イーグルスファンコミュのリーグトップ６勝目

マー君　昨季から１０連勝　８回３失点で両リーグトップ６勝目

交流戦 楽天７―３ＤｅＮＡ （5月14日 横浜）

楽天の田中は８回３失点と粘投し、両リーグトップとなる６勝目。昨季８月２６日の日本ハム戦から続く連勝を１０に伸ばした。

２回にＤｅＮＡ・ブランコの一発で先制を許したものの、ジョーンズの３ランなどで７点の援護をもらうとあとはスイスイ。７、８回に１点ずつ失ったものの、傷口を最低限にとどめる投球で白星を挙げた。

５回に勝ち越しの３ランを放ったジョーンズは「きょうは田中投手が粘り強く投げてくれた」とエースを称えた。



島内が同点打「打ててよかった」


島内宏明外野手（２３）が同点打を放った。０−１の４回１死二塁で、ＤｅＮＡ三浦から右翼線二塁打を放ち、二塁走者を生還させた。

先発のエース田中を援護し「田中さんが投げていますし、まずは同点にと思っていました。チャンスで打てて良かったです」と喜んだ。




ジョーンズがスラ狙いの６号弾


アンドリュー・ジョーンズ外野手（３６）が勝ち越しの６号３ランを放った。

１−１で迎えた５回１死一、二塁で、ＤｅＮＡ三浦の外角スライダーを右翼席へ運んだ。それまでの２打席は、どちらもスライダーに空振り三振を喫しており「１、２打席目ともにスライダーに合っていなかったから、スライダーをマークしながら打席に入ったんだ。ここまでに無かった感じで高めにスライダーが浮いてきて自分のスイングが出来た。ホームランになって良かったよ」とコメントした。




稼頭央、中前タイムリーで５点目


松井稼頭央内野手（３７）の適時打で突き放した。

４−１で迎えた６回、１死一塁で投手田中が犠打を決めた。２死二塁となり、松井が中前打で５点目を加えた。

松井は「田中が、しっかりバントを決めてくれたからね」とコメントした。




小山「バンバン」連投ＯＫ

楽天・小山伸一郎投手（３４）が１３日、交流戦でのフル回転を誓った。

１４日からのＤｅＮＡ戦に備え横浜スタジアムで汗を流した中継ぎエースは過去の優勝チームを見ても交流戦はいい戦い方をしている」と話した。セ・リーグ主催試合は投手が代打で交代する可能性があり、登板機会が増えそうだが「バンバン投げるつもりでいます」と連投も辞さない構えだ。

交流戦は納得のいく成績を残していない。「気負い過ぎちゃうんです。特に中日相手には」と古巣を強烈に意識。そのジンクスを打ち破る。「今年は春から調子がいい。横浜も乗っているのでしっかりたたいて名古屋に乗り込みたい」と宣言した。




東北楽天、ＤｅＮＡと２連戦　打線好調、Ｖ狙う


東北楽天は１４日からのＤｅＮＡとの２連戦（横浜）を皮切りに、交流戦２４試合を戦う。過去８年間で交流戦を勝ち越したのは２００８年と１０年の２度のみ。昨シーズンは１０勝１４敗に終わり、結果としてクライマックスシリーズ（ＣＳ）進出を逃す一因にもなった。ここまで１８勝１７敗の３位と好位置に付けるチームにとって、交流戦の戦い方が４年ぶりのＣＳ進出への第一関門になる。

今シーズンは打線が好調だ。１５９得点はリーグ２位、チーム打率２割６分、２５本塁打は、ともにリーグ３位と高い攻撃力を誇る。星野監督は「ジョーンズ、マギーが加入し、昨季よりも嫌がられているはず」と自信を持つ。

セ・リーグは東京ドームや横浜スタジアムなど狭い球場が多く、一層のホームランの量産が見込まれる。指名打者のジョーンズは、セの主催試合では一塁での起用が濃厚。今季は一度も守備に入っておらず、ぶっつけ本番となるが、星野監督は「グラブさばきやフットワークは問題ない」と話す。

物足りないのが機動力だ。１５盗塁はリーグ最下位で、「聖沢以外に走れる選手がいない」（田代打撃コーチ）というのが現状。犠打や足を絡めた攻撃が求められるだけに、投手の打順を含め、細かなベンチワークも大切になる。

投手陣にも課題が多い。チーム防御率はリーグ最悪の４．５９。先発は田中、美馬、則本、ダックワース、永井の５人を予定している。エース田中で確実に白星を重ねることはもちろん、他の４人にはきっちりと試合をつくる投球が求められる。

救援陣は防御率５点台と踏ん張り切れていない。ただ、七回途中から４投手をつないで逆転勝ちした１０日のロッテ戦など、ここにきて改善の兆しも見え始めた。「リリーフが頑張って勝ちを拾う試合がないと、大型連勝はできない」と星野監督。中盤に起用される斎藤、左腕の片山、金刃らの役割が重要だ。

チームは交流戦での優勝を目標に掲げる。１４日の初戦に先発する田中は「交流戦で勢いをつけ、そのままシーズンを（好結果で）終えるチームも多い。（目標は）勝ち越しではなく優勝です」ときっぱり。星野監督も「優勝すると口にすることが大事」と意気込む。