イーグルスファンコミュの超攻撃型、機能するか　外人３人同時起用

則本４回１安打０封「何かつかめた部分がある」

＜オープン戦：楽天３−１ヤクルト＞◇１４日◇静岡


則本が先発し、４回１安打無失点２奪三振の好投を見せた。当初は３イニングの予定だったが、

「何かつかめそうだったので、もう１イニング行かせてください」と志願し、登板した。

１４０キロ台後半の直球と落差のあるチェンジアップで、ヤクルト打線を寄せ付けなかった。

「本来の自分の投球ができそうな感じでした。つかめた部分はあります」と手応えを口にしていた。



則本、右前腕に直撃弾食らっても４回１安打無失点


楽天の開幕投手に内定している則本が、ヤクルト戦に先発し４回１安打無失点、２三振だった。

「けがなくやれたことが何よりの収穫。とにかくけがをしないことを第一に徐々に調子を上げて、

開幕を迎えたい」。最速は１４８キロをマーク。一回二死からミレッジの打球が右前腕を直撃するが、

志願の続投。３月２７日の開幕戦（日本ハム、札幌ドーム）まで、残す調整登板はあと１度となった。




ペーニャ、新天地初アーチ！「初めてのホームランはうれしいね」

ペーニャが１４日、ヤクルトとのオープン戦（静岡）で待望の新天地初アーチを放った。

３回１死から小川の高めに浮いた直球をとらえて、左翼ポール際へ放り込んだ。

「（バットの）芯を外して詰まらせて打ったのだけど、風もあって、結果的にホームランになってよかった。

イーグルスに来て初めてのホームランはうれしいね」と持ち前のパワーを発揮。初回１死三塁から、

三遊間を破る適時打も放った。

９日に正式契約が発表されたばかりで、練習試合を含めて実戦４試合目。

今季オープン戦でのヒット、打点、本塁打と“初物尽くし”の活躍で、４番としての存在感を見せつけた。


超攻撃型、機能するか　外人３人同時起用


東北楽天が外国人の起用法に知恵を絞っている。抑えの切り札ミコライオ投手が椎間板ヘルニアで

離脱したため、１軍で出場できる４人の外国人枠のうち、投手はクルーズの１人、野手はペーニャ、

サンチェス、ウィーラー各内野手の３人とする方向で検討している。外国人３人が打線に入る

「超攻撃的な打線」（大久保博元監督）が機能するか。開幕まで試行錯誤が続きそうだ。


１０日のペーニャ合流以降、実戦全３試合で外国人野手３人を同時に先発起用した。

１１日にあった西武との練習試合では４〜６番にペーニャ、サンチェス、ウィーラーを並べ、

相手の配球や得点力をチェックした。


　「３人ともパワーがあり、並べると迫力がある」と指揮官。

だが、「３人が並ぶと（東北楽天が今季掲げている）『超機動力野球』はできない」とも。

中軸以外に得点源をつくれるか試すため、１４日のオープン戦（対ヤクルト）では、

選球眼もいいウィーラーを２番で先発させる方針だ。


オリックスで昨季３２本塁打、９０打点を挙げたペーニャは「４番・指名打者」がほぼ確実。

サンチェスはオープン戦８試合で打率２割２分７厘、打点ゼロと本調子でないが、「内容は悪くない。

日本の配球とストライクゾーンに慣れれば大丈夫だろう」（田代富雄打撃コーチ）と期待は高い。


ウィーラーはオープン戦でチームトップの２本塁打、６打点をマークし、４戦連続安打中と絶好調。

内外野を守れる器用さがあり、柔軟な起用に対応できる。


大久保監督はミコライオの離脱に伴い、試合後半の失点が増える事態を想定。

外国人野手３人の同時起用による攻撃的プランが浮上した。課題の得点力不足解消につながるか。

打線の組み方に注目だ。



福山闘志　１軍昇格決まる


東北楽天の救援陣の柱、福山博之投手が調子を上げている。

２軍の春季教育リーグで４試合に登板し、３回２／３を投げて１失点とまずまず。１軍昇格が決まり、

「いつでも投げる準備はできている」と闘志をみなぎらせる。


１２日にあった春季教育リーグのヤクルト戦で、九回に５番手として登板。最終調整として打者２人に

８球を投げ、無失点で終えた。試合後、１軍が１４日からオープン戦を行う静岡に向かった。


昨季は中継ぎとしてチーム最多の６５試合に登板し、６７回１／３を投げ、防御率１．８７と活躍した。

今季は昨季を上回る登板数、投球回数が目標。キャンプイン後は毎日ブルペンで投げ込みを続けるな

ど、「１年間投げられる体づくりをしてきた」と胸を張る。


杉山賢人２軍投手コーチは福山の状態について「もう大丈夫。あとは１軍の打者に対して投げるだけ」

と太鼓判を押す。


抑えの新外国人ミコライオが椎間板ヘルニアで離脱したため、救援陣のやりくりが大変になりそう。

「任されたところで投げるだけ。試合の流れを引き寄せる投球をしたい」。

背番号６４の右腕は２年連続のフル回転を誓った。



デーブ監督、守護神松井裕を最終テスト


楽天は守護神松井裕を最終テストする。

大久保監督が「９回は早めに決める。（抑えの）筆頭は松井。名古屋からそういう使い方をしていく」と

２０日からの中日戦（ナゴヤドーム）で抑えの適性を見る。対抗候補には青山、クルーズの名前を挙げ

たが、三振が取れる点などで頭１つ抜けていると説明した。また松井裕は今年の登場曲をＤＵＦＦの

「君に贈る詩」に変更することを決めた。「曲が良いんで」と心機一転守護神の座をつかみにいく。




安楽の登場曲はファンモンの「ありがとう」

安楽の入場曲がＦＵＮＫＹ　ＭＯＮＫＥＹ　ＢＡＢＹＳの「ありがとう」に決まった。

同歌手の曲は１３年に田中（現ヤンキース）が登場曲にしていた「あとひとつ」が有名。

日本シリーズ第７戦では球場全体で合唱し、日本一を後押しした。

田中の移籍後、同歌手を使用する選手はいなかったが安楽が継承する。

２年間は２軍で育成する方針を球団が示しており、当面はファームの試合で鳴り響きそうだ。


マー君　次戦は１９日、再びブレーブス戦　右肘問題なし

オープン戦初登板から一夜明けたヤンキースの田中は通常通り守備練習などのメニューをこなした。

ロスチャイルド投手コーチは１８日（日本時間１９日午前７時５分）に敵地フロリダ州オーランドで

再びブレーブスを相手に投げる予定を明かした。

前日のブレーブス戦はわずか１９球で２回を完璧に抑えた。ロスチャイルド投手コーチは

好投を喜びつつ「きょうも状態はいいようだ」と話し、昨季痛めた右肘に問題がないことを強調した。