イーグルスファンコミュのきょうから秋田と岩手で西武戦

きょうから秋田と岩手で西武戦

東北楽天は１６日、仙台市のコボスタ宮城で全体練習を行い、１７日からの西武２連戦（１７日・秋田、１８日・盛岡）に備えた。

１時間ほどの練習では投手、野手ともに軽めのメニューで体を動かした。途中から雨に見舞われたため、野手陣の一部は室内練習場で打撃練習をした。

前カードのオリックス戦に２連敗し、借金は今季最多の５に膨らんだ。西武戦は今季６勝２敗と相性が良く、２連勝で勢いをつけて２０日に始まるセ・リーグとの交流戦に臨みたいところだ。

１７日は辛島航投手が先発する。これまでのローテーションでは塩見貴洋投手が先に投げていたが、７試合に登板し防御率２．０５と安定する辛島を優先した。

初戦を託された辛島は「前回対戦（３月３０日）から新外国人のメヒア、中村（剛也）さんが入って打線は変わった。ミスをしないように気を付けたい」と語った。

◎後藤、銀次燃える／地元の友人、母校の児童観戦

　秋田、盛岡で行われる西武との２連戦に向け、後藤光尊内野手（秋田県八郎潟町出身）、銀次内野手（岩手県普代村出身）のご当地選手２人が燃えている。

　今季オリックスから移籍した後藤は、３年ぶりに秋田を訪れるという。プロ初の地元公式戦を前に、「友達も見に来てくれる。天気が悪いと聞いているが、試合ができるといい」と願う。

　銀次は昨年の西武戦（７月３０日）に続く地元凱旋（がいせん）。昨年は同じ岩手出身の菊池雄星投手（花巻東高出）から１安打しているだけに、「ことしは２本以上は打ちたい」と意気込む。

盛岡での試合には母校・普代小の児童も観戦に訪れる。「格好良いところを見せたい。頑張っているなと思ってもらいたい」と後輩や地元ファンの前での活躍を誓う。

　秋田（こまちスタジアム）、盛岡（岩手県営野球場）では２選手の応援企画もある。

１７日は「後藤光尊のゴッツ弁当」、１８日は「銀勝～銀次特製とんかつ弁当～」が球場内で販売されるほか、来場者全員に応援ボードがプレゼントされる。

辛島　今季初の中５日に意気込み「できることやりたい」

辛島が、１７日の西武戦（秋田）に今季初の中５日で先発する。今季は３勝３敗ながら防御率２・０５と好調。「やることは変わらない。できることをやりたい」と意気込んだ。

今季初登板で白星を挙げた３月３０日（西武ドーム）以来の対戦に向けコボスタ宮城で練習を終えた左腕は「新外国人のメヒアや中村さんも戻ってきた。失投をなくしたい」と警戒を強めた。

仙さん、“第２の岡島”の出現に期待！「おらんのか」

楽天は西武と１７日に、秋田で主催試合を行う。

星野監督は１６日、昨季の秋田での試合で、自ら出場を志願してレギュラーを奪った岡島を引き合いに、「俺の横に来てずっと『使ってください』と言っとったわ。

他に誰か『どうか自分を起用してくれ』という野手はおらんのか」と強調。“第２の岡島”出現に期待を込めた。