいっていない。万全になってから」と話した。