イーグルスファンコミュの延長１２回０―０引き分け　マジック再点灯は持ち越し

楽天　延長１２回０―０引き分け　マジック再点灯は持ち越し

パ・リーグ楽天０―０西武（9月4日Ｋスタ宮城）

楽天は延長１２回の末、西武と０―０で引き分けた。２位ロッテが敗れたためゲーム差を４・５に広がった。

０―０の１２回、銀次が三振に倒れ、最後の打者となった。西武の７安打を下回る３安打。結局、得点を奪うことはできなかった。

投手陣は先発の美馬が８回無失点、その後も長谷部、青山、金刃とつなぎ無失点に抑えた。

２位ロッテがオリックスに敗れたため、勝てばマジック「２２」が再点灯するところだったが、持ち越しとなった。

楽天　５８試合目での到達は最速１００万人突破！

楽天はこの日、１万３７１０人の観衆を集め、今季の主催試合の観客動員数が１００万人を突破したと発表した。球団によると５８試合目の突破は球団創設９年目で最速。

今季は既に過去最多となる９度のチケット完売を記録するなど売れ行きは好調だ。２００４年に新規参入を希望した際に約束した２万８千席に近づけるよう、３日から増設した特設スタンドの使用も始まっている。

内野特設スタンドが完成　Ｋスタ宮城

プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団が日本製紙クリネックススタジアム宮城（仙台市宮城野区、Ｋスタ宮城）に整備を進めていた内野特設スタンドが完成し、３日の西武戦で使用を開始した。

特設スタンドは三塁側外野寄り上段部分に９３６席を新設した。８月１２日に着工し、今月２日に完成した。３日は大勢の家族連れなどが訪れ、新たな応援席の座り心地を確かめた。

仙台市若林区の会社員鈴木育子さん（４８）は「最近はチケットが取れない日もある。席が増えたので、日本シリーズも応援に来たい」と話した。仙台市太白区の会社員森龍之進さん（２４）は「見晴らしが良くて見やすい。頑張って優勝してほしい」とエールを送った。

一方、宮城県栗原市の無職濁沼栄一さん（６３）は「こういう席を球団に作らせるぐらいチームは頑張っている。本当は仮設ではなくてきっちりとしたスタンドを造ってほしい」と注文した。

今季はチームが好調でチケット完売が相次いでいることや、クライマックスシリーズ（ＣＳ）、日本シリーズ進出を視野に楽天野球団は増設工事に着手した。左翼外野席の「楽天山」と呼ばれる芝生席後方にも１２４９席を設置し、１３日のオリックス戦から運用する予定。

Ｋスタ宮城の収容人数は２万５６５１人となる。