イーグルスファンコミュの楽天１位安楽が仮契約「開幕ローテ目標」

嶋、青森でシーズン報告会「来年また、てっぺんに」


楽天のシーズン報告会が２４日、東北６県１０会場で行われた。最北の会場となった

青森市の「明の星ホール」には、嶋ら５選手が登場した。

青森は今季、東北６県で唯一、１軍の公式戦が行われなかった。

来季も予定はなく、嶋が「青森では試合がなく、選手が来る機会も限られているので、

今日は楽しくやりましょう！」と呼びかけると、ファン７０７人が詰めかけた会場から大きな拍手が

起こった。

　壇上では、青森で人気のパン「イギリストースト」を試食するなどして、楽しいひとときを過ごした。

トークショーには立花球団社長も参加。嶋は「今季は選手デーなどもたくさんやっていただき、

（コボスタに）新スタンドもできたのに最下位。

選手として情けなかった。

でも、来年また、てっぺんに行ければ楽しいシーズンになると思う」とＶ奪回を力強く宣言した。

今年の報告会は、東北６県で行われた選手とのふれあいイベントとしては０５年のファン感謝祭

（６会場）、昨年の優勝報告会（９会場）を上回る最大規模となった。





楽天１位安楽が仮契約「開幕ローテ目標」


楽天のドラフト１位安楽智大（１８＝済美）が２３日、愛媛・松山市内のホテルで入団交渉を行い、

契約金１億円、年俸１２００万円で合意した。背番号は未定。

山下担当スカウトからユニホームを着させられると「実感が出てきました」と満面の笑みを浮かべた。

目標を問われ、「ドラフト１位に恥じない結果を残したい。

即戦力でやれるように１年目から１軍キャンプにご一緒できるように体作りをしていきたい。

開幕ローテーションを目指して、頑張りたい」と意気込んだ。（金額は推定）



安楽、マー君超えへ　開幕ローテ＆11勝

ライバルはマー君だ！　楽天ドラフト１位の安楽智大投手（１８＝済美）が２３日、愛媛・松山市内の

ホテルで入団交渉を行い、契約金１億円、年俸１２００万円で合意した。


会見では高校生とは思えないほど、堂々とした受け答えを披露。憧れのヤンキース田中をライバルにし

たいと言い切った。

不安視される右肘の完治も強調し、１年目での開幕ローテーション入りを目標に掲げた。

　頼もしい、強気な宣言だった。安楽は約５０人の報道陣に囲まれても、臆することはなかった。

「田中さんは憧れをもらった選手。でもいつまでも憧れの存在ではダメ。プロである以上ライバル。

超えたい存在です」。シーズン２４勝０敗の世界記録を打ち立て、メジャーへと渡った田中をライバルと

言い切った。

　偉大な球界の先輩を常に目標としていた。駒大苫小牧時代から闘志をむき出しにするスタイルに大きな影響を受けた。

メジャーでスプリットを多投すると知れば、自らも覚えた。「（田中が）１年目に１１勝をした時もすごいと

思った。

自分も心に秘めている数字があります」と明言こそしなかったが、１年目の田中の勝ち星を強く意識していた。

　言葉だけを切り取れば、ビッグマウスとも受け止められない。しかし、発言の裏には強い覚悟がある。

「将来性にかけられていると思ったら、成長が止まる。１年目、２年目だからいいやではだめ。

いつクビを切られるのか分からない中で、１日１日が勝負」。２年生で１５７キロを記録するも、３年時は

右肘の故障に悩まされた。

甲子園出場を逃し、恩師である上甲監督も９月に病気で亡くなった。逆境に立たされる中で、

あえて高い目標を課すことがモチベーションとなり、成長につながると確信している。

だからこそ言葉にいやらしさを感じさせなかった。


交渉を行った長島スカウト部副部長も「２０年近く選手を見ているけど、ここまで考えている子は

初めて。しっかりしすぎ」と驚いた。

１年目の目標を問われ、安楽は「難しいことを夢に挙げることが大事だと思っている。

開幕ローテーション入りを目指したい」と即戦力の活躍をしたいと意気込んだ。背番号は決定しなかっ

たが、１２、１５、２０が有力。昨年まで田中がつけていた背番号１８の継承は見送られたが、

勝ち取る日を予感させる威風堂々の会見だった。


安楽“星野背番”20継承へ！強気発言連発　マー君は「ライバル」

楽天からドラフト１位指名された１５７キロ右腕・安楽智大投手（１８＝済美）が２３日、愛媛県松山市の

ホテルで入団交渉を行い、契約金１億円、年俸１２００万円で合意した。

球団側は、星野仙一シニアアドバイザー（ＳＡ＝６７）が中日での現役時代につけていた

背番号２０を用意することが濃厚。

安楽は会見で強気な発言を連発するなど、早くも「燃える男」と呼ばれた闘将をほうふつさせた。

