イーグルスファンコミュの４連勝で首位タイ！今季最多の貯金１０

楽天　ついに首位タイ浮上！ジョーンズ豪快２連発、ロッテ撃破


パ・リーグ 楽天８―４ロッテ （7月4日 Ｋスタ宮城）



楽天が１２安打８得点の猛攻で首位・ロッテとの直接対決を制し、６月以降では球団史上初の首位に並んだ。

メジャー４３４発の大砲が、大一番で火を噴いた。初回、ジョーンズが古谷から外角の甘いチェンジアップを左翼席に運び６月１日のＤｅＮＡ戦以来、約１カ月ぶりの１２号２ランで先制。同点に追いつかれた４回無死一塁でも内角のスライダーを左翼ポール際にライナーで運ぶ２打席連続本塁打で、楽天は２点を勝ち越した。

さらに５回２死一、二塁からマギーが外角の直球を左翼線に２点二塁打。前回登板の６月２６日オリックス戦で、９回２死まで無安打無得点投球をみせた古谷から６点を奪い、マウンドから引きずり下ろした。

守っても勝ち越した直後の５回１死一、三塁、サブローの三ゴロで二塁封殺した藤田が判断よく本塁へ送球。飛び出した三塁走者の井口を挟殺し追加点を許さなかった。

先発の川井は５回１／３を７安打２失点で今季２勝目。継投で逃げ切ったチームは４連勝で４０勝とし、ロッテに並び首位浮上。ナインを迎える星野監督の表情は、いつも以上に闘志がみなぎっていた。





２発のジョーンズ　地元ファンに「何とか仙台に優勝を持ってきたい」



楽天打線の中軸が首位タイに並んだチームをけん引した。

３番・銀次が４安打、４番ジョーンズは先制弾を含む２発４打点の活躍。試合同様、お立ち台で銀次が「最高で〜す」と声を張り上げれば、ジョーンズも日本語で「サイコウデ〜ス」と続いた。

銀次が「本当に頼りになる。信じて打ちました」と持ち上げれば、６月１日のＤｅＮＡ戦以来となる本塁打を放った主砲も「本塁打よりも銀次が出塁してくれたんで何とか、還すことを考えた」とフォア・ザ・チームを強調した。

チームは０９年以来の貯金１０。６月以降では球団史上初の首位に立ち、チームリーダーでもあるジョーンズは「何とか仙台に優勝を持ってきたい」と地元のファンの前で力強く宣言した。





珍併殺「５−４−２−５」


楽天が珍しい併殺を完成させた。５回１死一、三塁。サブローの三塁ゴロで、マギーは二塁送球。二塁の藤田は、三塁走者・井口のスタートに反応し本塁へ。嶋からマギーと渡って、帰塁した井口をタッチアウト。「５−４−２−５」の併殺となった。

ピンチを脱し、今季２勝目の権利を得た「ボブ」こと川井貴志投手（３６）はその瞬間、バンザイしながら無邪気な笑顔を振りまいた。


　


川井、援護もらって６回途中降板

楽天川井貴志投手（３６）が６回１死走者なし、勝利投手の権利を得て、マウンドを救援陣に託した。

５回１／３を投げ７安打２失点の投球内容に「自分の投球は良くなかったですが、初回から点を取ってもらって、楽な気持ちで投げることができました。高めに行ってしまっていたので、低めに集められるように練習して修正したいです」とコメントした。



銀次適時打「良い感じで打てた」


楽天銀次内野手（２５）が６回２死一、三塁から中前適時打を放った。前の３打席で二塁打、三塁打、左前打を放っており、４安打目はチーム８点目の適時打となった。

「打ったのはスライダーです。ストライクゾーンに来たら、振ろうと思ってました。４安打目が一番良い感じで打てました」と話した。



ジョーンズが２打席連続２ラン

楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）が２打席連発だ。４回無死三塁、１ボールからの２球目を左翼席に運んだ。

２打席連続の２ランに「三塁にいた銀次を返そうと思っていた。インコースに来たスライダーを、うまく腕をたたんで打つことができた」とコメントした



マギー５回に２点適時二塁打


楽天ケーシー・マギー内野手（３０）が５回２死一、二塁から２点適時二塁打を放った。

フルカウントからワンバウンドしそうなチェンジアップを拾って、左翼線ギリギリに落とした。「２死のチャンスで、フルカウントだから、走者がスタートを切ると思っていて、センター方向に打とうと思っていた。うまく引きつけて打つことができた」とコメントした。