イーグルスファンコミュのパ史上初の珍事の可能性!?　最下位・楽天がチーム防御率リーグトップに“肉薄”

【３１日の予告先発】

◆楽天・藤平尚真―ソフトバンク・千賀滉大（

１８時・楽天生命パーク）

　

連敗ストッパー藤平、６連敗阻止＆本拠初白星へ３１日先発

３１日のソフトバンク戦（楽天生命）で先発する藤平が３０日、楽天生命パークでランニングや

キャッチボールなどで最終調整した。

チームは西武に２試合連続逆転負けを喫し、１分けを挟み５連敗中。

だが、プロ６勝のうち５勝が連敗ストップという「連敗ストッパー」の藤平は「しっかりいいピッチングを

するだけ。

自分の中でも満足出来るピッチングをして、野手の方は打ってくれると思うので、

しっかり抑えて勝てたらいいなと思います」と意気込んだ。

さらに本拠地の楽天生命パークでは昨年から５戦全敗中。

仙台のファンも待ちわびている地元初白星へ「ホームで応援してくれる方にまだ勝利を

届けられていないので、しっかりあしたいいピッチングをして勝ちたいなと思います」と

気合を入れていた。

パ史上初の珍事の可能性!?　最下位・楽天がチーム防御率リーグトップに“肉薄”

パ・リーグで“逆転現象”、楽天は投手力を生かして最下位脱出なるか

楽天の投手陣を見ると、岸がリーグトップの防御率2.47を記録し、則本はリーグ9位の4.05だ。

規定投球回に到達していないが、主に先発を務める辛島が3.33、美馬が4.56、古川が3.93、

塩見が3.56。突出した防御率を残しているのは岸のみだ。

パ・リーグ最下位に沈む楽天だが、チーム防御率はリーグトップ（オリックスの3.69）に

わずか0.01差の3.70。首位を走る西武がチーム防御率リーグ最下位の4.35と“

逆転”現象が起こっている。

一方で救援陣は松井が4.25だが、高梨が2.29、ハーマンが1.99、青山が2.18、宋家豪が2.05と

非常に安定している。救援陣の安定がチーム防御率のアップに貢献しているといえそうだ。

では、最近10年間で最下位のチームがチーム防御率トップに立ったケースはあったのだろうか……。

調べてみると直近の10年間でリーグ最下位だった球団が、チーム防御率トップに立ったケースは

一度もなく、2010年の楽天がチーム防御率3.40でリーグ4位という

成績が最高だった。2009年のオリックス、2011年のロッテ、2012年のオリックス、

2015年の楽天、2016年のオリックス、2017年のロッテは、リーグ順位通り

チーム防御率も最下位だった。

過去にリーグ最下位でチーム防御率トップだったチームはなし

さらにさかのぼっても、1998年のロッテ、2002年のオリックスのチーム防御率リーグ2位が最高で、

パ・リーグではリーグ最下位でチーム防御率トップだったというチームは過去に存在しない。

楽天は史上初の珍事を達成するのか。それとも投手力が安定し、上位に進出していくのだろうか……。

今後の楽天投手陣、そしてチームの成績から目が離せない。