イーグルスファンコミュのマギーが自由契約　メジャー入り模索、楽天は残留交渉を継続

マギーが自由契約　メジャー入り模索、楽天は残留交渉を継続


楽天の日本一に貢献したケーシー・マギー内野手（３１）が３日、自由契約選手としてコミッショナー公示された。球団が来季も引き続き契約する権利を持つ保留選手名簿に記載されていたが、米国でプレーする機会を模索したいという本人の希望を受けて手続きをとった。球団は残留交渉を継続する。

外国人選手の契約も担当する安部井寛スカウト部長は、３日の早朝に代理人を通じて連絡があったことを明かし「本人の希望もあるので要望を受け入れた」と説明した。マギーは日本でプレーする場合は楽天という意向を球団に伝えている。球団側も年俸の大幅アップと複数年契約などの条件を提示している。





星野監督「若者の米挑戦は賛成」　田中に理解示す、早期合意を期待


楽天を球団創設９年目で初の日本一に導いた星野仙一監督が３日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、ポスティングシステム（入札制度）による米大リーグ挑戦が注目される田中将大投手について「球団と話すこと」と断った上で「若者が米国にチャレンジすることは賛成」と述べ、エースの希望に理解を示した。

入札制度は新制度の成立に向けた日米間の交渉が難航している。星野監督は「最終的には１２月終わりには決着するんじゃないか。ずるずる決着がつかないと田中自身が不安で不安でしょうがない」と早期の合意を期待した。

また日本一を届けた地元東北へのメッセージを求められ「チャンピオンフラッグをぼろぼろになるまで子どもに触らせてあげたい」と話した。




楽天「特別賞」受賞　嶋「東北が一つになって頂けた」



ユーキャン新語・流行語大賞「選考委員特別賞」受賞


楽天を代表して登壇したのは選手会長の嶋基宏捕手（２８）と日本シリーズＭＶＰに輝いた美馬学投手（２７）。「被災地が、東北が、日本がひとつになった　楽天、日本一をありがとう」が受賞語となり、嶋は「東北楽天ゴールデンイーグルスというチーム名にもありますように東北が一つになってこの賞を頂けたと思っています」と感慨深げに話した。

１１年３月１１日に東日本大震災が発生。嶋はこの年の復興支援の慈善試合で「見せましょう、野球の底力を」とスピーチし、全国に感動を与えた。この言葉は１１年の流行語大賞で候補に入った。「僕たちも被災している家族がいましたし、言葉選びには慎重になりました」と振り返る。侍ジャパンの主将として、日の丸も背負う男は「また日本一になって、こういう賞を頂けたら」と語った。

　美馬は３勝３敗で迎えた日本シリーズ第７戦（Ｋスタ宮城）で巨人を６回無失点に抑え、初の日本一に導いた。第６戦でエース田中が敗れた後の試合で「僕には誰も期待していないから開き直って投げた」という。逆境に立たされながらも「底力」を見せた。東北に勇気を与えた受賞だった。


楽天　枡田　予想をはるかに上回る4000万円に驚き


楽天の枡田慎太郎内野手(２８)が３日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、２１００万円アップの４０００万円でサインした。

３０００万円くらいは、という夢を抱いて交渉の席に着いたが、提示額は「想像を超えていた」(枡田)という倍額以上の４０００万円。開幕直後は不振で２軍落ちし、ファームでも死球を受けて出遅れたが、７月に１軍へ復帰すると、内野手登録ながら「６番・左翼」で活躍。打率２割７分２厘も８本塁打４７打点は入団７年目でベスト記録となった。

大幅アップに笑顔の枡田は「日本一の瞬間にチームの中にいれてよかった」と最後は力を発揮し、優勝の輪の中に入ることができたことを誇った。






楽天　辛島　５回１安打無失点で100万円上乗せ「２桁勝ちたい」


楽天の辛島航投手(２３)が３日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、１００万円ダウンの２１００万円でサインした。

当初提示は２００万円ダウンの２０００万円だったが、日本シリーズ第５戦に先発、５回１安打無失点と好投。日本一に貢献したことが評価され、１００万円上乗せされた。

しかし、左ひじを痛めて復帰が7月末になったこともあり、昨季の８勝から今季は３勝と期待を裏切ったことで、現状維持には至らなかった。来季については「ローテーションを守って２桁勝ちたい」と、今季の悔しさを晴らす活躍を誓った。





楽天　岡島　倍増3000万円でサイン　日本一に貢献「来季は全試合出場」


楽天の岡島豪郎外野手(２４)が３日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨んだ。

今季の年俸１５００万円から倍増の３０００万円でサインした。

捕手登録ながら、持ち前の打撃を生かすために今季途中から外野のレギュラーに定着。夏場から１番打者として球団初の日本一に貢献。小久保監督率いる日本代表「侍ジャパン」の一員にも選ばれた。

「いい評価をしてもらった。来季は１４４試合出場したい」と来季への抱負を口にした。