イーグルスファンコミュの「感動した」球場見学「田中さん、則本さんのような投球を」

安楽「感動した」球場見学「田中さん、則本さんのような投球を」

楽天にドラフト１位指名されて入団が決まった愛媛・済美高の安楽智大投手ら新入団選手９人が

３０日、本拠地のコボスタ宮城などの球団施設を見学した。

マウンドに立った安楽は「今まで自分が来たことあるグラウンドの中で一番素晴らしくて感動した。

投げやすそう」と笑顔を見せた。

同球場で行われた昨年の日本シリーズ第７戦で田中将が抑えで登板し、日本一に輝いた瞬間を

テレビで見ていたという。「球場全体が味方になっている雰囲気がテレビからも伝わってきた。

田中さん、則本さんのようなピッチングをしたい」と自身が活躍する姿を想像していた。

新入団選手は１２月１日に記者会見を行う。





塩見８００万円増！来季は初２ケタ勝利へ意欲



塩見が２９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、８００万円増の３０００万円でサインし

た。

「（金額は）想像以下ですけど、昨年落とされた分を戻してもらおうと思っていたので、

納得して（判を）押しました」と話した。

４年目の今季は２１試合に登板し、ルーキーイヤーの１１年の９勝に次ぐ８勝７敗、

防御率４・７１だった。昨年は左肩痛で１軍登板なしに終わったが、２年ぶりの１軍マウンドで復活。

シーズン途中で２軍落ちするなど苦しんだが、後半は４連勝するなど調子を上げ、自身初の貯金を

作った。

「来季も先発の一角として、規定投球回数をクリアして１０勝以上したい。もう５年目になるので

『まだ２ケタ勝っていないのか』という声もあると思う」と、自身初の２ケタ勝利へ意欲を見せた。

また、「この前『消防士になる』とか言っていたヤツ。あいつにだけは頼りません。

『消防士いらず』でいきます。火事は起こしません」と、笑顔でまくし立てた塩見。

来季の目標を聞かれ「消防士になる」と、火消し役になることを誓った福山の救援をあおがず、

完投を目指す。

昨年の優勝時は、左肩痛でグラウンドにいられなかった。

「自分が何もしていないのに、チームが日本一になって悔しさもあった。

来年は自分が貢献して、チームが優勝するという最高の形で終わりたい」と、力を込めた。





島内、２００万円減の２８００万円で更改「仕方ない」


島内が２９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、２００万円減の２８００万円で

サインした。「ダウンしても仕方ないと思っていた」と、納得の表情で話した。

　３年目の今季は、６６試合に出場し、２１５打数５２安打２本塁打１８打点、打率２割４分２厘だった。

昨年９月に左肩関節唇を損傷した影響で、開幕は２軍スタートと出遅れた。

しかし８月に入ると、中堅のレギュラーにほぼ定着。「恐怖の９番打者」として優勝に貢献した昨年より

成績は下がったが、大谷から今季１号を放つなど持ち前のパンチ力は見せた。

「肩の状態を１００％にして、来年はもっといい結果を残したい」と、飛躍を誓った。

今年は母校の石川・星稜高が、県大会決勝で０―８の９回に９得点でサヨナラ勝ちし、

夏の甲子園出場を決めたミラクルが全国的に話題となった。

明大も東京六大学野球秋のリーグ戦で２季ぶり３７度目の優勝。

「僕ももっといい姿を見せられるように頑張りたい。優勝して、笑ってオフを迎えたい」と島内。

後輩たちに刺激を受けて巻き返す。



牧田、２００万円減でサイン「１年でも長くやりたい」


牧田が２９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、２００万円減の２９００万円でサインした。

「もっとスタメンで出なければ、ということですね。打つ方の成績を残さないと」と話した。

　１４年目の今季は７７試合に出場し、１８４打数４３安打１７打点、打率２割３分４厘だった。

パンチ力のある貴重な右打ちの外野手として、５番に座ることもあったが、シーズン終盤に２軍落ちする

など１年を通して期待に応えることはできなかった。

それでも誕生日の６月３日の阪神戦では、１点を追う９回２死一、二塁で初のサヨナラ打となる逆転

２点三塁打。勝負強さを見せつけた。「昨年の日本シリーズ最終戦の本塁打もそうですけど、

いい思い出になりました（笑い）。来季もああいうインパクトのある活躍ができたらと思います」と

意気込んだ。

中島が今季限りで引退し、球団１年目から在籍する選手は小山伸と２人だけ、野手では１人になった。

「１年でも長くやりたい。そしてこのまま楽天で終われるように。頑張りますよ」。チーム愛を胸に、

プロ１５年目へ突き進む。



片山、限度額２５％減「１軍で何もできなかった」



片山が２９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、野球協約で定められた限度額

いっぱいの２５％ダウンとなる７５０万円減の２２５０万円でサインした。

「１軍で何もできなかったので」と、納得の表情で話した。

９年目の今季は、３月のオープン戦で左肘を痛め、わずか４試合の登板で０勝１敗、防御率９・００

だった。

順調にリハビリを重ね、「もう腕を振るのは問題ない。肘さえしっかりしておけば。

球速は最低でも１４０キロ中盤までは戻したいが、変にあせらず、肘と相談しながらやっていきたい」と

話した。

　来季は１０年目を迎える。左の中継ぎは片山、金刃、長谷部らベテランが期待に応えられず、

新人の西宮、相原が踏ん張った。「来年は西宮を上回りたい。そんなに甘くないというところを見せつけ

たい。でも、ああやって（若手が）出てきてくれるから僕らもがんばれる」と、奮起を誓った。

　２００５年の高校生ドラフト１巡目で、生え抜きでは青山、西村、銀次、枡田とともに最古参。

「高校から入った同期の銀次や（枡田）慎太郎に負けないようにしないと。

置いて行かれるのは嫌ですからね」。身長１９１センチから繰り出すダイナミックな投球で復活する。



星野ＳＡ　則本メジャー流失を懸念「行きたがるんじゃないかな」

星野仙一シニアアドバイザー（ＳＡ）が２９日、大阪市内のホテルで行われた関西後援会「夢之会」に

出席。チームのエース・則本の将来的なメジャー流出に懸念を示した。

侍ジャパンに選ばれた則本は日米野球第３戦（１５日）でメジャー相手に５回を完全に抑える快投。

「今年１年を通じ、いや２年間見てきて最高のピッチングやないか？これでまた、メジャーに行きたがる

んじゃないかな」と、楽天のＳＡの立場からエースの将来を心配していた。

この日は５年ぶりに「阪神タイガースＯＢ会総会」に出席。

和田監督らと旧交を温め「みんな年を取ったな。俺も年を取ったけどね」と再会を喜んだ。