イーグルスファンコミュの元東北楽天の長谷部さん　営業に全力投球 途中加入助っ人が多い楽天　最近5年間の外国人は？

元東北楽天の長谷部さん　営業に全力投球


プロ野球、東北楽天の選手を昨季限りで引退した長谷部康平さんが１月から球団の営業職員として

第二の人生を歩み始めた。

選手の営業職転身は球団史上初めて。２００７年大学・社会人ドラフトでは、

１位指名で５球団競合の末に入団。１３年の球団初の日本一に貢献した元投手という知名度を

武器に、チケット販売に奔走している。

４月４日にあるＫｏｂｏパーク宮城（仙台市）での本拠地開幕戦を控え、年間シート販売を担当する。

　「引退は早かったんじゃないの。まだ若いよね」

打者を切って取ってきた長谷部が訪問先で名刺を出すと大概不思議がられる。

「体が限界だったので引退しました。営業では社会人の基本を学ばせていただきたいと思っております」

元選手の雰囲気はなく、新入社員のように明朗。自分で撮った座席の画像を見せ、

観戦のポイントを盛り込んだ丁寧な説明を心掛ける。

先輩に頼らず、着任２日目から一人で営業に出る。選手時代、世話になった人たちへの

あいさつ回りから始めた。その紹介で新年会などに参加して顔を売り、顧客を開拓してきた。

前日の販売実績が報告される朝礼で「長谷部」と名前が挙がるようにもなった。

半面、デスクワークでは苦戦の連続。「まだ社会人の基礎知識が足りない」

　同僚とパソコンで事務作業中に指示された。

「このファイルをコピーして。そっちに添付して」

　「どうやるんですか？」

　聞き返すと驚かれた。

「日々勉強」だが、「マウンドでＫＯされ、ベンチに帰る恥ずかしさに比べたら何とも思わない」と

前向きだ。

キャンプインした２月は営業も繁忙期。「球団職員の支えがあってプレーさせてもらってきた。

今度は自分が支える番」。球場に足を運ぶファンを増やし、４季ぶりの王座奪回を目指すチームを

後押しする。


藤田危機感、２軍スタートも「若手に負けない」


若さを取り戻すキャンプにする。プロ１３年目で初の２軍スタートとなった藤田が、悲壮感を口にした。

「調整だと思っていない。自分の意志ではなく２軍でキャンプを迎えたということで、

危機感を持ってやっている」。じっくりコンディションを整えてほしいという１軍首脳陣の厚意に甘えず、

自らを奮い立たせる。

若手の存在は、今の藤田にとって不可欠な潤滑油だ。全体練習をこなし、

最後のサーキットトレーニングではハードルを跳び越え、両腕で重い綱を持ち上げる…。

誰もが悲鳴を上げる練習にも一切手を抜かない。「若い選手のなかでやるのは刺激になる。

みんなが上を目指しているが自分も負けない。

『まだまださびていないんだぞ』と思っている」と語調を強めた。

それだけの体作りはしてきた。昨年からパーソナルトレーナーと個人契約を結び、

ケアには人一倍気を配った。

今年の自主トレでは、過酷なランニングをこなし、体に疲労が残っている状態で守備などの

技術練習を行った。

「シーズン中のしんどい時期にどれだけ動けるか？　僕は調子が悪いと打率が下がる。

今年はそれがないように。好不調の波を小さくするための準備です」。

すべては、主力としてフル出場するためだ。

チームから頼られる選手に。先人たちの奮闘も藤田を熱くさせる。

「広島は新井さん、日本ハムは田中賢介さん。優勝するチームには、必ず頼られるベテランがいる」。

今年３５歳。若手にも負けない体を誇示し、チームの柱となる。


岸、チーム初の１００球超え！４度目ブルペンで１２８球「気がついたらそのくらいに」


西武からＦＡ移籍した岸が５日、沖縄・久米島キャンプのブルペンで１２８球を投げた。

チームで１００球を超えたのは初めてだ。

捕手が片ひざをついた状態で１１６球を投げ、仕上げの１２球は捕手を完全に座らせた。

今キャンプ４度目のブルペンだったが、梨田監督らが見守る前で状態の良さを見せつけ

「気がついたらそれくらい（の球数）になっていた。８０球くらいだと思っていた」と余裕の表情だった。

移籍後初のキャンプも５日間の第１クールを終え「充実していました」と力強かった。

梨田監督も「出来は素晴らしい」とたたえていた。



松井裕、ＷＢＣ球＆硬めマウンドで３度目のブルペン入り「探っていく第１クールだった」

ＷＢＣ日本代表に選出されている松井裕が５日、ブルペン入りして６５球を投げ込んだ。

ＷＢＣ球と、米国のマウンドを想定して作られた硬めのマウンドを使って５日間で３度目の

ブルペン入り。

