イーグルスファンコミュのペゲーロ退団決定的　ウィーラーと宋は残留へ＆試合開始８時間前から研究、実績問わず選手にゲキ…平石洋介という男

ペゲーロ退団決定的　ウィーラーと宋は残留へ

カルロス・ペゲーロの退団が5日、決定的となった。

3年目の今季は88試合で、打率は過去最低の2割3分3厘。17本塁打、44打点を記録したが、

他球団から警戒され、勝負どころで精細を欠いた。

9月2日に出場選手登録を抹消され、今季残り2試合で1軍昇格の見込みはない。

また来季が2年契約の最終年となるゼラス・ウィーラーと宋家豪は残留する方向だ。



楽天　フェニックスＬにオコエ、岩見ら参加


楽天は８日から宮崎県内で始まる「みやざきフェニックス・リーグ」の参加メンバーを発表した。

【投手】近藤弘樹、森雄大、小野郁、池田隆英、菅原秀、渡辺佑樹、鶴田圭祐、西口直人、今野龍太、

千葉耕太、木村敏靖、井手亮太郎

【捕手】山下斐紹、石原彪


【内野手】茂木栄五郎、山崎剛、村林一輝、西巻賢二、山田大樹、南要輔、松本京志郎


【外野手】オコエ瑠偉、岩見雅紀、八百板卓丸、中村和希


※参加選手は６日時点。入れ替え、変更の可能性がある。



則本、９勝目で６年連続２ケタ勝利＆２００Ｋに望み

◆楽天８―１ロッテ（６日・楽天生命パーク）

則本は、７回１０７球、５安打１失点の好投で、９勝目（１１敗）を挙げた。

ホーム最終戦のお立ち台に立った右腕は「早い段階から平石監督に『ホーム最終戦は任せるぞ』と

言ってもらったので、勝ちで締めたいと思った」と納得。

最終戦となる１３日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）に中６日で先発することが濃厚で、

入団から６年連続２ケタ勝利の偉業に望みをつないだ。

さらにこの日は８奪三振で今シーズン１８６三振。

２位の千賀（１６３Ｋ）に２３個差をつけて最多奪三振に大きく近づいた。

さらに５年連続２００Ｋにも可能性も残した。

お立ち台で奪三振について問われた右腕だったが「そんなに…はい」と苦笑いだった。



島内、ウィーラーの連続アーチで逆転　則本６年連続２ケタ勝利へ援護

◆楽天８―１ロッテ（６日・楽天生命パーク）

パ・リーグ最下位が決まった楽天は、１点を追う４回に島内、ゼラス・ウィーラーの連続本塁打で

逆転した。

３回まではロッテ先発・石川に無安打に抑え込まれた楽天打線。

０―１の４回１死で島内が初球の１３９キロを右翼ポール際に運ぶ１１号ソロ。

「打ったのはカットボールです。まだチームがノーヒットでしたので、まずは１本打とうと思っていました。

良い結果につながって良かったです」とまずは同点に追いつくと、ウィーラーが左翼席中段へ

勝ち越しの１４号ソロを放った。

ウィーラーも「打ったのはストレートだね。しっかりコンタクトできたよ。

ノリモトが頑張っているから１本打つことができて良かったよ」と笑顔と見せた。

ホーム最終戦のこの日はここまで８勝の則本が先発。

チーム最終戦が１週間後の１３日に組まれているとあって、エースが２連勝すれば

６年連続２ケタ勝利となる。力投を続けていた右腕を３、４番の連続アーチで援護した。




試合開始８時間前から研究、実績問わず選手にゲキ…平石洋介という男

パ・リーグ最下位が決まった楽天の石井一久ゼネラルマネジャーは５日、

来季の監督を平石洋介監督代行が務めることを発表した。

外部からの招聘（しょうへい）も検討されたが、球団創設１年目の０５年から選手、コーチとして

１４年間チームに関わってきた経験を高く評価。

また、２軍などのコーチ８人との契約を打ち切って来季への組閣も始め、ＢＣ富山の監督を務める

元ヤクルトの伊藤智仁氏、四国ＩＬ徳島監督で元西武の石井貴氏をコーチとしてリストアップして

いることも、分かった。

平石新監督は、野球に対しての情熱が人一倍だ。

今でもホームの試合前には試合開始８時間近く前に球場入りして、ビデオを細かにチェック。

試合後に球場を後にするのも２時間以上たつこともしばしばある。

さらに年齢、実績にかかわらず選手を叱咤（しった）激励できることも大きな武器だ。

試合中であってもベンチ内で選手に声をかけることは少なくなく、たとえ若手選手でなくても

集中力を欠いたプレーには厳しい言葉を飛ばす。

それでも選手との年が近く、親身になって相談を受けるため信頼度も高く、人望も厚い。

選手会長の岡島はナインの思いをこの日の試合後代弁した。

「すごく周りが見える人。本当に選手をよく見てくれる人なので、僕らはやりやすい。

来年は必ず監督を勝たせたい」。

現役生活では７年間で１２２試合の出場にとどまったが、指導者としての必要な資質を

多く持ち合わせている。


楽天　元西武投手コーチの石井貴氏招へいへ　石井ＧＭとも旧知の間柄

球団改革の一環として楽天が元西武投手コーチの石井貴氏を来季の投手コーチとして

招へいすることが分かった。

石井氏は三菱重工横浜から９３年ドラフト１位で西武入団。

闘志あふれる投球スタイルで通算６８勝をマークし、中日と対戦した０４年の日本シリーズでＭＶＰに

輝いた。

現役時代は松坂（現中日）ら若手選手の良き兄貴分として慕われ、引退翌年の０８年から

西武の２軍、１２年から１軍の投手コーチを務めた。同姓の石井ＧＭが西武に在籍していた際は

選手とコーチとしてチームメートで、旧知の間柄でもある。

石井氏は１３年で西武を退団。評論家を経て、今季は独立リーグの四国アイランドリーグｐｌｕｓ・徳島で

監督を務めた。