イーグルスファンコミュの上位浮上へ三つのポイント（３）２軍注目選手／ウィーラーに期待

楽天が後半戦連勝発進　松井裕が2回無失点、平石監督代行「良くなっている」

ロッテ涌井、石川から連勝し「なかなか点を取れる投手じゃない」

■楽天 6-1 ロッテ（17日・ZOZOマリン）より

楽天が後半戦を連勝でスタートさせた。17日、敵地ZOZOマリンでのロッテ戦に6-1で快勝。

1-1の6回2死から島内が、石川歩から勝ち越しの5号ソロを中堅バックススクリーン横に運び、

これが決勝点となった。

1点リードの6回からは、前半戦は不振に苦しみ今季わずか2セーブの松井裕樹が登板。

2回を投げて6者凡退でロッテに反撃の糸口すら与えず。

8回を青山が3者連続三振で抑えると、9回に一挙4点を奪って試合を決めた。

　ロッテの柱である涌井秀章、石川から奪った連勝に「涌井、石川はなかなか点を取れる

ピッチャーじゃない。島内はよく打ってくれた。大きい一発。

松井は前半苦しんだ分、明らかにボール自体は良くなっている」と、

平石洋介監督代行も手応えをつかんでいた。

上位浮上へ三つのポイント（３）２軍注目選手／ウィーラーに期待

６月中旬に左人さし指の剥離骨折で戦列を離れているウィーラーの１軍復帰に期待がかかる。

８日には２軍でロッテ戦に出場。平石監督代行は、球宴明けの１軍登録の可能性を示唆している。

今季は４番でスタートしたが、開幕から１７試合で適時打が出ず、勝負強さを発揮できずにいた。

打率も一時、２割２分８厘にまで落ち込んだ。それでもけがで休養する前には打率２割６分にまで回復。

昨季３１本塁打を記録しベストナインにも選ばれた主砲の復活が、巻き返しを図る必要条件だ。

投手陣は藤平の復調がポイントとなる。高卒新人だった昨季は８試合に登板し、３勝４敗、

防御率２．２８と将来性を感じさせた。今季は則本、岸らと先発ローテーションの一角として

期待されたが、１勝３敗、防御率５．１０と安定感を欠いた。

５月６日の西武戦では３回２／３で３被弾、９失点と崩れ、１４日からは２軍で再調整している。

２軍でも７試合に登板しているが、７月３日の巨人戦で六回途中５失点し、防御率４．２５と苦戦する。

ただ、直球の伸び、変化球の切れは悪くない。まずは２軍で結果を出し、

１軍で闘志むき出しのマウンドを見たい。