イーグルスファンコミュの「俺はまだやれる」

藤江「俺はまだやれる」

　昨季オフにＤｅＮＡを戦力外となり、東北楽天に今季加入した藤江がはつらつとしている。

「俺はまだやれる」。春季キャンプでチーム最多の１０００球以上を投げ込んだ右腕の顔には、

喜びと自信がにじんでいる。


キャンプ中、１日に２２０球を投げた日もあった。「肩は消耗品という考え方もあるが、投げ込んで

フォームを固めるのがスタイル。体が疲れた状態の時（課題などに）気付くこともある」。

２０１１、１２年は計９９試合に登板。タフさが売りだ。


やみくもに投げるわけではない。８７球を投げた１４日のブルペンでは、アウトカウントや走者を細かく

設定。審判や捕手に「ボール１個分ですか」などと尋ね、常に際どいコースを狙っていた。


ブルペンで時折見せるえくぼのできた笑顔も印象的。「受けてくれる捕手もしんどいのに、しんどい顔は

できない」。ＤｅＮＡで投手リーダーを務めただけあり、気配りも自然とできるようだ。


６、７日の紅白戦は連投し、計２回１安打無失点。ブルペンを担当する吉田投手コーチは

「制球が良く、経験がある。どちらもピンチで必要なものだ」と評価する。


５０試合登板が目標。「拾ってくれたチーム、支えてくれた家族のために頑張る。それしかない」。

２９歳は表情を引き締めた。


楽天１軍沖縄本島で始動　大久保監督「楽しみ」

楽天は対外試合の拠点とする沖縄本島の金武町ベースボールスタジアムで１軍練習をスタート

させた。

同球場と宜野座で予定される４試合の練習試合を前に「試合をやるために練習してきたわけだから

楽しみ。失敗は勉強になるし、成功は自信になる」と大久保監督。１５日の韓国サムスン戦に先発する

２年目右腕・横山は「最初のイメージが大きいと思うので、いい投球をしてローテーションを

勝ち取りたい」と気合を入れた。



緊急オペ！松井裕、ノーワインドアップの２段モーション修正


　緊急オペだ。松井裕が１４日、沖縄・金武町での２次キャンプでブルペン入りし、１２日の紅白戦で

審判団に指摘された２段モーションの修正に着手した。先発ローテ＆クローザー候補の２年目左腕は、

急ピッチでフォームを改良する。



さえない表情で、何度も首をかしげた。球には威力がなく、すっきりしない。ブルペンでの松井裕の

険しい顔が、課題の大きさを物語っていた。

「今までのフォームの方が明らかにボールがいく。新しいフォームで、いかにその感覚に近づけて、

力のある球がいくか。まだしっくりきていないです」

　２次キャンプ初日のブルペンで７０球の投球。すべてを、ノーワインドアップから投じた。

昨季、１１６投球回で７５四死球と制球難に苦しんだ。反省から制球力を高め、球威を増そうと、

「タメと間」を生む新フォーム習得に取り組んでいたが、八回から登板した１２日の紅白戦で、審判団に

反則の２段モーションを指摘された。その緊急改良を図るためだった。

セットポジションのフォームは問題ないが、ブルペンでノーワインドアップを観察した木内審判員は

「上げた右足を止めて、１度下げてからまた上がるように見える。これが２段モーションと見なされます」

と指摘。動きを止めずに一連の流れの中で投球しなければ、反則投球（ボーク）と判定されてしまう。

大久保監督からは先発ローテ候補と同時に、クローザーとしても期待されているだけに、

課題の克服が急がれる。　





酒井２軍監督、安楽をメッタ斬り「プロ見習い、練習生」

安楽が１４日、沖縄・久米島でキャンプを続ける２軍に初めて合流した。

練習を見守った酒井勉２軍監督は「まだまだ体力的にも弱い」とし、現状は「プロ野球見習い、練習生」

とバッサリ。ルーキーの手綱を引

き締めて、当面はブルペンでの投球練習をお預けにする方針だ。

順風満帆だった黄金ルーキーに、思いもよらない厳しい言葉が投げつけられた。この日から安楽を

