イーグルスファンコミュの「引退前のおっさんか」

楽天・釜田、８失点ＫＯ　仙さん「引退前のおっさんか」

楽天２年目の釜田が今季初先発、３回１／３を投げ６安打６四死球８失点と精彩を欠いた。昨季７勝（４敗）を挙げた右腕は、本拠地での自身開幕戦を白星で飾れなかった。

釜田は立ち上がりからコントロールが定まらず、一回は坂口に右前打、糸井に四球を与えるなど二死満塁のピンチを招いたが、続くＴ－岡田を三ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。しかし二回、先頭・後藤の中前打、味方のエラーなどで一死ニ、三塁にすると坂口に犠飛を打たれ先制点を許した。さらにＴ－岡田に左前適時二塁打を打たれるなど４安打２四死球で５点を奪われた。四回には先頭の川端に四球、李に右前打を打たれるなど一死満塁と走者をためて降板。２番手のハウザーも後藤の中前適時打など４連打を浴び、この回６点を奪われた。

打線は三回に枡田の犠飛などで２点を返したが、その後は沈黙した。不甲斐ない大敗に試合後の星野監督は怒り心頭。８失点の釜田のピッチングには「引退前のおっさんが投げているみたいだ」と手厳しかった。

森山Ｃ、失点釜田「勝負球高い」

楽天の先発釜田佳直投手（１９）が序盤に失点を重ねた。２回、味方の野選もあり、４安打２四死球で５点を失った。

森山良二投手コーチ（４９）は「ブルペンの時から球にバラつきがあった。試合に入ってランナーを背負ってからスイッチが入るタイプだからと思っていたが、勝負球が高い。それがこういう結果になっている。３回以降で修正できることに期待したい」とコメントした。

銀次、２軍も！星野監督、猛ゲキ「置くところない」

楽天・星野仙一監督（６６）が、オリックス戦（Ｋスタ）が雨天中止となった３日、打率２割と不調にあえぐ銀次内野手（２５）に対し２軍降格を示唆した。「置くところがない。外そうかと思ってる」と猛ゲキ。昨年はチームトップの２割８分と結果を残した左打者は「いい方向に考える」と、中止を恵みの雨とし、復活を目指すことを誓った。

チームにとって今季初の雨天中止。室内練習場での練習中、闘将は打撃ケージで銀次の真後ろに立つと「デーブ（２軍監督）が待ってるぞ」と冗談交じりにはっぱをかけた。報道陣の前でも「置くところ（打順）がない。外そうかと思っているよ」と苦笑いした。

ただ、左打者も黙ってはいなかった。指揮官に対しては「ここから打ちます」と力強く宣言。開幕から１０打数２安打と結果は出ていないが「打球が飛んでるところが良くないだけです」と言い切った。

雨の“恵み”が、期待のバットマンに染み込む可能性はある。平石洋介打撃コーチ補佐（３２）の指導の下、マシン打撃で念入りに打ち込んだ。「状態はそんなに悪くない。ただ、丁寧にいきすぎている。もうちょっと初球から行くのが銀次だと思う」と同コーチ。初球から振っていく積極性を求めた。

指揮官のゲキは、大きな期待の裏返しだ。「去年は外国人がえらいことになっとった。でも、そこで（枡田）慎太郎や銀次が打ってくれた。全員（の打撃が）いい時なんて、年間数試合しかない」と星野監督。活躍を願うからこその言葉だった。

ソフトバンクとの開幕戦では「５番・一塁」で先発し、４打数無安打。続く２戦目は出番すらなく、３戦目は「９番・一塁」でチャンスをもらい、４打数２安打２打点と活躍した。ところが４戦目のオリックス戦は２打数無安打。闘将の思いに応えるため、このままでは終われない。気持ちも充電して臨む仕切り直しの一戦。３連勝と勢いに乗るチームを、自らのバットでさらに加速させる。