イーグルスファンコミュの松井裕、来年も守護神　年間40S目標「チームの優勝が一番大事」＆佐藤コーチ始動　山下とともに合宿合流「みんなボールが強い」

松井裕、来年も守護神　年間40S目標「チームの優勝が一番大事」

松井裕が来季も守護神を務めることが決まった。

将来的な先発転向が注目される中、佐藤投手コーチから「（ソフトバンクの守護神）

サファテに負けないよう、休まず元気に」と背中を押された。

年間４０セーブを目標に掲げ、「後半のソフトバンクに負けないようなブルペン陣を築きたい。

チームが優勝することが一番大事」と語った。

抑えになって３年目の今季は終盤まで防御率０点台を保ち、自己最多タイの３３セーブを記録した。

だが夏場に左肩のけがで約１カ月間戦列を離れ、１０月にも一時離脱。

チームは優勝を逃し、目標だった通算１００セーブにあと４の９６セーブで止まった。

「前半は良かったので、それを継続できるようにしたい。

打者に対する課題を整理し、相手への攻め方も自分の中でまとまっている」。

今キャンプでは股関節周りの可動域を意識した練習に時間を割き、

体重移動などの確認に重点を置く。

「春季キャンプで投げ込みできる体づくりをしたい」との狙いからだ。

サファテとの差を埋めるため、佐藤コーチが注文するのは制球力の向上だ。

松井裕自身も「点差が少ないと初球からストライクを取りにいかず、際どいコースを狙い過ぎている。

初球から真ん中に（投げるように）やっていければ」とストライク先行の投球をテーマに掲げる。



松井裕は来季も守護神　佐藤コーチが話し合いのうえ通達


松井裕が来季も守護神を任されることが１６日、決まった。

２０１４年シーズン以来の楽天復帰が決まった佐藤義則投手コーチが、倉敷で行われている

秋季キャンプにこの日から合流。松井裕と話し合ったうえで通達した。

３年連続３０セーブをマークしている左腕は、日本一のブルペンと自身初の４０セーブを目標に掲げ、

来季への準備を進める。

すっきりとした表情で、松井裕は報道陣に応じた。

「抑えは４年目。やることは変わらない。（今年）前半はよかったので、それを継続できるようにしたい。

キャンプで投げ込みをできるように、しっかり準備していきたい」。

自らの役割を明確に示され、静かに意気込みを語った。

復帰した佐藤投手コーチにも、迷いはなかった。

梨田監督との話し合いの中で、松井裕が抑え起用を前向きに受け止めていることを確認。

松井裕とも話し合った上で、直接、守護神に指名した。

「サファテ（ソフトバンク）に負けないように、休まないようにと伝えた。

けがをしなかったら今年の内容はよかったし、年々良くなっている」。

ルーキー時代を知る名伯楽は、成長を認め、大きな期待を寄せた。

チームにとっても、課題はリリーフ陣だ。則本、岸、美馬の３本柱に加え、

ＣＳ最終Ｓで好投した塩見、辛島、ルーキーながら潜在能力の高さを見せた藤平ら先発陣は充実。

佐藤コーチは「先発陣は心配していない。どっちかというと中継ぎ。どういう風につくっていくか」と話し、

まずは守護神の座を松井裕に託した。

今季３勝３敗３３セーブ、防御率１・２０の松井裕も個人としてだけではなく、

リリーフ陣としての意識は高い。「今年後半のソフトバンクに負けないブルペンにしたい。ＣＳを経験した

福山さん、高梨さん、ハーマンと勝利をはなさないブルペン陣をつくりたい。

チームを一番に考えて、（個人では）変わらず４０セーブを目指していきたい」。

多彩で強固な“王者のブルペン”を目標に、揺るぎない勝利の方程式を築いていく。


松井裕、来季も守護神　佐藤コーチ期待「サファテに負けるな」

松井裕が来季も抑えを務めることが決まった。岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで行われている

秋季キャンプに、ソフトバンクから加入した佐藤投手コーチが合流。

本人と会談の時間を持ち「松井裕は抑えにします。（ソフトバンクの）

サファテに負けないようにやってほしい」と話した。

梨田監督は左腕の将来を見据え先発への配置転換の可能性を示していた。

今季、５４セーブの日本新記録を樹立したソフトバンクの助っ人の名前を出して尻を叩かれた

左腕は、ブルペンで熱のこもった投球を披露。

「５４は…」と記録更新に及び腰だったが「チームが優勝できれば良い。ソフトバンクのリリーフ陣に

負けないブルペン陣になりたい。目標は４０セーブ」とクローザー４年目となる来季を見据えた。

あと４に迫る通算１００セーブも来季中に達成すれば史上最年少だ。

「これまでは初球で際どいところを狙ってカウントを悪くしていた。初球から真ん中を狙いたい」と

さらなる飛躍を誓った。


佐藤コーチ始動　山下とともに合宿合流「みんなボールが強い」

１６日、共に今季ソフトバンクに在籍していた佐藤義則１軍投手コーチと山下斐紹（あやつぐ）

捕手が合流した。

佐藤コーチは早速ブルペンを視察し、藤平や戸村、古川らに積極的に声を掛けてアドバイスした。

４季ぶりの東北楽天復帰で初めて見る投手も多く、

「若い選手が多くてみんなボールが強い」と感想を語った。

練習前には松井裕と話し合い、来季も抑えを任せることを確認。

「今季はけががあったが、内容的には良かった。年々良くなっている」と期待を寄せる。

西田哲朗内野手との交換トレードで移籍した山下はマスカットスタジアムで入団記者会見を行った。

年俸１０６０万円で合意し、背番号は２９。

ソフトバンク時代は登録名「斐紹」だったが、本名に戻すことが決まった。

この日が２５歳の誕生日だった山下は「すごく縁を感じるし、余計に気持ちも入るスタートになった。

いち早くチームに慣れて、日本一に貢献できるプレーをしたい」と意気込みを語った。（金額は推定）


松井稼頭央15年ぶり西武復帰、コーチ兼任で背番７

今季限りで楽天を退団した松井稼頭央外野手の西武復帰が１６日、決まった。

コーチ兼任で背番号は７。今日１７日に入団会見が行われる。

西武は、松井稼が楽天を戦力外となった直後から調査を継続。

鈴木球団本部長は「性格面も熟知している。いろんな意味でチームのプラスになると思っている」と

獲得に動く考えを示していた。

交渉解禁となる１５日の１２球団合同トライアウト終了を受けて即アプローチ。合意に至った。

メジャー経験を積んだベテランが０３年以来、１５年ぶりに古巣に戻る。

また来季の２軍投手コーチに球団ＯＢの許銘傑氏が就任することも決まった。