滑りやすいとされているＷＢＣ球の扱いは試行錯誤しているが「（ＷＢＣの）ボールやマウンドを

探っていく第１クールだった」と話した。




梨田監督、第１クールのＭＶＰは「天気。１００点だったよ」


梨田監督が５日、春季キャンプ第１クールを振り返って、ＭＶＰに「天気」を挙げた。

沖縄・久米島で行われている楽天の春季キャンプ。例年は雨が降って限られた練習しかできない日も

数日はあるが、今年は初日に小雨がパラついたくらい。

全体練習がちょうど終わった午後２時半過ぎに、一時的な大雨が降ったが練習には

大きな影響なかった。

指揮官は「一番よかったのは天気。天気は１００点だったよ」と天の恵みに感謝していた。


安楽　直球じっくり　フォーム固め

安楽がキャンプ４日目、ブルペン入りしスピードのある直球７４球を投げた。

ブルぺンは３度目だが「変化球の前に直球が良くないと何の意味もない」と、

まだ直球しか投げていない。全体練習終了後には、タオルを使ったシャドーピッチングを欠かさず、

フォーム固めにいそしむ。

「（ボールを離す）トップの位置が定まっていないが、日に日に良くなっている」と手応えを話す。

理由はオフの鍛錬にある。「（体の）エンジンを大きくしたい」と地元・愛媛で、

知人のボディービルダーの助言を受けながら筋力トレーニングに励んだ。

下半身のみの強化に４時間費やす日もあるほど集中的に鍛えた結果、体全体が一回り大きくなった。

現在は投球フォームを映像で確認しながら体重移動のタイミングを探っている段階だといい、

「力がうまく入るタイミングが見つかると思う。

フォームが定まれば、腕も振れてくる」と鍛え上げた筋肉を使いこなそうとしている。

首脳陣から有力な先発候補と目され「１０勝を目指してほしい」（与田投手コーチ）と期待される。

本人も自覚は十分で「期待してもらっているのは分かっている。

結果を出したい」と、３年目のシーズンへ気合を入れている。




松井稼「毎年が勝負」監督付きっきりで打撃練習

松井稼が全体練習後に約１時間打ち込んだ。

梨田監督が付きっきりで助言する中、トスを外野に向かって打ち返し

「監督から前日にアドバイスをもらった。しっかり形をつくるのが目的で、見てもらってなるほどと

思うことがあったし、続けていきたい」と充実した表情だった。

キャンプ４日目を終え「体に張りが出てくる時期」と言うが、動きは軽快だ。

「毎年が勝負の年」と意気込む４１歳のベテランは「徐々にバットを振る数を増やしていきたい」と

意欲たっぷりに話した。



頼れる細川　名手の助言


西武とソフトバンクで計５度の日本一を経験した新加入の細川の存在感が増している。

この日は若手投手や嶋捕手に助言し、

「楽天は溶け込みやすいチーム。若い選手が多く、自分も若さに乗せられてやってます」と

笑顔を見せた。

ブルペンでは４年目の浜矢の球を受け、大きな声で「今のボールは打ち取れるよ」などと鼓舞。

終わった後は、身ぶりを交えてフォームについて助言した。

浜矢は「腰の回転が甘いなど言ってもらった。ためになります」とうなずいた。

グラウンドでは嶋にワンバウンドの球の捕球姿勢についてアドバイス。

「会話することは自分やチームにとってもプラス。そうやって高めていかないとリーグ優勝や

日本一はない」ときっぱり。

梨田監督も「経験豊富でいろんな知識がある。気付いたことは言ってほしい。頼りにしてます」と

ベテランに期待した。


ドラ１藤平、岸の投球練習を直立不動で見学「余分な動作が１個もなかった」

藤平が５日、岸のピッチングに見惚れた。

沖縄・久米島キャンプで岸のブルペンでの投球練習を、後ろから見つめていた藤平。

直立不動でボールを目で追い「投げているときに余分な動作が１個もなかった」と目を丸くした。

この日で第１クールが終了。最後にはサトウキビ畑の間の坂をダッシュして練習を締めくくった。

２度ブルペン入りした５日間を振り返り「自分の中では思った通りに練習が出来ていると思う」と

充実感を口にした。


藤平、今Ｃ２度目のブルペンで好感触「強い直球あった」

　楽天春季キャンプ（４日、沖縄・久米島）

藤平が、今キャンプ２度目のブルペン入り。捕手を座らせて５２球を投げた。


２日の前回と比較し「指にかかった強い直球があった」と好感触。横浜高３年時に１試合だけ投げた

シンカーを試しており、「直球と同じ腕の振りと、同じ軌道から落としたい」と理想を掲げた。



藤平、摂津シンカー披露！昨夏甲子園で短期習得した“魔球”


