イーグルスファンコミュの連覇へ新たな挑戦　

連覇へ新たな挑戦　東北楽天、キャンプ出発　仙台で壮行式


プロ野球で２年連続の日本一を目指す東北楽天の選手たちが３１日午前、春季キャンプ地の沖縄県久米島町に向けて出発した。

仙台市青葉区のＪＲ仙台駅で壮行式が行われ、駅構内やペデストリアンデッキにファンら約１５００人が詰め掛けた。星野仙一監督は「この１カ月をおろそかにしたら脱落する。新たな挑戦のスタートだが、選手はやってくれる。期待してください」と呼び掛けた。

壮行式はチームの支援組織「楽天イーグルス・マイチーム協議会」と楽天野球団の共催。協議会の鎌田宏会長は「昨年は大変な感動を与えてくれた。（日本シリーズ）２連覇は難しいが、期待している」と激励した。


選手を見送った泉区の会社員小賀坂由紀さん（２８）は「田中（将大）投手はいないけど、美馬（学）投手に頑張ってほしい。コボスタ宮城に行って応援します」とエールを送った。


チームは仙台駅からバスで仙台空港に移動し、チャーター機で久米島入り。キャンプは２月１日に始まり、１軍は１３日まで、２軍は３月２日まで行う。





星野監督ら「1001便」で沖縄入り


楽天が３１日、春季キャンプを行う沖縄・久米島に仙台空港発のチャーター便で到着した。

便は星野仙一監督（６７）にちなんで「１００１便」。和太鼓の演奏とともに約１００人のファンと報道陣に出迎えられた。１軍のキャンプは１３日まで同地で行われる。







則本、連続２桁勝利に意欲　マー君の穴は「全員で補えたら」


昨季１５勝でパ・リーグの新人王に輝いた楽天の則本は３１日、キャンプインに向け「けがをしないことが第一の目標。２桁勝利できるように頑張りたい」と引き締まった表情で話した。

今季は絶対的なエースだった田中が抜けた戦力でどう戦っていくかが鍵となる。開幕から投手陣の柱としての役割が期待される右腕は「僕一人では補えない。チーム全員で補えたら」と力を込めた。



ドラ１松井裕、初キャンプに「楽しみと不安五分五分」


雪の降る仙台から気温２０度を超すキャンプ地の沖縄・久米島へ移動した楽天のドラフト１位・松井裕樹投手（１８）＝桐光学園高＝は「楽しみと不安が五分五分」と心境を話した。

新人ではただ一人の１軍スタート、宿舎では昨季新人王の則本と同部屋となる。「１年目であれだけ活躍されたので、生活面や技術面、いろいろ聞いて吸収したい」と意欲をのぞかせた。

「無理してけがしてもいけない。自分のペースを守ってやりたい」と話す一方で、キャンプ初日からブルペン入りする予定もある。「まずは腕を振って投げるところを見てもらいたい」と意気込みを口にした。






松井裕、同部屋・則本から学ぶ「いろいろ聞いて吸収したい」


雪の降る仙台から気温２０度を超すキャンプ地の沖縄・久米島へ移動した楽天のドラフト１位ルーキー、松井裕樹投手（神奈川・桐光学園高）は「楽しみと不安が五分五分」と心境を話した。

新人ではただ一人、１軍スタートとなる。久米島空港から１軍のバスに乗り込むと、先輩が全員乗り終えるまで車内で立って待ち、新人らしい初々しさを見せた。宿舎では昨季新人王の則本と同部屋となる。「１年目であれだけ活躍されたので、生活面や技術面、いろいろ聞いて吸収したい」と意欲をのぞかせた。

「無理してけがしてもいけない。自分のペースを守ってやりたい」と話す一方で、キャンプ初日からブルペン入りする予定もある。「まずは腕を振って投げるところを見てもらいたい」と意気込みを口にした。



則本、松井裕は「ちっちゃい」

楽天則本昂大投手（２３）が３１日、沖縄・久米島のキャンプ地に到着した。

このキャンプ期間中は、ドラフト１位の松井裕樹投手（１８＝桐光学園）と同部屋になる。「暑いねと話しました。（写真撮影で）肩を組んだんですけど、思ったより身長がちっちゃかったです。聞いてくれたら分かる範囲で教えていきます」と話し、教育係となることを誓った。



松井裕、久米島で短パンＴシャツ

楽天のドラフト１位松井裕樹投手（１８＝桐光学園）が３１日、春季キャンプが行われる沖縄・久米島に到着した。

この日の最高気温は２３度。仙台は雪も降っていたこともあり「すごく暖かいですね。この時期に体が動くなんて不思議な感じです」と笑顔。宿舎に着くとＴシャツと短パン姿に着替え、南国モードに切り替えた。





星野監督驚く…氷点下→20度超

楽天が南国の歓迎を受けた。

３１日、キャンプ地の沖縄・久米島入りしたが、晴天に恵まれ、気温は２０度超。氷点下と冷え込む仙台からチャーター機で移動してきた星野仙一監督（６７）は「日本も広いね。体がビックリするよ」と話した。





