イーグルスファンコミュの楽天持ってる！“強運”社長、右手で松井引き当てた！など・・・

田中、嶋ら４０選手が日本Ｓ出場資格


プロ野球のコナミ日本シリーズ２０１３が２６日、Ｋスタ宮城で開幕し、昨季日本一の巨人にシリーズ初出場の楽天が対戦する。巨人は９連覇を達成した１９７３年以来となる２年連続日本一を目指し、楽天は球団創設９年目で初のパ・リーグ優勝を果たした勢いに乗り頂点を狙う。東北で日本シリーズが開催されるのは初めて。

楽天は小雨の中、Ｋスタ宮城で調整した。第１戦の先発が有力なエース田中は、キャッチボールやランニングなどで登板に備えた。

　日本シリーズの出場資格を持つ楽天４０選手が発表された。



【楽天】

▽投手　則本、田中、長谷部、釜田、戸村、金刃、片山、美馬、青山、レイ、斎藤、川井、ハウザー、小山伸、辛島、福山、ダックワース、宮川

▽捕手　岡島、小関、嶋、伊志嶺、小山桂

▽内野手　マギー、藤田、松井、阿部、枡田、銀次、小斉、西田、岩崎、仲沢

▽外野手　森山、牧田、中島、聖沢、ジョーンズ、島内、榎本







先発の粘りが鍵／ＭＪ砲の爆発期待／巨人　中継ぎ、抑え優位



コナミ日本シリーズ２０１３が２６日、Ｋスタ宮城（仙台市）で開幕する。球団創設９年目で初出場となる東北楽天は、レギュラーシーズンから無敗を誇る田中を軸に、歴代最多３４度目の出場となる巨人に挑む。


最大の見どころは球界のエース田中と、球界随一の破壊力を持つ巨人打線の対決。今季の交流戦では田中が２試合に先発し２勝。計１６回１０安打１失点（自責点１）、防御率０．５６とほぼ完璧な投球内容だった。


先発３本柱の１人と期待される美馬は１試合に先発し、１回６安打６失点（自責点６）と打ち込まれており、やや不安が残る。レギュラーシーズン１５勝の則本は登板がなかった。いずれにせよ、クライマックスシリーズ（ＣＳ）と同様、終盤まで先発投手が粘れるかが試合の流れを左右しそうだ。


中継ぎ、抑えは沢村、マシソン、山口、西村がいる巨人が上回る。東北楽天はＣＳで登板機会がなかった青山のほか、小山伸らの復調が待たれるが、状況によってはＣＳのように、田中、則本の救援登板も予想される。


打線はジョーンズ、マギーの両外国人選手に頼る部分が大きい。交流戦ではそれぞれ１割６分７厘、８分３厘と湿ったが、２人で計７四球。ＣＳで勝負強さを発揮した銀次、ベテラン松井に加え、交流戦で１４打数７安打と当たった嶋のバットが鍵を握る。ＤＨ制がない東京ドームの試合では、銀次は左翼、ジョーンズが一塁に入り、３〜５番はこれまでと同様、固定して臨む見通し。


巨人は阿部、村田らの長打力だけに頼らず、要所で小技を絡めて攻めるしぶとさを持つ。ＣＳで復調の兆しを見せた坂本（青森・光星学院高出）に快音が続けば、得点力はさらに上がる。


東北楽天の星野監督は現役時代から「打倒巨人」に闘志を燃やし続けてきた。中日、阪神の監督時代を含め、監督として４度目の日本シリーズで自身初の頂点を目指す。一方、巨人の原監督は球団として４０年ぶりの日本一連覇を懸けて大一番に臨む。





銀次、外野も準備　指名打者ない東京Ｄでの試合に備える


楽天の銀次がシートノックで左翼の守備に就き、軽快な動きを見せた。

レギュラーシーズン中は主に一塁を守ってきたが、東京ドームでは指名打者が使えないため、４番のジョーンズが一塁に入ることを想定しての練習。シーズン終盤には２試合、左翼を守った銀次は「まだ言われてはいないけど、準備はしています。早く野球がやりたくてわくわくしています」と言葉を弾ませた






楽天持ってる！“強運”社長、右手で松井引き当てた！




会場のざわめきと歓声とともに、楽天・立花陽三球団社長が高々と右手を掲げ、ガッツポーズした。５球団が１位指名し、抽選となった注目の桐光学園（神奈川）の松井裕樹投手（３年）。交渉権を獲得したのは、今季パ・リーグを制した楽天だった。