藤平が４日、沖縄・久米島キャンプ２度目のブルペンで“魔球”を初披露した。

５２球中３球だけ見せたのがシンカー。

右打者の膝元に食い込むような変化を見せ「打者の頭の中に（シンカーが）あるだけで違うと思う」と

笑った。


覚えたのは昨夏の甲子園２回戦の履正社戦２日前。左打者が６人並ぶ履正社対策として習得し、

試合には敗れたが６回１／３を４安打無失点、７Ｋに抑えた。まだ投げ始めてから半年ほど。

「摂津さんの動画で、どう抜くかを見た。直球と同じ腕の振りで、

同じ軌道からボールが消えるというのを求めている」。中指と薬指で完全に挟むという独特の握りで、

ものにした。

シンカーは現在の日本球界では摂津（ソフトバンク）や石川（ロッテ）が操るが、使い手は少ない。

それでもいとも簡単にマスターし、球を受けた河田ブルペン捕手も「ちょっと（右打者の）内側に

動く感じがした」と証言。

スライダーやフォークも投げる右腕に梨田監督も「球種が豊富でいいね」と目を細めた。

「プロでどうなるか分からないので、紅白戦やオープン戦で投げて反応を見てみたい」。

１８歳とは思えぬ、分析力と吸収力だ。




ドラ９高梨を首脳陣高評価、新人最速のシート打撃登板も


ドラフト９位・高梨は４日、打撃投手として登板。

打者２人に３７球を投げ、安打性の打球は６本と順調な仕上がりをアピールした。

左の中継ぎとして期待は大きく、８、９日のシート打撃にも登板する可能性が出てきた。

防球ネットぎりぎりから、きっちりストライクゾーンへ投げ込んだ。「対バッターでストライク先行で

投げられた。

まずまず」。自ら志願しての打撃投手。「ブルペンには結構入ったので、バッターに投げて

反応を見たかった」と実戦派らしさを披露し、汗を拭った。

首脳陣の評価も上々だ。梨田監督は「変化球が手元で曲がってくる。すごくよかった」。

与田投手コーチも「変化球でもフォームが変わらなかった。

これは大事なこと。焦らせるつもりはないけど、実戦形式は（新人で）一番早いかも」と評価した。

社会人からのプロ入りだが、サイド転向から実質半年。「僕はまだ完成していない。

手探りで投げてたけど、（このキャンプで）チェックポイントが感覚的に発見できた。

それだけでも収穫」と笑った。成長途上の即戦力左腕が、次は実戦で存在価値を証明していく。


途中加入助っ人が多い楽天　最近5年間の外国人は？


途中加入助っ人が多い楽天


1日にプロ野球はキャンプイン。今季もカミネロ（巨人）、ジェンセン（ソフトバンク）、アラウホ（中日）など

多くの新外国人選手が入団した。新外国人の活躍がチームの命運を分けることも少なくない。

ここでは、最近5年間で楽天の新外国人選手がどんな成績を残したのか見ていきたい。

この5年間を見ると、毎年のようにシーズン途中に外国人が入団するなど苦戦している印象だ。

ただ球団初の日本一に輝いた13年は、メジャーで結果を残したジョーンズ、マギーの2人が日本でも

変わらぬ活躍を見せたのは記憶に新しい。

ジョーンズ、マギー退団後は、16年に加入したウィーラーが打線を引っ張る。

1年目は8月まで打率2割台前半と苦しんだが、9・10月で3割を超えるアベレージをマーク。

2年目の昨季は、チーム最多の27本塁打、88打点を記録した。


最近5年間の外国人1年目成績


【2012年】

5人の外国人が加入したが、その中で存在感を見せたのがハウザーだった。

ハウザーは育成選手として入団したが、3月29日に支配下登録されると、貴重な左の中継ぎとして

58試合に登板した。

一方野手陣は、4年ぶりに楽天に復帰したフェルナンデスが51打点を記録したが、

テレーロ、途中加入のハーパーとともに打率1割台と結果を残すことができなかった。


＜投手＞

ハウザー