燃えたぎる野心を迷わず言葉にした。虚勢を張っているわけではない。自らの可能性を純粋に

信じているからこそ、安楽は楽天の元エースで、今季ヤンキースで活躍した田中への思いを堂々と

明かした。

「常に憧れの存在です。ただ、いつまでも憧れと思っていてはダメ。プロでやるからにはライバルにな

る。もちろん、超えたい存在です。昨季の２４勝も、決して成し遂げられない数字ではないと思っています」

両親とともに臨んだ入団交渉。短髪の学生服姿の１８歳は、契約金１億円と書かれた統一契約書を

見た時の心境を聞かれ「びっくりしました」とはにかんだような笑みを浮かべた。

だが、初々しい高校生らしさを見せたのはそこまで。「自分で将来性を買われていると思うと成長が止まる。

１年目だから（活躍できなくて）いいとは思っていない」と言うと「１年目から開幕ローテーションを

目指したい」「１年でも１日でも早く楽天のエースになりたい」、さらには「日本で１番は安楽だと誰もに

認められるような投手になりたい」と強気な発言を連発した。


その自信の背景にあるのが、右肘の状態。２年生だった昨春のセンバツでは準優勝したが、昨秋に

右肘を痛めて以降は本来の調子を取り戻せず、甲子園から遠ざかった。だが、現在は順調に回復
。

２１日には後輩を相手にシート打撃に登板。捕手を座らせて投げるのは、今夏の愛媛大会３回戦で

東温に敗れて以来、４カ月ぶりだったにもかかわらず「１４５〜１４６キロが出ました」という。

球団は昨季のドラフト１位・松井裕と並んで将来のエース候補である１５７キロ右腕に対し、

背番号「２０」を用意することが濃厚だ。

今季限りで監督を退任した星野ＳＡが現役時代に中日のエースとしてつけた背番号である。


昨春のセンバツでは５試合で７７２球も投げながら決して弱音を吐かなかった。

その姿は、現役時代に巨人など強い相手に闘志をむき出しにして立ち向かった星野ＳＡと重なる

部分もある。

新人の背番号は来月１日に仙台市内で行われる「新入団選手発表会」で正式に発表される予定。

安楽は９月に死去した上甲正典前監督（享年６７）には「厳しい世界で活躍できるように頑張ると報告したい」と言った。

星野ＳＡの現役時代と同じ背番号をつけ、大投手への道を歩きだす。



安楽両親がエール…母・ゆかりさん感慨「初心忘るべからず」


会見場の片隅では、両親が感慨深げに会見の様子を見守った。

父・晃一さんは「プロに入っても、お世話になった方々のことを忘れず頑張ってほしい」とエールを送った。

「初心忘るべからず」と書かれたボールを安楽に手渡した母・ゆかりさんは「幼稚園の卒園時には

１メートル３３もあったんです」と幼少の頃を思い出しながら、息子の姿を目に焼き付けていた。




楽天ファン感、球団史上最多２万人超来場

楽天のファン感謝祭が２３日、コボスタ宮城で行われて球団史上最多となる２万５７３人が来場した。

ファンも参加して、さまざまなイベントが行われた。今季限りで引退した中島の引退セレモニーも行われた。

締めのあいさつは、選手会長の藤田。

「今シーズンはファンの皆さんに悔しい思いをさせてしまいましたが、来シーズンは、

このコボスタでＣＳ、日本シリーズをして、一緒に東北を盛り上げましょう」と呼び掛けた。




銀次主将「岩手イーグルス」連覇！ファン感謝祭最多２万５７３人来た


楽天のファン感謝祭が２３日、コボスタで行われ、感謝祭では球団最多の２万５７３人が詰めかけた。

今年も「東北ろっけんピック」と題し、選手とファンが東北６県チームに分かれて対抗戦を開催。

「岩手イーグルス」が最後の「ろっけん対抗リレー」を制し、逆転で連覇を果たした。

キャプテンの銀次は「楽勝でしたね。奇跡を起こしました」と、地元の勝利に胸を張った。

選手会長の藤田は、日本一奪回へ「ファンの皆さん、一緒に東北を盛り上げましょう！」と、

力強くあいさつした。



楽天中島の引退セレモニーに岩隈が登場

楽天のファン感謝祭で、今季限りで引退した中島の引退セレモニーが行われた。

サプライズゲストで、マリナーズ岩隈が登場。花束を渡した。

中島は０２年ドラフト８位でオリックス入団。球界再編で楽天に移り、左投手キラーとして活躍した。

今後は、球団のジュニアコーチとして子どもたちに野球を教える。

スピーチでは「正直、僕みたいな選手が、こういうセレモニーをしていただくとは驚いています。

１２年前、ドラフト８位でオリックスに入りました。当時は契約金０円という選手でした。

２、３年で終わると思われていた選手が、１２年間もできたのは、たくさんの支えがあったからです」と

感謝の言葉を並べた。最後は、チームメートによる胴上げで送られた。