イーグルスファンコミュの則本　朝の声出しで時計おねだり　

則本　朝の声出しで時計おねだり　松井裕も登場


楽天キャンプ早朝恒例の声出しに２年目の則本昂大（２３）と、今季ドラフト１位の松井裕樹（１８）ご登場した。キャンプの宿舎では同部屋の２人。

まず、昨年１５勝を挙げ、日本一に大きく貢献した則本が「今年は２年連続２ケタ勝利をめざし、１年間ローテーションを守り、日本一連覇に貢献します」と語り、昨季は３試合に完投しながら勝利がなかったことから、「完投勝利、完封勝利を納め、星野監督から時計をいただきたいと思っています。よろしくお願いします」と頭を下げた。

節目の時々に、高級腕時計をプレゼントしている星野監督も、則本の“完封宣言”に笑顔を見せていた。

また、松井も「プロ１年目、１８歳、松井裕樹です。今年は先発ローテーションに入り、チーム優勝に少しでも貢献できればいいと思っています」と力強く語っていた。






藤田　全試合出場の誓い「若手にケツをたたかれながら」


昨季ベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた楽天の藤田は４日、全体練習が軽めのメニューで終わった後にも室内でトレーニングに励んだ。

「１４４試合出るつもりで１年間、戦える体力をつけたい」とキャンプでのテーマを掲げた。

今季がプロ１０年目の３１歳。銀次ら生きのいい若手から刺激を受け「若手にケツをたたかれながら頑張ります」と笑顔で話した。






銀次　内野手だけどブルペンで50球　スローイングの正確性に手応え


楽天の銀次が４日、ブルペンに入って５０球の投球練習を行った。

内野手の銀次が、投手の練習をしたのはスローイングの正確性をつけようと、鈴木内野守備走塁コーチから指示が出たもの。佐藤投手コーチもアドバイスを送り、銀次は「下半身を使って投げるために練習した。アドバイスをもらって凄く良くなりました」と手応えを感じていた。このほか、西田、阿部の２内野手もブルペンで投げて調整した。

銀次は昨年・３１７で初の３割をマーク、岩手県出身で“チームの顔”ともいえる存在だ。今季は新外国人ユーキリスが一塁を守る可能性があるため、昨季主に一塁を守った銀次が三塁に回ることに備える意味もあって、この日のブルペン練習となった。






銀次がブルペン!?「肩パンパンです」

楽天銀次内野手（２５）が４日、ブルペンで投球練習を行った。スローイングの制球を定めるために、力を込めて５０球投げ込んだ。

「肩がパンパンです。でも今日一番の練習が出来ました」と笑顔を見せた。今年は三塁を守る可能性も浮上しているが「去年もサードは何度かやったので問題ありません」と話した。






斎藤隆　２度目のブルペン「間違いなく去年より順調」14日には44歳


２軍で調整中の楽天・斎藤隆が４日、２度目のブルペン入り、マイペースで上々の仕上がりを見せた。


１４日に４４歳の誕生日を迎えるメジャー経験右腕は「間違いなく去年より順調。早い段階で１軍に行けるかも」と口にした。昨年は５月６日だった初登板よりも前に１軍初登板が果たせそうな手応えを得ている。

１９９２年に大洋（当時）から始まったプロ生活は２０年を超え、若手の人望も厚い。絶対エースだった田中がメジャーに行くことで“２４勝分”を埋めるのは並大抵ではないが「１人や２人ではなくみんなでカバーしなくてはいけない。自分も去年より貢献したい」と、日本一連覇に向けベテランは意欲的だった。







ＡＪが日米キャンプ比較語る　監督になったら「朝の“声出し”やる」


来日２年目を迎えた楽天・ジョーンズが４日、日米キャンプ比較を語り、将来の監督就任の折には“日本流”を取り入れることにも意欲を示した。

この日も打撃練習などを行ったジョーンズは、毎朝恒例の散歩、体操の後の“声出し”についても「米国にはない習慣。自分としては朝から体を動かすのは嫌いじゃない」と肯定的。将来、指導者になったらとの問いには「取り入れたい」と話した。


１月には星野監督の後継候補に名前が上がるなど、メジャーや昨季の実績に加え、野球に取り組む姿勢が高く評価されている。昨季は不動の４番として、初の日本一に貢献、今季は超大物新外国人のユーキリスとともにその働きに期待がかっている。




ＡＪバックスクリーン直撃弾


楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）が４日、フリー打撃で快音を連発した。

計４０スイングで８本の柵越え。秒速８メートルの強い風が吹き荒れる中、バックスクリーン直撃の特大弾もあった。自慢のパワーを見せつけ、「今日は、まあまあだね。納得いく打球も少なくなかったよ」と話した。




松井裕　２日連続ブルペン入らず「疲れているので」


楽天ドラフト１位ルーキーの松井裕（桐光学園）は４日もブルペンに入らず、２日連続で本格的な投球練習を行わなかった。この日は疲労を考慮した軽めの練習で午後早めに引き揚げた。

松井裕は「疲れているので（ブルペンに）入りませんでした」と無理はしなかった。朝の声出しでローテーションに入ると言ったことを問われると「実力を出してプロのバッターと戦いたい。何勝できるかは分からないが、勝ちたい気持ちは（当然）ある」と答え、まずは自分のパフォーマンスを出すことを優先する気持ちを明かした。




ドラ１松井裕、闘将の“仙礼”ビビッて「ハイ！！」


楽天のドラフト１位・松井裕樹投手（１８）＝桐光学園＝が３日、星野監督の“洗礼”を受けた。沖縄・久米島キャンプでの練習中、指揮官が塩見にカミナリを落としたところ、２人の間にいた松井裕が自分に向けられた怒声だと勘違いし、「ハイ！！」と直立不動に固まってしまった。また、この日は自分の判断で、今キャンプで初めて、ブルペンには入らなかった。

カミナリに打たれたように、その場に立ちつくした。松井裕がサブグラウンドでのランニングを終え、くたくたになって室内練習場に戻ろうとした時だった。

「一番最初にリタイアしたのは誰や！！」

前方の芝生に腰を下ろし、練習を視察していた闘将から、鋭い声が飛んできた。方向的には自分に向いている。

「ハイ！！」

何が起こったのか理解できないまま、とにかく姿勢を正し、目を丸くして返事をした。しかし、後ろから“救いの声”が届いた。

「お前の事じゃないよ」

振り返ると、先輩の塩見が手を横に動かし、“戻っていいぞ”とジェスチャーしていた。指揮官のカミナリは昨年、期待されながら２月のキャンプ直後に左肩を痛めてリタイアし、１軍登板なしに終わった塩見に対するものだった。勘違いだと分かっても、黄金ルーキーの表情はしばらく固まったまま。練習後、報道陣に「ビックリしたか」と聞かれ、「そうですね」と苦笑いを浮かべた。

初日から２日連続でブルペン入りし、捕手を座らせて計１００球を投げたが、３日目のこの日は自分の判断で回避した。「（ブルペンで）投げると、投げたくなってしまうので」と、投げすぎを防ぐために自らブレーキを掛けた。初めての投内連係練習も、大きなミスなくこなした。この日は節分。鬼より怖い（？）星野監督のしった激励を“体験”するハプニングもあったが、怪物左腕のキャンプはここまで順調だ。