イーグルスファンコミュの楽天連敗ストップ！！「何とか勝ってやろうという気持ち」

【２８日の予告先発】阪神・藤浪、自己最多タイ１１勝目挑戦


◇セ・リーグ

巨人・高木勇―中日・ネイラー（東京Ｄ）

ＤｅＮＡ・三嶋―広島・福井（横浜）

阪神・藤浪―ヤクルト・ロマン（甲子園）

◇パ・リーグ

楽天・レイ―西武・十亀（コボスタ宮城）

ロッテ・涌井―オリックス・近藤（ＱＶＣマリン）

ソフトバンク・中田―日本ハム・吉川（ヤフオクＤ）



楽天連敗ストップ！３投手の継投でオリックスを完封！戸村７勝目


パ・リーグ 楽天６―０オリックス （8月27日 ほっと神戸）


楽天は投打がガッチリとかみ合ってオリックスに快勝。１６日の日本ハム戦から続いた連敗を

８で止めた。

楽天は３回、３本の安打で１死満塁とすると、松井稼の右犠飛で先制。さらにペーニャの左前適時打で

この回２得点を挙げた。５回にもウィーラーの適時打など４安打を連ねて４得点と試合を優位に進めた。

先発の戸村は７回６安打無失点と好投を披露して７勝目をマーク。８回からは武藤がマウンドに上り、

９回は西宮が試合を締めてオリックス打線に得点を許さなかった。


楽天の連敗８でストップ　先発戸村７回０封７勝目


楽天が３回に２点先制。一死満塁から松井稼が右犠飛。続くペーニャが左前適時打を放った。

楽天が５回に４点を加えた。松井稼、ウィーラーの適時打、さらに押し出し四球と藤田の中犠飛もあり

リードを６点に広げた。

楽天戸村は７回無失点で７勝目。チームの連敗を８でストップした。



戸村の力投で連敗ストップ！「何とか勝ってやろうという気持ち」

戸村がチームの連敗ストッパーとなった。

戸村はオリックス打線を相手に７回を投げて６安打無失点と好投を披露。奪三振も７つ奪う力投で

今季７勝目を手にし、１６日の日本ハム戦から続いたチームの連敗も８で止めて見せた。

「何とか先頭打者を抑えられたことと味方のよいプレーがあったので乗っていけた」とこの試合での

１１７球を振り返る戸村。２０日に登板した西武戦では５回途中６失点。

「前回、悔しいピッチングをしているので、何とか勝ってやろうという気持ちだった」と語気を強めた。

その思いが打線にも乗り移り、先発全員の１４安打６得点と戸村の気持ちに応えた。

「本当に心強く、楽に投げられた」。そうチームメートに感謝する右腕は自身初の２桁勝利まであと３勝。

「勝ち星はいろいろな要素があってつくもの。あまり気にせずに、任された役割をしっかりこなしたい」と

謙虚に応えた。


戸村選手 ヒーローインタビュー


記者：今日はチームが連敗してる中での登板となりましたがどのような気持ちで試合に臨みましたか？


戸村：前回、悔しい内容のピッチングでしたのでなんとか買ってやろうという気持ちでした。

記者：その中で無失点の好投でした。ご自身、振り返ってどんな内容のピッチングでしたか？


戸村：なんとか先頭打者を抑えていけたと思いますし、味方のいいプレーもありましたので

自分も乗っていけました。

記者：今お話にもありましたが、先発全員安打となりました。ご覧になっていかがでした？


戸村：本当に心強かったし、いっぱい点をとっていただいて気持ちてきにも楽に投げれました。


記者：戸村投手、今日で7勝目。自身初の2桁勝利も近づいてきましたね。

戸村：勝ち星はいろんな要素があってつくものだと思うので気にせず任されたところをしっかり

抑えていこうと思います。

記者：イーグルスは今日で神戸での試合が最後となりました。今日もたくさんのファンのかたが

来られています。最後にメッセージをお願いします。

戸村：今日も熱い応援、本当にありがとうございました。次もしっかりとしたピッチングができるように

頑張ります！.



