イーグルスファンコミュの元楽天の中村さん中学硬式野球チーム来月設立

【２８日の予告先発】巨人・ボレダ　ＶＳ　ＤｅＮＡ・山口


◇セ・リーグ

巨人・ポレダ―ＤｅＮＡ・山口（東京Ｄ）

阪神・岩田―中日・バルデス（京セラＤ）

広島・ジョンソン―ヤクルト・石川（マツダ）


◇パ・リーグ

日本ハム・武田勝―楽天・レイ（札幌Ｄ）

西武・野上―オリックス・バリントン（西武Ｄ）

ソフトバンク・スタンリッジ―ロッテ・チェン（ヤフオクＤ）




開幕前に嶋主将「ロースコアの勝負」


東北楽天の主将、嶋が日本ハムとの今季開幕戦を前に抱負などを語った。


　−開幕戦は則本が大谷と投げ合う。


「乱打戦は考えにくい。ロースコアの試合になるだろう。勝負するところ、しないところを則本と話し合い

ながらやっていきたい」


　−どんなリードを意識しているか。


　「則本は３年連続の開幕投手で、責任を感じているだろう。緊張しているだろうが、いつも通りの

パフォーマンスを出せるように（リード）したい」


　−警戒する打者は。

　「中田（翔）選手。打たれてしまうと、日本ハム打線が波に乗ってくる。球場の雰囲気を変える力を

持っている」


　−大谷をどう攻略するのか。


　「速い直球に対応できるかどうか。ファウルで粘って、１球でも多く投げさせ、塁に出たい」


　−主将として開幕戦を迎える心境は。


　「いつも以上に心も体も引き締まっている。いい流れで本拠地開幕を迎えられるよう、

勝ち越して仙台に帰りたい」



嶋−則本の開幕バッテリーが下馬評低いチームに反発心を呼ぶ／球界ここだけの話


話が進む中で、昨秋の日米野球の話題になった。第３戦（東京ドーム）で則本が先発し、

５回をパーフェクトに抑えた一戦だ。嶋は苦笑いで、振り返る。

　「（登板予定が）五回までということもあって、ぶっ飛ばしてんな？！　と思いました。

これは（試合前練習の）ブルペンから。しかも、プレーボール直後の初球が（力んで）真っすぐの

ワンバウンドだった（笑）。ああ、これ、かなり飛ばしてんなぁ〜と」。

力むワケは、則本の反骨心にあった。前田（広島）、金子（オリックス）、大谷（日本ハム）らに注目が

集まる中で、持ち前の負けじ魂に火がついていた。


「僕は甲子園にも出ていないし（アマチュア時代に）全国優勝したわけでもない。

やっぱり僕は光を浴びてきた人間じゃないんです」。そういう右腕が、メジャーリーガー相手にＮｏ．１の

インパクトを残し、結果的に「人生最高の投球ができました」と自信につなげた。

則本は、２年間、抜群の実績で一流投手のオーラをまとう空気を感じる。

嶋は侍ジャパンと楽天でも主将を任されるように、生まれ持ったリーダーシップがある。

若くして多くの物事を背負ってきた威厳が雰囲気からにじみ出ている−と感じる。

自分の言葉で、力強く話す。言葉に力がある。取材対応は一流。それが２人の共通点だ。


２７日、プロ野球の２０１５年シーズンが各地でスタートする。楽天は札幌ドームで日本ハム戦。

各メディアで、評論家たちが行う順位予想では、大久保新監督率いる楽天の下馬評は低い。

そんな声を反発力に変える投球を開幕バッテリーに期待している。


元楽天の中村さん中学硬式野球チーム来月設立


プロ野球、元東北楽天の中村真人さん（３３）が４月５日、仙台市などで活動する中学生の硬式野球

チーム「極（きわみ）ベースボール」を設立する。

プロを目指す少年の養成所と位置付け、東北や関西などの高校野球強豪校へ選手を輩出したい

考え。

中村さんは「高校以降にプロ注目の選手になれるように、中学のうちに基礎となる心技体を育んでもら

いたい。進学面でも高校とのパイプ役になりたい」と目標を掲げる。

中村さんは奈良県出身。中学時代から硬式野球チームで腕を磨いた。奈良・智弁学園高−近大−

シダックスとアマ球界の強豪を経て、２００７年に東北楽天入り。巧打の外野手として１２年までの６年間

活躍した。


　引退後に関わってきた仙台市内の野球団体関係者の協力を得て、チーム発足にこぎ着けた。

「中学から本気でプロを目指すための硬式チームが関西には多い。東北にも同じようなチームがあって

いいはず」と常々感じていたという。


中村さんはチームの総監督として打撃、守備、走塁などを教える。シダックスと東北楽天時代に指導を

受けた野村克也元監督流の野球に取り組む姿勢を伝え、「自分で感じて考えながら主体的に行動でき

る選手を育てたい」と考える。チームには中村さんをサポートする技術指導者のほか、トレーナーも

在籍して強化メニューに万全を期す。


練習は仙台市泉区や利府町のグラウンドなどで月に１５回程度行う。

選手を今月３１日まで募集している。２８日には泉区の仙台市泉総合体育館でチーム説明会を開く。


連絡先は極ベースボール０２２（２７４）５０８９。