預かる酒井２軍監督は、超のつく辛口評価で現状を分析した。

　「まだプロ野球見習い、練習生ですよ。戦力じゃないよ。それくらい言わないと、どうしても焦っちゃうか

ら」。１軍キャンプ中は周囲から絶賛の声があふれたが、落ち着いた口調の指揮官は淡々と育成方針

を明かした。

練習開始直後のキャッチボール。後ろから右腕を見つめていた時、「ちょっと軽く投げる時は、

上体と下半身のバランスがよくないね」と気づいたという。投げるフォームや体重移動を含めて、

まだまだ課題が多いと判断した様子だ。

　「開幕１軍」を目標に励んでいた安楽だが、それにも待ったをかけた。「安楽は順調には見えない。

来年、ファームでしっかりローテで投げてもらうくらいの計画です。しっかり球団の柱になってもらうた

め、段階を踏ませるべき」と、現時点の実戦登板は完全に未定とした。

「まだまだ体力的にも弱い。ブルペンには入れないですよ。状態が整ってきたら、立ち投げくらいから」

と、今は基礎体力や技術を蓄えるレベルだと強調。プロで戦う基礎を築くことを重視する考えだ。



疲労回復優先　高校２年時のセンバツは、５試合で７７２球を記録。最速１５７キロを誇る鉄腕ぶりで

鳴らしたが、高校２年秋に右肘を痛めていた。それにも指揮官は「（右肘痛は）投げ方（フォーム）が

悪かったわけではなく、（高校時代の）疲労が出ただけ。まずはその疲労を取るべき」と冷静に分析。

じっくり育成する方針は揺るがないようだ。

この日の安楽はブルペンに入ることなく、ノックを受けるなどのメニューをこなした。

「投げないことに焦りはありますが…。早く１軍に戻りたいです」と悔しげだった。



安楽投げ過ぎ！「将来の柱」にブルペン封印令　体力づくりに重点

安楽（済美）に「ブルペン封印令」が出された。久米島で練習を続ける２軍に合流。

１３日までの１軍キャンプでは７度ブルペン入りも酒井２軍監督は「高校２年からエースだったこともあり

投げ過ぎ。疲れを取ってあげないと」と当面はブルペンでの投球練習をさせない方針だ。

「将来的に球団の柱になる選手。段階を踏ませないと。今は練習生ぐらい」と体力づくりに重点を置く。

伝え聞いた安楽は「投げられない焦りはあるが、一日でも早く１軍に戻りたい」と前を向いた。



ドラ６加藤は「のんちゃん」岩尾似で売り出し中！


楽天は１４日、沖縄・金武町での１軍練習後に野球教室を行った。外国人を含む３９選手全員が、

同町の６チーム計約１００人の子供たちとキャッチボールや投球練習、内外野ノック、ティー打撃などで

触れあった。

講評を行う代表に指名された嶋は「マイクを譲ります。のんちゃん、お願いします」と、お笑いコンビ

「フットボールアワー」の岩尾似で売り出し中のドラフト６位・加藤にバトンタッチ。

　加藤は「アンダースローの加藤です」と下手投げのジェスチャー入りで自己紹介。

突然だったこともあり、子供たちのウケは今ひとつだったが、「お互い優勝目指して頑張りましょう！」

と、マイクなしで声を張り上げると、大きな拍手が起こった。




＜バレンタインデー＞楽天選手にチョコ１６９個


さくら野百貨店仙台店（仙台市）は１４日、東北楽天ファンから預かったバレンタインチョコレート

計１６９個を仙台市宮城野区の楽天野球団事務所に届けた。最多は、昨年に続き岡島で１６個だった。


インフォメーション担当の木村智美さんが、「日本一になってね」などのメッセージカードが添えら

れたチョコを、球団の森井誠之営業本部長に手渡した。森井本部長は「練習漬けの毎日を送る選手

たちの大きな励みになる」と感謝した。


球団創設以来の恒例行事。さくら野の店内特設コーナーなどで１月２１日〜２月１３日、選手、監督、

コーチ宛てに受け付けた。期間が昨年より１５日長く、個数は約２倍に増えた。岡島に次いで、

嶋が１２個、銀と西田が各８個。

チョコは１４日、店側が、１軍練習地の沖縄本島と２軍練習地の久米島（沖縄県）に郵送した。