日本ハム・栗山監督、ＤｅＮＡ・中畑監督、ソフトバンク・王球団会長、中日・谷繁新監督、そして楽天・立花社長の順で、くじ引きの箱に手を入れた。最後の１枚を右手で引いた立花社長。まさに“残り物には…”。テーブルの星野監督も、満面の笑みとともに拍手を送った。

「本当に緊張しました。田中を超えるような投手になってほしい」と立花社長。昨年のドラフトでも、広島と競合の末、森を引き当てた強運ぶりを、今年も発揮。「常勝軍団にすべく、頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。






楽天　松井指名の裏に星野監督「松井で行け！競合してもいいから行け！」　



５球団競合の末、桐光学園の松井の交渉権獲得に成功した、楽天・星野監督は「日本シリーズを前にはずみがつく」と満面の笑みで喜びを口にした。

「松井で行け！競合してもいいから行け！」と指名選手最終決定の会議で、強く松井を推した星野監督自身だった。まだ生では見たことがないとしたうえで「即戦力に近い。大学、社会人の投手にも負けない」と高評価。「無理せずじっくり育ててる」と言いつつ、「でもすぐ使ってみたい素材」と、ピッチングを見るのが楽しみで仕方ない表情だった。




楽天　松井大当たり　嶋も歓迎「あのスライダーが止められるか心配」



楽天が強運を見せ、５球団競合の末、桐光学園の松井の交渉権を獲得した。

日本シリーズを控えた楽天の選手たちはこの朗報を練習中に知った。正捕手の嶋は評判の左腕の交渉権獲得に大喜び。「あのスライダーが止められるか心配」と冗談を飛ばしながらも「受けるのが楽しみ」と期待のサウスポーとのバッテリーを思い描いた。

　星野監督「田中、則本に次ぐようないい素材。田中のような攻撃的なタイプ。東北だけじゃなく、日本中の野球ファンを魅了してくれると思う」と新しい球界のスター候補に大きな期待をかけた。。







桐光・松井　早くも“マー君超え”に意欲「ゆくゆくは」150人近い報道陣集結




楽天に１位指名された桐光学園（神奈川）の松井裕樹投手（３年）が２４日、同校で会見を行い「ゆくゆくは超えていけるよう頑張りたい」と、今季無敗の絶対エース“田中超え”に意欲をみせた。



１５０人近い報道陣が集まり、無数のカメラのフラッシュを浴びながら、制服姿で会見場に姿をみせた松井。交渉権が楽天に決まったことを受け「実感はないが、ホッとしています」。開始当初は表情が硬かったが、徐々に気持ちが落ち着いたのか「今年パ・リーグ優勝チームなので、強いチームに選んでもらえて光栄。うれしく思う。（決定まで）緊張してドキドキしていました」と話すと、ようやく笑顔を浮かべた。



松井はドラフト前から１２球団ＯＫの姿勢を示しており、すでにプロ入りへの気持ちは固まっている様子。「勝てるピッチャーを目指してやっていきたい。球界を代表するピッチャーになりたい。少しでもチームの力になれるよう頑張りたい」ときっぱり。楽天といえば、やはり田中の存在は大きいが「目標としているピッチャーなので、学べるものはたくさんある。吸収して、ゆくゆくは超えていけるよう頑張りたい」と力を込めた。

本拠地となる東北・宮城については「中学の遠征で何回か行ったことがあります」とし、食べたいものを聞かれると「牛タンです」と笑った。




常総学院・内田は楽天が２位指名


１８ＵＷ杯日本代表で４番打者を務めた、常総学院・内田靖人捕手は楽天がドラフト２位で指名した。

◆内田靖人（うちだ・やすひと）１９９５年（平７）５月３０日、福島県いわき市生まれ。小学校２年から野球を始め、中学ではいわき松風クラブに所属し全国ベスト８。憧れの選手は元ソフトバンクの小久保裕紀氏。目指す打者は日本ハム中田翔。よく聞くアーティストは「ＧＲｅｅｅｅＮ」。５０メートル６秒６、遠投１１０メートル。１８５センチ、８７キロ。右投げ右打ち。






楽天３位浜矢１年目から先発ローテ目標だ



楽天３位指名のホンダ鈴鹿・浜矢広大投手（２０）が１年目からの先発ローテーション入りを目標に挙げた。

日高高中津分校の２年秋に野手から投手に転向。まだ投手としての経験は４年ちょっとという１８５センチ左腕は「角度のある直球がアピールポイント。１年目から先発ローテに入りたい」と目を輝かせた。１１年ホンダ鈴鹿に入社し、３年目の今季はエースとして活躍。最速１４７キロの直球にスライダー、カットボール、カーブ、フォークなど変化球も多彩だ。