イーグルスファンコミュのＣＳ進出リーグ一番乗り　Ｍ５

ＣＳ進出リーグ一番乗り　Ｍ５

首位楽天が、日本ハムを下して３位以内を確定させ、リーグ一番乗りでクライマックスシリーズ（ＣＳ）進出を決めた。

２００９年以来、２度目の進出となった。

球団創設９年目での初優勝に向けたマジックナンバーは１つ減って「５」となった。

１７安打１５得点爆勝！楽天、初優勝までマジック「５」

パ・リーグ楽天１５―１日本ハム（9月22日札幌Ｄ）

楽天が優勝マジックを１つ減らして「５」とした。日本ハムに１７安打を浴びせて、１５―１で圧勝。３連勝を飾り、２度目のクライマックスシリーズ進出を決めるとともに球団創設９年目での初優勝に加速した。

楽天は２回、日本ハムの先発・ケッペルの不安定な立ち上がりを攻めて大量５得点を挙げた。先頭から２者連続で四球を選び、送りバントで１死二、三塁としてから９番・聖沢が中前に２点適時先制打。２死一、二塁から３番・銀次が中越え２点適時二塁打を放つと、４番・ジョーンズの中前適時打でさらに１点。５回にはジョーンズの左越え２５号ソロなどで２点を加えると、７回には打者９人を送って３本の長短打と２連続押し出し四球などで５得点。９回にも３連打などで３点を加え、１７安打で１５得点をもぎ取った。

投げては先発左腕・辛島が７回を６安打２四球１失点で３勝目。マジックを「５」に減らす好投に「（これまで）自分がいい投球ができてなかったので、マジックどうこうより、しっかりいい投球をして相手を抑えようと思った」と安どした。７三振を奪ったことには、「三振の数は気にしていなかった」と話し、「調子は良くなかったが、変化球が低めに決まり、直球もコーナーにしっかり投げられたのが良かった」と振り返った。

また、ジョーンズは７回に左越え二塁打を放ち、日米通算４００二塁打を達成した。

辛島「低め意識」７回１失点３勝

楽天辛島航投手（２２）が７回を６安打７三振２四球１失点に抑え、３勝目をマークした。

ここまでの２勝は８月２４日ロッテ戦の５回４失点と９月７日日本ハム戦の６回１／３・５失点。「ここまで、いいピッチングがなくて、調子も良くなかった。３勝のうち２勝は、野手のみなさんのおかげでしたから」と、自身の好投がチームに貢献できた実感を感じていた。「三振は意識しないで、低めに集めようと意識しました。変化球を低めに集められたと思います」と話した。

ジョーンズ25号「仕留められた」

楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）が５回無死走者なしから、２５号ソロを放った。

カウント１ボール２ストライクと追い込まれてからのカーブに対し、体勢を崩さずにフルスイング。左翼席最前列に飛球を落とした。「真ん中に入ってきたカーブを、１発で仕留められて良かった」とコメントした。

ジョーンズ変化球とらえ適時打

楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）が２回２死二塁、この回５点目となる適時打をマークした。

カウント２－２から外角ボールゾーンに落ちるスライダーを拾って、中前に運んだ。「低目の変化球をうまく打てた」とコメントした。

枡田２日連続適時打「気持ちで」

楽天枡田慎太郎内野手（２６）が２日連続の適時打を放った。５回無死二塁。２ボール２ストライクからの内角直球を、腕を畳んで引っ張った。

前日２１日に、９月初めての適時打を放ったが、この日も適時打をマーク。「打ったのは真っすぐです。ジョーンズがホームランを打ってマギーも続いたので、何としても塁に出たいと思って、気持ちで打ちました」と話した。

銀次２点適時打でＶサイン

楽天銀次内野手（２５）が２回２死一、二塁から２点適時打を放った。カウント２－２、インハイの直球を中堅越えの二塁打とした。

二塁にたどり着くと、歓喜する一塁ベンチに向かい、いつもの「バーン」ではなく、Ｖサインを突き出した。「打ったのは真っすぐです。しっかりピッチャーに入っていって、インコースをさばくことができました。良い流れを切らさず、追加点が取れて良かったです」と話した。

聖沢先制適時打「勢いづく一打」

楽天聖沢諒外野手（２７）が、２回に先制の２点適時打を放った。四球、四球、犠打で１死二、三塁の好機で、前進守備の二遊間を破る中前打だ。

「打ったのは真っすぐです。昨日の勝ちの勢いをそのままに、今日も勢いづく一打になったと思います」とコメントした。

小山伸ＣＳ決定も「これから」

楽天が１５得点の猛攻で大勝し、０９年以来のＣＳ進出を決めた。また、マジックは「５」に減らした。

　８回に２番手で登板した小山伸一郎投手（３５）は、２奪三振で３者凡退に仕留め「ＣＳ進出が決まったんですか？　そうですか。マジックも減りましたし、そういう試合で投げられたのは、良かった。まだまだ、これからです。１つずつ頑張ります」と話した。