イーグルスファンコミュの＜楽天＞ＧＷ８試合　先発陣の備え万全＆嶋、腰の痛みで登録抹消　梨田監督「みんなでフォローしていかないと」

美馬29日日本ハム戦先発「集中していきたい」

首位楽天は２８日、Ｋｏｂｏパーク宮城での全体練習を終えて空路で札幌入りした。

２９日から日本ハムとの２連戦が行われる。

初戦は４戦負けなしで、チームトップの３勝を挙げている美馬が先発する。

「何にせよ、チームの状態がいいので。いつも先制点を取ってくれているし。

点を取られても、焦らずに投げたい。日本ハムは力がある。集中していきたい」と意気込みを口にした。



嶋、腰の痛みで登録抹消　梨田監督「みんなでフォローしていかないと」


首位楽天にアクシデント発生だ。嶋が２９日、出場選手登録を抹消されることになった。

この日の日本ハム戦（札幌Ｄ）に出場するため、２８日午後に仙台から札幌へ移動。

梨田昌孝監督（６３）によると、２９日の朝になって腰の痛みを訴えたという。これまで１９試合全試合に

先発出場。打率は２割１分７厘ながら、１２犠打で好調のチームに攻守にわたって貢献していた。

チームの主将でもある攻守の要を欠く痛手となったが、指揮官は「１週間くらい試合に出るのは

難しそうだったので、抹消した。１人ケガしたからと言ってどうなるような、柔なチームじゃ困る。

みんなでフォローしていかないといけない」と話した。

嶋は３月のＷＢＣ日本代表にも選出されていたが、２月中旬のキャンプ中に痛めた右ふくらはぎの

状態が回復せず出場辞退。

開幕には間に合ったが、４日のソフトバンク戦（コボパーク）ではデスパイネのバットを首に受け

負傷退場するなど、災難が続いている。



楽天　エース級ツブす！足固めのゴールデンウイークだ


２位のオリックスが敗れ、４月の首位が確定した。楽天・梨田監督は日本ハム、オリックス、

西武と対戦するゴールデンウイークへ意気込む。

「気候も良くなって、野球ファンも盛り上がる時期。いいゲームをしなくちゃいけないし、

やる以上は勝ちたい」。両リーグトップのチーム打率・２８２の打線がオリックスの金子やディクソン、、

西武の菊池やウルフらエース級を叩けるか。

ここまでも、各チームの主力を攻略してきたが「表のローテが来るので、そこをいかに攻略していくか」と

打線に期待した。


“オーラス指名”楽天ドラ１０西口　梨田監督の前で「腕がちぎれるくらい」


首位チームの秘密兵器は最下位右腕！？札幌入り前にＫｏｂｏパーク宮城で行った練習に、

楽天ドラフト１０位新人・西口が参加。梨田監督らが見守る中ブルペンで６５球を投げ

「腕がちぎれるくらい全力投球しました」と初々しく話した。

昨秋ドラフトでは、甲賀健康医療専門学校から１２球団最後の８７番目の指名を受けた

最速１５０キロ右腕。

梨田監督は「いいボールを投げるというからね」と近い将来のデビューに期待した。


＜楽天＞ＧＷ８試合　先発陣の備え万全

東北楽天は２９日からゴールデンウイーク（ＧＷ）の８試合に臨む。

５月７日までの間、日本ハム２連戦を皮切りに、１日挟んでオリックス、西武との６連戦がある。

相手はエース級や好調な投手の先発が予想され、開幕ダッシュをけん引した先発陣で勝負する。

２８日に仙台市のコボパ宮城であった全体練習。

梨田監督は「今回は結構いい投手が回ってくるね」とＧＷの対戦相手を思い描き、表情を引き締めた。

日本ハムは有原、オリックスは金子、西武は菊池（岩手・花巻東高出）と、開幕投手を務めた

エースがカード初戦で先発する見通し。

首位を走る東北楽天との差を詰めようと、どのチームも必死に挑んでくる。

東北楽天にも好材料はある。腰痛で２３日のソフトバンク戦の先発を回避した岸が、

３０日の日本ハム戦で復帰登板できる見通し。

岸と則本の２本柱がそろい、共にチームトップの３勝を挙げている美馬と辛島や、

釜田も万全の様子だ。

ＧＷは６連戦があるため、先発はこの５人に加え、もう１人が必要。

梨田監督は２軍から引き上げる可能性を示唆しており、イースタン・リーグで好調の森か古川の起用が

有力視される。

２３日に岸の代役で白星を挙げた戸村もいるが、「昨年、右肘の手術をしたばかりで登板間隔が必要。

ロングリリーフでも貴重な選手」と梨田監督は慎重だ。

開幕からフル回転だった救援陣も９日間で８試合の過密日程では忙しくなりそう。

先行する展開なら勝利の方程式の森原、ハーマン、松井裕が出番となる。

梨田監督は「菅原がもう一皮むければ、森原を休ませられる」と成長を期待した。

１５勝４敗と絶好のスタートを切って迎えるＧＷ。

梨田監督は「気候も良くなり、大勢のファンや子どもたちが球場を訪れ、プロ野球が盛り上がる時期。

いいゲームをして、やる以上は勝ちたいね」と意欲的に語った。



藤平、２軍戦でプロ最多１０４球「スタミナは大丈夫」


◆イースタン・リーグ　楽天６―７西武（２８日、荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた）

　楽天のドラフト１位・藤平が２８日、イースタン・リーグの西武戦（山形）に先発し、

プロ入り後最多となる１０４球を投げた。

５回５安打２失点（自責１）と試合を作り、「すごく調子が悪かったけど、真っすぐで押していく投球を

意識した」と納得顔。平石２軍監督も「調子はよくなさそうだったけど、マウンドでは堂々としていた。

スタミナも問題ない」と合格点を与えた。

最後の最後まで元気いっぱいだった。プロでは初めての１００球を超えた６回２死一塁。

２ボール１ストライクから西武・中田を１４０キロの直球で中飛に打ち取った。

「スタミナは大丈夫でした。高校の時にたくさん走っていたので」。

球威は最後まで衰えず、豊富なスタミナを見せつけた。

課題も見えた。５回で５四球。「コースを狙って投げようとしすぎた。次はもう少しアバウトに投げて、

ファウルを打たせるようにしたい」。

厳しいコースへの制球がわずかに乱れ、ボール球になることが多かった。

ここまで６試合に先発し、１勝０敗で防御率１・３８。投球回（２６回）を上回る３０三振を奪っている。

期待の高卒右腕は安定感が出てきた。