イーグルスファンコミュのヤンキース、マー君との契約発表！総額＆単年とも日本人史上最高

米大リーグ、ヤンキースは２２日、プロ野球楽天から新ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指していた田中将大投手（２５）と７年契約を結んだと発表した。ＡＰ通信などによると、総額１億５５００万ドル（約１６１億円）の大型契約。




マー君ももクロＤＶＤをＮＹへ


−最初に

　田中　本日はこういう場を設けてくれた楽天イーグルスに感謝したい。まずはニューヨークヤンキースと基本合意したことをご報告させていただきます。入団７年間楽天イーグルスにお世話になりましたし、温かく見守ってくれたファンの皆さまにお礼を申し上げたい。

　−今の率直な気持ち

　田中　しっかりとまずは決まってホッとしています。　

　−連絡は

　田中　電話で代理人とコミュニケーションをいつも取っていたので、そういう形で、連絡を頂きました。

　−いつ

　田中　昨日ですかね。

　−星野監督には連絡した？

　田中　電話で昨夜。「コンディションに気を付けて頑張ってくれ」という声を掛けてもらいました

　−ヤンキースを選んだ理由

　田中　最大限の評価をしてもらった。世界でも名門のチームだし、いろいろなものを感じながら、違ったものを感じながらプレーすることができるのではないかなと思っています。

　−７年契約

　田中　すごく評価していただいた。

　−ＧＭと今月会談した。内容は

　田中　いろいろと話をさせてもらった。（内容は）言えないです。

　−松井秀喜氏からビデオメッセージ？電話は？

　田中　なかったです。電話？してないです。

　−どんな気持ちで臨む？

　田中　向こうでは新人ですし、いろいろ経験しなきゃいけないけど、野球をやることは初めてではないので、培ってきた自分のパフォーマンスをマウンド上で発揮したい。やるからには世界一。そういう気持ちでやります。自分らしくいつもの楽天イーグルスでしてきたピッチングを向こうのマウンドでもできれば。

　−メジャーでの目標

　田中　世界一になりたい。

　−メジャーへの準備

　田中　向こうの公式球で練習したり…。分からないことだらけなので、やりながら調整していきます。

　−いつ渡米

　田中　全く決まっていないです。

　−入団当初、メジャーに行くと思った？

　田中　全く思ってないです。自分は日本で終わると思っていたので（メジャーについて）全く想像がつかない。

　−楽天７年間の思い出

　田中　優勝したこと。日本一になったこと。何も知らない高校を卒業した人間が１軍のマウンドを経験させてもらうことができた。

　−どんな投手に

　田中　僕自身、まだ上にいかないといけない。もっとスゴいピッチャーを目標にしていきたい。

　−楽天ファンに

　田中　仙台という地を離れてしまうけどテレビや新聞を通して、田中は頑張っているな、といわれるいいニュースを届けられるように頑張っていきたい。球団が決まっていよいよだなという気持ち。自分らしさを失いたくないし、自分のスタイル、持ち味を出していってそれから、どうするか、臨機応変に適応していきたい。見たことのない世界にいくわけなので、僕自身、野球人として前とは違った刺激を受けるので、もっともっと成長できればいいなと思っています。

　−プレッシャーについて

　田中　不安な気持ちがないわけじゃないけど、しっかり対応していきながら、やれたらいいな、と思います。

　−いま楽しみにしていること

　田中　ヤンキースタジアムのマウンドに立つこと。ただ、行っただけでは面白くないので、そういう気もないし…。世界一をつかむためにいく。チームの勝利に貢献したい。

　−メジャーのイメージは？チームメートだったジョーンズから話を聞いたか

　田中　ＡＪもマギーともそんな話はしていない。僕自身の勝手なイメージですけど、こっちで失投が単打で終わっていた部分が、長打になったり、ホームランになったり感覚と全く違うものが出てくるんじゃないかなと思う。

　−メジャーでの中４日登板について

　田中　その分、球数とかも管理されているし、うまくそこも自分で（調整したい）。もちろん失敗もすると思うが、そういうことを繰り返して適応していきたい。

　−メジャーでのボールの感触

　田中　日本でやっている分は問題ないけど、気候によって各地違うと思うがそこは慣れていくしかないので、気にしていない。

　−英語でメッセージを

　田中　英語はしゃべることできないので（笑）…すいません。

　−ファンへメッセージを

　田中　ファンの方々に受け入れてもらうように、そのためにはプレーで信頼を勝ち取らないといけない。英語はしゃべることできませんが、プレーで信頼を勝ち取りたい。

　−ヤンキースへのあこがれ

　田中　あこがれは正直なかったです。メジャーで１番と言っていいほど歴史のある名門チームだと思う。野球人生の中で、そういった環境でプレーしたことがないので違ったところでやるのもありかなという感じでした。