星野監督Ｖ２宣言「東北の人たちを熱く」


楽天星野仙一監督（６７）が３０日、仙台市内のホテルで行われた後援会「楽仙会」の優勝報告会に出席した。昨年の日本一を振り返り、第７戦の裏話を披露した。９回に田中をリリーフで登板させた場面で４度「大丈夫か」と確認。前日に登板した影響で登板させたくなかったとしたが、「田中のテーマソングが鳴ったＫスタの雰囲気がすごかった。泣きながら拍手を送っているファンを見て、田中を指名して良かった」と笑顔を見せた。

今季は田中が抜けるが「田中の代わりは、上下左右探してもいません。それを何とかするのが私です。世界で七不思議と言われるイーグルスの優勝を夢見て東北の人たちを熱くしていきたい」と連覇へ意気込んだ。









マー君１人ぼっちの練習…「寂しい」


楽天からヤンキースに移籍する田中将大投手（２５）が３１日、コボスタ宮城の室内練習場で自主トレを行った。楽天の面々はこの日、キャンプ地の久米島に移動したため、広い室内で１人きりの練習となった。

「昨日まで選手でにぎわってたところで僕１人。いざこうなってみると寂しいなというのはありますけど、自分で選んだことなので」と話し、昨年まで楽天で広報部長を務めたサポート役、佐藤芳記氏（３６）に手伝ってもらいながら、キャッチボールやノックで汗を流した。




マー君　楽天ナインに別れ　壮行会でクローバー柄ネクタイ贈られる



再会は世界一報告に――。楽天からヤンキース移籍が決まった田中将大投手（２５）が３０日、コボスタ宮城で自主トレを行った。３１日にキャンプ地の沖縄・久米島入りする星野仙一監督（６７）らチームメートに別れのあいさつ。前夜、開かれた「壮行会」で高級ブランド「エルメス」のネクタイなどを贈られた田中は、世界一の称号を手にしての凱旋を誓い、２月上旬に渡米する。

別れの儀式は、新たな戦いの始まりだ。コボスタ宮城の室内練習場のいたるところで、田中はチームメート、関係者と握手を交わした。３１日に久米島に出発する楽天関係者と顔を合わせるのはこの日が最後。「今までみんなと一緒に自主トレをしていたけど、きょうになって、今までと（自分の立場は）違うと思いました」。それでも感傷的になることはなく、オフに最高の再会を果たす覚悟を強くした。

「皆さんに頑張れよと言っていただいた。僕も皆さんに頑張ってくださいと言いました。お互いにいい報告？そうなれば一番いい。僕はなるべく早く帰ってこないようにしないといけない」

その言葉が意味するのは、ワールドシリーズ制覇に他ならない。ヤ軍と７年総額１億５５００万ドル（約１５８億１０００万円）で合意したことを発表した会見でも「目標は世界一です」と繰り返した。メジャーのレギュラーシーズンは９月２８日に終了。ポストシーズンに進出できなければ、その時点でオフに突入する。１０月２２日に開幕するワールドシリーズで頂点をつかみ、楽天のチームメートとの再会を「世界一報告会」にすることを頭に描く。

前夜はプチ壮行会が開催された。小山伸、青山、嶋、永井ら０７年の入団から７年間、ともに戦ったメンバーら１０数人と仙台市内で会食。そこではサプライズでプレゼントが贈られた。高級ブランド「エルメス」のネクタイとネクタイピン、カードケースだった。ネクタイはヤ軍のチームカラーでもあるネービー地にクローバー柄。田中が大ファンの「ももいろクローバーＺ」を意識したいたずら心も交じった戦友たちからの心配りだった。



「やっぱり寂しいですよね。プレゼントは大したものではないけど、入団会見で着けてほしいと思って」と小山伸。これには田中は「会見で着けるかは分かりませんよ」といたずらっぽく笑ったが、「ありがたかったし、大事に使わせてもらいます」と感謝した。

　ビザ取得の関係で渡米日程が決まらず、３１日以降も、仲間との思い出が詰まった仙台で自主トレを継続する。日本から世界へ戦いの場を移す田中。あらためて目標の世界一を強烈に刻み込んだ。


米全球団ユニのメーカーと契約


楽天は３１日、マジェスティックとオフィシャルサプライヤーとしてのパートナーシップを結んだと発表した。

マジェスティックは、メジャー全３０球団にユニホームを提供しているメーカー。今回の契約締結により、楽天は同社のユニホーム、トレーニングウエア等を着用する。





前楽天ダックワース氏　ヤ軍スカウトに起用、担当は米国内


米大リーグ、ヤンキースは３０日、昨季までプロ野球楽天でプレーしたダックワース氏をスカウトに起用すると発表した。米国内のプロ選手を担当する。

　フィリーズなどで通算２３勝を挙げた同氏は、２０１２年途中に楽天と契約。２シーズンで２４試合に投げ、８勝６敗、防御率３・９９だった。