イーグルスファンコミュの楽天引退の金刃氏＆阿部氏がホーム開幕戦アピール

楽天引退の金刃氏＆阿部氏がホーム開幕戦アピール

楽天が２７日、「東北開幕カウントダウンセレモニー」を仙台駅前で開催した。

４月３日の日本ハムとのホーム開幕戦まで、この日で残り３５日となった。

今季の目標観客動員数１８０万人達成を目指し、球団職員約１７０人が、

４月平日のホーム戦５試合のペアチケット販売のため街へ飛び出した。

昨季限りで引退した金刃憲人打撃投手と阿部俊人ジュニアコーチもチケットの販売に参加、

２人を見て１０００円のペアチケットを求めるファンが殺到した。

金刃氏は「１０００円って安すぎます。足を止めますよ」とうれしい悲鳴を上げた。

１３年日本一に貢献した中継ぎ左腕は引退後、打撃投手に転向。だが「古傷が出てしまって

、状態が戻ればバッピ（打撃投手）です。今はピッチャーの映像分析をしています。

エクセルが難しいです」と左脇腹をさすりながら現状を説明した。「僕は投げたくても投げられない。

選手の時が一番幸せです」とかつてのチームメートへ、今季の奮闘を期待している。

阿部氏は楽天イーグルスアカデミーのジュニアコーチに就任した。

昨季もプレーで球場を沸かせた男は「自分は応援していく立場なので、ファンの方と一緒にスタンドで

一緒に応援したい」と観戦を呼び掛けた。

東北福祉大（宮城）出身の内野手はファン目線で、西巻に期待する。

「バッティングもいいし僕より全然すごいと思うので、レギュラーになれるように頑張って欲しい」と

エールを送った。


美馬、３回１安打無失点　投げながら“微調整”できたことに手応え

◆練習試合　楽天４−５オリックス（２７日・清武）より

開幕ローテ入りが確実視されている美馬が、オリックスとの練習試合（清武）で実戦初登板。

先発で３回を１安打無失点でまとめた。

「初回は全部真ん中に行って困ったけど、２回からコースに行って、３回は低めにも行った」と、

投げながら“微調整”できたことに満足そう。最後の打者には、この日最速の１４６キロ。

「真っすぐがあまりにも行かなかったんで少しりきんでみたけど、

意外にいいタイミングで投げられましたね」と、球威にも手応えを感じた様子だった。


美馬　貫禄の投球　初の対外試合で３回無失点　制球修正わずか２８球

◆練習試合　楽天４−５オリックス（２７日・清武）より

先発３本柱の一角、美馬が対外試合に初登板した。

３回無失点と上々の出来にも「良かったのは（失点）ゼロで抑えられたこと」と控えめだった。


試合の中での修正力には貫禄さえも感じる。不安定な制球は回を重ねるごとに改善。

「一回は全部真ん中、二回はコースを突き、三回は低めに集められた。いい形で終われた」。

打者９人に対し、許した走者は二回に左前打を放ったロメロだけ。

一塁内田、二塁西巻の好守にも助けられ、わずか２８球でまとめた。

　気掛かりなのは武器であるはずの直球の走りだ。

１４０キロ程度の球速で空振りを奪うような威力がなく「ちょっと力んでみよう」として三回に

ようやく１４６キロが出た。フォークボールも思うように振ってもらえなかったと言い、

「これから修正したい」と約１カ月後に迫った開幕に向け、もう一段ギアを上げる。

昨季、プロ７年目で初めての２桁となる１１勝を挙げ、一つ壁を乗り越えた。

背番号も３１から１５になり、主戦級として臨むシーズンになる。

佐藤投手コーチは「まずまずじゃないのかな」と及第点を与え、

梨田監督も「順調に来ている」と安心した様子。

首脳陣のさっぱりとした口ぶりが、右腕への期待の表れだった。



内田、狙って６戦３発！初の開幕１軍入り猛アピール

◆練習試合　楽天４−５オリックス（２７日・清武）より

内田が最近の対外６試合で３発目となる本塁打を放ち、５年目で自身初の開幕１軍入りを

大きくアピールした。

６回無死一、二塁で１ボールからの２球目の直球を左中間席に放り込んだ。

「ファーストストライクから振っていこうと思っていた。練習の成果が出た」と振り返った。

１月に西武・松井と初めて自主トレをともにし、狙い球を絞るように助言を受けた。

高須打撃コーチからも同じ内容を指摘され、昨季イースタン・リーグで本塁打＆打点王に輝いた

長距離砲は「外寄りの真っすぐを意識して打席に入った。（助言が）生きた」と話した。

一塁に銀次、今江。三塁にはウィーラーと競争はし烈だが“未完の大器”が開花を迎えようとしている。


　
楽天ゴリラ内田６戦３発　開幕１軍へゴリ今江に挑む


◆練習試合　楽天４−５オリックス（２７日・清武）より


ゴリラが、ゴリへ挑む。プロ５年目の楽天内田が、豪快な１発でアピールに成功した。

オリックスとの練習試合に途中出場。４点を追う６回無死一、二塁から真ん中高め直球を左中間へ

放り込んだ。

オープン戦、練習試合のここ６戦で３発。「迷いがなくなった。右脇を空けたり、

狙い球を絞ってやっていることが成果になっている」。常総学院時代の打法で初の開幕１軍へ歩みを

進めている。

１８５センチ、８６キロの屈強な肉体から「ゴリラ」と呼ばれ、愛される。

先輩から「バナナの食べ比べが趣味でしょ」といじられるキャラ。ライバルとなるのは

愛称「ゴリ」の今江。

同じ右打ちだけでなく、守備位置も一、三塁。さらにニックネームも“ニアミス”と共通点は多い。

負けるつもりはない。趣味はなく、暇さえあれば野球関連の動画で飛躍のヒントを探す毎日。

高須打撃コーチのアドバイスを受け「打席の中で腹をくくることが出来ている」と、

心優しき青年の中に勝負強さも芽生えた。梨田監督は「もともと長打が魅力。

だいぶ成長した」と目を細める。球団待望の和製大砲へ−。打って、打ちまくる。