イーグルスファンコミュのアジアＳ初戦は辛島！

アジアＳ初戦は辛島！実績重視ローテで王者目指す

日本、韓国などのプロ野球王者６チームで争うアジアシリーズが１５日に台湾・台中で開幕する。２組に分かれて１次リーグを戦い、上位２チームが準決勝に進出するが、初出場でＢ組に入った楽天は実績重視のローテでアジア王者を目指すことになった。

１５日の初戦、台湾・義大戦で辛島が先発することが決定。佐藤投手コーチは「まずは予選を突破しないと。実績のある投手を最初に投げさせる」と明言した。田中、則本、美馬の３本柱を登板させない方針の中、日本シリーズ第５戦（東京Ｄ）で５回無失点の好投を見せた左腕が先陣を切る。

２０日の決勝まで進めば、４試合を戦うことになる。辛島の後は永井、新人・宮川と続き、決勝戦のマウンドは戸村に託す。ほかに釜田らが中継ぎとして待機する。打線もジョーンズ、マギー、松井のベテラン３人が不参加となるが、侍ジャパンに選出された岡島、銀次が引っ張る。「やるからには勝つ」と星野監督。若手の力で優勝をつかみ、来季への弾みとする。

マー君、台湾入り！“伝令役”で貢献へ

メジャー移籍に向けて、その動向が注目される楽天・田中将大投手（２５）が１３日、「アジアシリーズ２０１３」（１５～２０日）のため、台湾・台中入りした。星野監督は「まさか、投げさせるわけにはいかない」と今シリーズでの登板を否定したが、「ヨシ（佐藤投手コーチ）の代わりに、マウンドに行かせるか」と“伝令役”として戦力にするプランを明かした。

　経由地の台北・松山空港に田中が姿を見せると、待ち受けた約３００人のファン、マスコミから大歓声が起こった。海を渡っても人気は変わらない。だからこその“伝令役”だ。田中を一目見ようとする現地のファンの期待に応え、さらには登板を予定する若手投手陣の刺激にもなる―。「アドバイスする難しさを学んでもらわんと」と佐藤投手コーチ。実現すれば田中にとっても貴重な経験となりそうだ。

労組・プロ野球選手会が異議を申し立てていた新ポスティング制度（入札制度）が合意目前だが、田中は「すべて終わってから」とアジアシリーズ期間中は口を閉ざす考え。まずはチームを裏から支え、優勝に導くことを第一に考える。

選手会、ポスティング新制度を受諾　マー君の今オフ移籍可能に

日本プロ野球選手会（嶋基宏選手会長＝楽天）の松原徹事務局長は１４日、東京都内の日本野球機構（ＮＰＢ）で、日米間で既にまとまっているポスティングシステム（入札制度）の新制度を２年間限定で受諾すると表明した。新制度が正式合意することで、昨年１２月に将来的なメジャー挑戦の希望を表明した楽天の田中将大投手が今オフにも移籍が可能となる。

ＮＰＢは米大リーグ機構（ＭＬＢ）と条文を作成して１８日の実行委員会で承認する予定。関係者によると、早ければ２０日にも選手の申請が可能となる。

新制度でも最高入札額を提示した米球団が独占交渉権を獲得することは変わらないが、日本の球団が得る額は落札額と２番目の入札額の間に抑えられる。選手会は見直し案にメリットがないとして異議を唱えていたが、松原事務局長は１１日のＮＰＢとの事務折衝後に同意に前向きな姿勢を示した。

楽天がドラ４・古川と合意　契約金３０００万円

楽天がドラフト４位で指名した佐賀・有田工の古川侑利投手（１８）＝

１７８センチ、７８キロ、右投げ右打ち＝の入団が１４日、決まった。

契約金３０００万円、年俸６００万円で合意した。（金額は推定）