ウィーラー、リード広げる適時打「無我夢中だったから球種はわからないよ」


ウィーラーが、５回に追加点のタイムリーを放った。

３点リードの１死一、三塁で、ディクソンの低め直球を中前にはじき返した。１２打席ぶりのヒットが

適時打となった４番は「みんながチャンスをつないでくれたから何とか結果を出したかった。

必死で無我夢中だったから打った球種はわからないよ！」と、笑顔をはじけさせた。




ペーニャ、連敗脱出へディクソン撃ち「カーブにうまく対応」


ペーニャが、３回に追加点を奪う適時打を放った。

この回、松井稼の右犠飛で１点を先制し、なおも２死二、三塁のチャンスで、

オリックス先発・ディクソンから左前へタイムリー。

「打ったのはカーブ。ディクソンにはいつもカーブでやられていたから、カーブを頭に入れて打席に

入りました。うまく対応できたと思います」。

２６日の同カードで左手首に死球を受け、左前腕打撲と診断されたが、この日は元気にスタメン出場し、

結果を出した。



ペーニャ「いつもやられていた」カーブを適時打

ペーニャが点差を広げる適時打を放った。

１点リードの３回２死二、三塁からオリックス先発ディクソンのカーブをとらえ、三遊間を破る。

三塁走者は楽々と生還したが、二塁走者はオリックス小田の好返球に阻まれ本塁でタッチアウトと

なった。

それでも貴重な２点目をたたき出し「ディクソンにはいつもカーブでやられていたから、

カーブを頭に入れて打席に入りました。うまく対応できた」とコメントした。



稼頭央、２打席連続適時打で昨季４６打点並んだ「うまく反応」

松井稼が、５回に２打席連続打点となるタイムリーを放ち、早くも昨季の４６打点に並んだ。

２点リードの５回１死二塁で、ディクソンの低め直球を中前へ運んだ。

３回の右犠飛に続く追加点の適時打に「特に球種を絞ったわけではないですが、

体がうまく反応して打てました。まだまだ打たないとね」と話した。




稼頭央、先制犠飛「最低限の仕事」

松井稼が、３回に右犠飛で先制点を挙げた。

１死から嶋、西田、島内の３連打で作った満塁のチャンスに、カウント３―１から、

オリックス先発・ディクソンから右翼へ大飛球を放った。右翼・糸井に好捕されたが、

犠飛には十分だった。

「チャンスでバッティングカウントだったので、自分のスイングをすることだけ考えていました。

最低限の仕事はできたと思います。もっと追加点を取って戸村を助けたいね」と話した。




松井稼が先制犠飛「最低限の仕事はできた」

松井稼頭が先制の犠飛を放った。

３回１死満塁からオリックス先発ディクソンの１３３キロの変化球をとらえた。

右翼方向への大きな飛球となるがオリックス糸井が好捕。しかしタッチアップするための飛距離は

十分で三塁走者の嶋が楽々と生還し、先制となった。

「自分のスイングをすることだけを考えていました。最低限の仕事はできたと思います」とコメントした。



美馬、４度目の右肘手術決断のウラ「野球ができるだけで幸せだし、ありがたい」

右肘の関節炎で出場選手登録を外れている美馬が、９月初旬にクリーニング手術を受けることに

なった。このニュースを耳にしたとき、これで４度目の手術になるが、勇気ある決断を下したなと感じた。

同投手は過去に、藤代高３年夏、中大２年春と４年春の計３度、生命線の右肘にメスを入れた経緯が

ある。

患部には、靭帯移植手術などでいまもボルト３本が埋め込まれたままだ。自分が楽天担当

（２０１３−１４年）だった当時、右肘の状態を取材したところ、約１５センチの縫い跡をさすりながら

こう話してくれた。

「何針縫ったかはもう忘れました。見た目はボロボロですよね。それでも、投げられる喜びが

あるんです。

野球ができるだけで幸せだし、ありがたいです。手術直後も、野球ができなくなるかもしれないなんて

落ち込んだこともない。これで、また野球ができるとしか考えなかったです」

恐るべし前向き思考だな、と思わずうなった。プロ野球選手、とくに投手となれば手術決断には時間を

要するはず。

必ずマウンドに立つという固い決意があるからこそ、迷わず手術を選択し、復活までの厳しいリハビリと

トレーニングを可能にしたのだろう。しかも、３度だ。

スポーツ医学は近年、飛躍的に発達。通称トミー・ジョン（初めて肘の側副靱帯再建手術を受けた

選手名）手術を受けた投手は、手術前とほぼ同じ球速を投げられるように回復するといわれている。

３月に右肘を手術した、大リーグのレンジャーズ、ダルビッシュ有も、患部について

「痛みもないし、違和感もなくできている」と取材に応じていた。

私事だが今年３月下旬に、利き腕ではない左肩の腱板を断裂して、肩に５カ所穴をあける

内視鏡手術を受けた。術後は、患部が熱くて痛くて腕がぶら下がっているだけで、趣味の釣りと

草野球はおろか腕が上がるか心配だった。しかし、いまも週に１度のリハビリを続けており、

予想以上に回復。完治まであと１カ月という状況まできた。

手術を受けたからこそ気がついたことがある。けがを克服したアスリートの苦労が分かり、

復活を遂げた選手に改めて敬意を抱くようになった。

美馬学といえば、楽天が初めて日本一を制した２０１３年、日本シリーズＭＶＰに輝いた右腕だ。

それまで、度重なるけがを乗り越えた。栄光と挫折を知る男が、再びマウンドに立つ姿を誰もが

待ち望んでいる。