　−斎藤隆やダルビッシュから何かあった

　田中　斎藤隆さんやダルさんから話を聞いたりはしていました。ダルさんからは球団の特徴を聞いたり。斎藤隆さんとの内容は、具体的に言えないです。

　−今日（ストライプ）のスーツはヤンキースを意識してのものか？

　田中　言われると思って、着てくるのをやめようかなと思っていた（笑）。特に意識していない。

　−奥さんは何か

　田中　僕の意見を尊重してくれます。

　−ニューヨークの印象

　田中　高校野球の遠征で１度行ったけど、天候が悪くて曇っていた。どんよりしたイメージしかないです。ニューヨークがどういうところか調べるところから始めたい。

　−何か持って行くものは

　田中　ももクロのＤＶＤですかね。ライブのＤＶＤ。

　−ヤンキース決定に至るまで、何球団か悩んだと思うが

　田中　そういったことは言えません。

　−ＮＹ行きに向けて家族で準備していくこと

　田中　ないです。これから夫婦で勉強していくことになると思う。

　−奥さんも料理を勉強する？

　田中　何でもいいです。食べられれば。





辛島、先輩マー君の大型契約に「でか過ぎて…」



仙台市内にある本拠地の楽天Ｋｏｂｏスタジアム宮城では複数の選手が午前中から練習した。オフに一緒に練習を行うなど仲のいい後輩の辛島航投手は「ニューヨークで試合をしているところをテレビで見て、刺激をもらって僕も頑張っていきたい」と受け止めた。

総額１億５５００万ドル（約１６１億円）の大型契約には「でか過ぎてイメージが湧かない。そういう人に面倒を見てもらって光栄です」と明るい表情で話した。






星野監督、マー激励「寂しいけど、羽ばたいて」


楽天の星野仙一監督（６７）やチームメートは２３日、田中将大投手（２５）のヤンキース移籍決定を受け、さまざまな思いを語った。前日夜に田中から電話で伝えられた指揮官は「ちょっぴり寂しいけど、羽ばたいてほしい。コンディションさえ良ければ、日本中の期待に応えてくれるでしょう」と激励した。

元メジャー組の松井稼頭央内野手（３８）は「自分のペースでけがをすることなく、世界一を目指してほしい」とエールを送り、斎藤隆投手（４３）は「野球に関しては何も心配していない」とコメント。元ヤンキースのアンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）は「彼の投球を続ければメジャーでも必ず成功できる」と太鼓判を押した。

同期入団で女房役を務めた嶋基宏捕手（２９）は「投げるのを楽しみにしている」と新天地での活躍を期待していた。エースの後継者として期待がかかる則本昂大投手（２３）は「寂しい気持ちはあるけど、応援したい気持ちの方が強い」と話した。




喜ぶ楽天球団幹部ら、コミッショナーは「底力を見せてほしい」

プロ野球楽天の球団幹部や選手は２３日、エース田中将大投手の米大リーグ、ヤンキースへの移籍決定を喜んだ。安部井寛チーム統括本部長は仙台市内の球団事務所で「戦力的には大きな痛手ですけど、一番注目が集まるチームだと思うし、活躍が楽しみです」とエールを送った。







“ポスト稼頭央”西田、今季こそレギュラー奪取！



楽天の西田哲朗内野手（２２）が２２日、レギュラー奪取を強く誓った。昨年は腰痛にも悩まされ、２６試合に出場し打率１割６分７厘。“ポスト稼頭央”として期待を受けてきた男は「今年こそけがなく１年間を戦って、レギュラーを取れれば」と決意を語った。

コボスタ室内練習場。ティー打撃でフルスイングを繰り返した西田は、気持ちよさそうに汗をぬぐった。「順調です」。１月上旬から約１週間、嶋が沖縄で行った合同自主トレに参加。その効果を感じとっていた。

高卒５年目。これまでは毎年のようにけがに悩まされてきた。その事実を反省し「練習方法や、食生活などすべてを見直した」。上半身の筋トレが中心だったオフの練習メニューは、体幹トレーニングや柔軟性を高める内容に変更。炭水化物の摂取量が多かった食生活は「栄養バランスを考えたもの」に変えた。

サプリメントも積極的に摂取するなど、体質改善にも取り組んでいる。「寮を出て一人暮らしも始めたし、気持ちも新たに取り組みたい。今年こそ、チームの日本一に貢献できるようにしたい」。“身・心”ともに生まれ変わった西田が、チャンスをつかむ。