12年成績：58試 1勝2敗1S 防3.17

ダックワース
12年成績：6試 3勝1敗 防3.22

＜野手＞

フェルナンデス
12年成績：129試 率.243 本3 点51
☆西武から加入

テレーロ
12年成績：34試 率.153 本1 点7

ハーパー
12年成績：19試 率.174 本0 点1
☆途中加入

【2013年】

球団初のリーグ優勝、日本一を達成した2013年は、メジャー経験者のジョーンズ、マギーの

両外国人が大活躍。

ジョーンズは4番打者として、26本塁打、94打点、四球はリーグ最多の105個を選んだ。

一方のマギーは、チームトップの28本塁打を記録するなど、リーグ優勝の立役者となった。

＜投手＞

レイ
13年成績：5試 0勝1敗 防3.26

＜野手＞

マギー
13年成績：144試 率.292 本28 点93

ジョーンズ
13年成績：143試 率.243 本26 点94


【2014年】

マギー、ジョーンズといったメジャー経験者が活躍したこともあり、メジャー通算150本塁打を

記録したユーキリスも活躍が期待された。

しかし、ユーキリスは日本の配球に苦しみ、21試合に出場して、打率.215、1本塁打、11打点と成績を

残せず、わずか1年で退団となった。

また、クルーズ、エバンス、ラッツ、ボウカーと4人の選手が途中加入するなど

、外国人選手に苦戦した。

＜投手＞

ブラックリー
14年成績：3試 1勝2敗 防5.54

ファルケンボーグ
14年成績：39試 3勝5敗20S 防2.87
☆ソフトバンクから加入

クルーズ
14年成績：29試 2勝2敗 防3.99
☆途中加入

＜野手＞

エバンス
14年成績：5試 率.111 本0 点1
☆途中加入

ラッツ
14年成績：15試 率.314 本5 点18
☆途中加入

ユーキリス
14年成績：21試 率.215 本1 点11

ボウカー
14年成績：65試 率.248 本7 点22
☆途中加入


【2015年】

15年も途中加入選手を含めると、7人の外国人を獲得した。

ウィーラーは8月終了時点で打率.204だったが、9月・10月で打率.336（107−36）と打ちまくり、

最終的に打率.255、14本塁打、50打点の成績でシーズンを終えた。

一方、広島から加入したミコライオ、復帰したハウザーは一軍登板なしに終わるなど、

この年も苦戦した外国人が多かった。

＜投手＞

レイ
15年成績：22試 5勝7敗 防3.79

ミコライオ
15年成績：一軍登板なし
☆広島から加入

ハウザー
15年成績：一軍登板なし

＜野手＞

サンチェス
15年成績：66試 率.226 本7 点18

ウィーラー
15年成績：91試 率.255 本14 点50

ペーニャ
15年成績：125試 率.268 本17 点40

ムリーロ
15年成績：9試 率.313 本0 点1
☆途中加入

【2016年】

16年もシーズン途中に2人の助っ人が加入するなど、外国人に苦労した印象だ。

ただ、途中加入したペゲーロは、8月に月間5本塁打を記録すると、9月が4本塁打、

10月が1本塁打と51試合の出場ながら、10本のアーチを描いた。

＜投手＞

ブリガム
16年成績：11試 0勝3敗 防5.24

リズ
16年成績：5試 0勝3敗 防6.94

＜野手＞

ゴームズ
16年成績：18試 率.169 本1 点7

アマダー
16年成績：39試 率.258 本9 点19

ペゲーロ
16年成績：51試 率.279 本10 点26
☆途中加入

ペレス
16年成績：24試 率.239 本5 点15
☆途中加入



今季加入した外国人


【2017年】

ハーマン
生年月日：1984年5月30日
出身地：アメリカ
身長／体重：193センチ／100キロ
投／打：右投／左打