イーグルスファンコミュの今江が骨挫傷で抹消　梨田監督「現実受け止める」

【１６日の予告先発】黒田、今季東京Ｄ初登板　田口と“再戦”


　◇セ・リーグ

　巨人・田口―広島・黒田（東京ドーム）

　ヤクルト・石川―ＤｅＮＡ・井納（松山）

　中日・山井―阪神・岩貞（ナゴヤドーム）

　◇パ・リーグ

　日本ハム・加藤―ロッテ・大嶺祐（札幌ドーム）

　オリックス・金子―西武・十亀（ほっともっとフィールド神戸）

　ソフトバンク・バンデンハーク―楽天・塩見（ヤフオクドーム）



楽天また離脱者、今江が骨挫傷で抹消　梨田監督「現実受け止める」


今江が１５日、出場選手登録を抹消された。

１３日のロッテ戦（コボスタ宮城）で左腕に死球を受け、左尺骨骨挫傷と診断されたため。

当初は打撲の診断だったが、この日都内の病院で再検査を受けたところ骨挫傷と判明。

約３週間患部を安静にして様子を見る。

楽天は藤田、岡島に続き開幕戦スタメンだったレギュラーの離脱は３人目となった。

梨田監督は「選手には“何とかして踏ん張ってくれ”と話をした。現実を受け止めるしかない」と淡々と

話した。

今江は開幕戦から１５試合連続で出場したが、１４日のロッテ戦で今季初めて欠場。

ここまで打率・２８１、６打点の成績を残していた。



投手再転向の片山、２年ぶりの１軍登板目指す「ゾーンでしっかり勝負」


投手に再転向した楽天の片山が１４日、仙台市の泉練習場でブルペン入り。１９１センチの長身から

投げ下ろし、直球を低めに集め、切れ味鋭いシュートも投げた。

投手としてプロ入りから９年間投げ続けてきたが、左肘を痛めて昨年２月に野手転向。

左肘が回復したこともあり、先月、投手再転向が発表された。

昨季は野手としてバットを振り込んだ。「打者として打席に立ってみて思ったのは『投手はゾーンで

しっかり勝負できればいい』ということ。投手は厳しいところに投げようとしすぎてボールになってしまう」

と、経験を生かすつもりだ。

２０１０、１１年には２年連続５０試合登板を達成するなど、主に中継ぎで２０６試合に登板した

実績がある。しかし今季は育成契約で、背番号は入団時の２８から９１、そして００１に変わった。

「１軍で、左を抑えてナンボ」と、２０１４年８月１６日のロッテ戦（コボスタ）以来の１軍マウンドを目指す。



オコエ、痛烈な中前打！イースタンで先発出場


　◆イースタン・リーグ　楽天―巨人（１５日・ジャイアンツ球場）

１４日に２軍降格が決まったオコエが１５日、イースタン・リーグ、巨人戦（Ｇ球場）に「１番・中堅」で

先発出場した。

初回、巨人の先発・内海に２球で追い込まれたが、ファウルで粘ってフルカウントから痛烈な中前打。

「一番高いレベルの投手の球を見られたし、（松井）稼頭央さんの守備も見られていい経験になった」と

収穫を明かしていたが、降格後、即スタメンですぐに結果を残した。

オコエは３月１９日の巨人とのオープン戦（東京Ｄ）でも山口から左前打を放っていた。

チームはオコエを育成を兼ねて１軍ベンチに置きながら２軍戦に出場させる方針だったが、

故障者が続出。野手枠に余裕がなくなったための措置として２軍に降格していた。




吉持「試合出られる」右太もも痛からの復活アピール


吉持が１４日、右太もも痛からの復活をアピールした。

３月３１日のイースタン・ＤｅＮＡ戦（利府）で右太ももに違和感のような軽い痛みを覚えた。

「このまま無理をすると、けがにつながりそうだったので大事を取りました」と吉持。

試合には出ずに慎重に調整し、「もう痛みはないです。自分としては試合に出られる状態」と話した。

この日も仙台市の泉練習場で打撃練習や走塁練習で軽快な動きを見せ、元気いっぱい。

同期の茂木は開幕から１軍でプレーしているが「長い期間で見ていきたい」と、

焦らずに１軍昇格を目指す。





立花球団社長「優勝が一番のサプライズ」福島大で講義

立花陽三球団社長が１５日、福島市の福島大学で、２年連続となる「スポーツ経営実践論」の

講義を行った。

２０１２年に球団社長に就任後、広告収入よりもチケット収入で売り上げを伸ばす方針にかじを切り、

観客増員に成功。その結果、広告効果のアップにもつながったという。約２００人の学生は

興味深そうに耳を傾けていた。

立花社長は今年の球団方針「サプライズ」について、「球場に来た人が『なんじゃ、これ！？』という

サプライズがないと。試合がメインなんですけど、それ以上に驚かせるような仕掛けを

いっぱい作っていきたい」と話した。

この日の講義でも、学生たちへサプライズで今江敏からのビデオメッセージが流れた。

東日本大震災の復興支援として、福島・いわき市の小中学校訪問をしている今江を、

立花社長は「本当に熱い男。ゴールデンスピリット賞も受賞しているんです」と、プロ野球人の

社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」に触れて紹介した。

コボスタは今季、人工芝から天然芝に張り替えられ、５月には観覧車も完成予定。

ファンにとってはサプライズの連続だが、立花社長は「（２年連続）最下位のチームが

優勝するのが一番のサプライズ」と、力を込めた。





マー君、ダルらも熊本地震を心配　川崎は「友達無事だった」


熊本地震を受け、米大リーグで活躍する日本選手は１４日、一様に心を痛めた。

ヤンキースの田中将大投手はプロ野球楽天時代に東日本大震災の被災地を目の当たりにしており、

ブルージェイズ戦が行われたトロントで「これ以上被害が広がらないことを願っている。

力を合わせて乗り越えられると信じている」と神妙な面持ちだった。

レンジャーズのダルビッシュ有投手は地震の大きさに表情を曇らせた。

短文投稿サイトのツイッターに災害用の安否確認方法などをつぶやき「必要としている人が一人でも

いる可能性があるので。ちょっとでも力になれるかな」と話した。

鹿児島県出身のカブスの川崎宗則内野手は地震発生後に親族、友人の無事を確認。

時差があり、連絡がとりにくい状況だったが「友達と話ができてみんな無事だった」と胸をなで下ろした。

ドジャースの前田健太投手は、２０１４年に古巣の本拠地、広島市で起きた土砂災害を振り返り

「支援できることがあれば協力することが大切」と話した。当時は被災者にマットレスを寄付しており

「現状を把握して、できることがあれば力になりたい」と支援の意向を示した。



１８日マーＶＳ岩隈正式決定　日本で同僚の投手同士対決は初


ヤンキース田中の次回登板が１７日（日本時間１８日午前２時５分開始）のマリナーズ戦に

正式決定した。マ軍も同日の岩隈の先発を発表し、元楽天のエース同士による対決が実現する。

日本投手の投げ合いは過去１１度あるが、日本で同僚だった投手同士の投げ合いは初めてとなる。

１４年には両者の投げ合いが雨で流れたことがある。

今季も２戦連続でスライド登板を強いられている「雨男」の田中だが、１７日のニューヨークの

天気予報は晴れで降水確率は０％。

それでも登板日程を明かしたラリー・ロスチャイルド投手コーチは「雨で中止じゃないか」と

冗談交じりに話した。