イーグルスファンコミュの楽天は「１位平沢」を確認　「ぶれない。背番号も決めている」

楽天は「１位平沢」を確認　「ぶれない。背番号も決めている」


楽天は東京都内でスカウト会議を開き、地元の宮城・仙台育英高の平沢を１位指名することを

あらためて確認した。

星野球団副会長は「わしがぶれるわけないやないか。背番号まで決めている」と話した。

野手を１位で獲得すれば球団初となるが、梨田新監督は映像を確認する必要すらなかったという。

「甲子園やＵ―１８（１８歳以下Ｗ杯）で目に焼き付いている。映像は“なしだ”」と得意の冗談で

ラブコールを送った。



＜ドラフト＞努力家の平沢　東北で開花を

プロ野球新人選手選択会議（ドラフト会議）が２２日、東京都内のホテルで開かれる。

東北で最も注目されるのが、今夏の甲子園大会準優勝校、仙台育英高の平沢大河遊撃手（１７）だ。

東北楽天の星野仙一球団副会長は１位指名を公言しており、「地元球団で活躍する姿が見たい」と

周囲の期待が高まっている。

平沢選手は甲子園大会で３本塁打を放ち、Ｕ−１８（１８歳以下）ワールドカップでも

日本代表の準優勝に貢献。国体出場後の今月１日、日本高野連にプロ野球志望届を出した。

現在はプロ入りを見据え、多賀城市の仙台育英高練習場で体づくりに励む。

宮城県多賀城市生まれ、同市城南小、高崎中を卒業した。東北楽天の１位指名方針を

「球団ができたときから（試合を）見ているチームなので、親しみを感じている」と好意的に受け止める。


　プロを意識したのは、昨年秋の明治神宮大会決勝で浦和学院高（埼玉）を破り、

「全国でも自分のプレーがひけを取らないと感じた」ときだった。プロから走攻守のセンスが高く評価

されている。が、人一倍の努力を欠かさなかった。

小学１年で入団した塩釜ドラゴンズの石田和弘監督は、チーム練習前の朝、グラウンドで１人黙々と

ベースランニングをしていた姿を思い出す。「４年生で既にスーパースター。

将来はプロに行く子だと思った」と言う。

中学時代は七ケ浜リトルシニアで主将を務め、３年間で打率４割超。遊撃の守備では中堅に抜けそうな

当たりを難なくさばいていた。

当時監督の星伸一総監督は「おとなしい子だったが、プレーでナインを引っ張っていた」と語る。


副主将だった塩釜高（宮城県塩釜市）３年の相沢友彦君は当時、平沢選手の手を見て

「タコがすごかった。見ていないところで、ものすごくバットを振っていたんだ」と驚いた。

「楽天に入ってほしい。足を運んで応援したい」と望む。

仙台育英高の佐々木順一朗監督が「ストイックで責任感もある。野球が好きで、まさに野球小僧」と

評する平沢選手。「指名されるかどうか分からないが、すごく楽しみ」と運命のドラフトを待つ。





名手・藤田、工夫で天然芝攻略だ「よりフットワークを」


コボスタ宮城が来季から天然芝に改修されるのを前に、２年連続でゴールデングラブ賞を獲得している

藤田が２０日、備え始めた。

「打球の勢いが死ぬので、よりフットワークをよくしないといけない。守備練習も工夫します」。

今季終盤に痛めた右膝が回復すれば、１１月２日から始まる岡山・倉敷市での秋季キャンプに

参加する予定だ。　



梨田監督「経験のない練習させたい」

梨田昌孝監督が２０日、仙台市のコボスタ宮城で行われている秋季練習の視察を終えた。

岡山県倉敷市で１１月２日に始まる秋季キャンプから、本格的に指揮を執る。

１８日から参加した練習では積極的に選手、コーチに話し掛けるなどして個々の調子や課題を

確認した。「いい練習ができていた。本格的には倉敷（秋季キャンプ）から」と述べた。

秋季キャンプでは「経験したことのない練習をさせたい」と構想を練る。

さまざまなフォームで打撃練習をすることを一例に挙げ、「ちょっとした遊びの中で、気付くことが

あるかもしれない」と話した。

２０日は就任あいさつでスポンサー企業を訪れた後、仙台を離れた。

２２日のドラフト会議には出席する。



梨田監督、改革第１弾は「モノマネ打法」秋季キャンプで試す


梨田監督が打線の立て直しへ、１１月２日からの秋季倉敷キャンプでナインに「モノマネ打法」を

試させる。

自身の現役時代の打ち方である両腕を細かく動かす「こんにゃく打法」や

王貞治氏の「一本足打法」など、あらゆる打ち方をトライするよう勧めた。

　「こうしたらタイミングが取りやすいとか、何か気付くことがある。目覚めさせることが大事。

春のキャンプは実戦中心になるからユニークな練習は秋にしかできない」。

新監督は、この日でコボスタ宮城で行われている秋季練習の視察を切り上げた。