イーグルスファンコミュの「まだまだ課題多い」

【１６日の予告先発】巨人・杉内ＶＳヤクルト・石川

　◇セ・リーグ

巨人・杉内―ヤクルト・石川（東京Ｄ）

中日・大野―阪神・能見（ナゴヤＤ）

広島・ジョンソン―ＤｅＮＡ・井納（マツダ）

　◇パ・リーグ

日本ハム・吉川―オリックス・ディクソン（札幌Ｄ）

楽天・レイ―ロッテ・石川（コボスタ宮城）

ソフトバンク・摂津―西武・菊池（ヤフオクＤ）

福田、絶好調「まだまだ課題多い」

福田将儀外野手が走攻守に存在感を発揮している。盗塁数はチームトップタイの５。

１番を務めるようになった４日以降は出塁率３割６分８厘と役目を果たす。

「ここまでできるとは思っていなかった。びっくりしている」と目を輝かせる。

　中大からドラフト３位で入団し、新人野手でただ一人、開幕１軍入りした。

代走や守備固めでの起用が多かったが、４月１８日の日本ハム戦での一つのプレーが転機となった。

４－２の九回、西川遥輝内野手の大飛球をジャンプして好捕。守備力の高さを買われ、

先発出場の機会が増えた。

課題だった打撃でも同２８日のオリックス戦で初の１試合３安打をマーク。

ここまで４度の猛打賞は藤田と並びチームトップだ。「初安打までは気持ちが先走っていたが、

いまは落ち着いて打席に立てる。狙ったボールを打てている」と手応えを口にする。

首脳陣は当初、聖沢、岡島両外野手らに１番を託す構想だったが、２人とも打撃不振で２軍に降格。

穴を埋める働きの福田について、橋上秀樹ヘッドコーチは「実戦向き。

守備と走塁は一定の評価をしていた。打撃で対応力があるところを見せて、チャンスをつかんだ」と

話す。

　野手でパ・リーグの新人王になったのは１９９８年の小関竜也外野手（西武）以来いない。

「とにかくチームに貢献すること。その先に（賞を）もらえればうれしいが、まだまだ課題は多い」と福田。

気の早い期待を抱かせるほど、背番号２４に勢いがある。