イーグルスファンコミュの福山、「杜のサブちゃん」で再出発

福山、「杜のサブちゃん」で再出発


合同トライアウトを経て楽天に新たに加入した福山博之投手（２３）が２６日、元西武の星野智樹投手（３５）、元オリックスの森山周外野手（３１）とともに入団会見に臨んだ。ＤｅＮＡ時代、演歌歌手の北島三郎に似ていることから「ハマのサブちゃん」の愛称で呼ばれた２３歳右腕は、新天地でのプロ初勝利へ意欲。「杜（もり）のサブちゃん」として再出発を誓った。

　新天地での入団会見にも迷いはなかった。福山は鼻から大きく息を吸い込むと、一気に言い切った。「ハマのサブちゃんと言われていました。引き続きサブちゃんと呼んでいただけたら」とアピール。歌手の北島三郎に似ていると自ら言い切る１４８キロ右腕は、地元のテレビ局から突然マイクを渡されても、応じる余裕も見せた。

プロ２年目の今シーズンは２試合しか登板できずに０勝０敗。課題とされた制球が安定せず、１０月に戦力外通告を受けた。合同トライアウトを経ての入団となったが、安部井寛スカウト部長は「直球は１４５キロから１４６キロ。負けん気も強いし、これから育っていってほしい」と期待をかけた。

勝負の３年目に懸ける思いは当然強い。「パリーグはいい打者も多く、打線に切れ目がない。一人一人の打者にしっかり勝負にいきたい。ＣＳ、日本一を目指して頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と決意を語った福山。“本家”のように、息の長い活躍を目指すべく、再スタートを切る。



井坂、年俸半分825万で育成に

井坂亮平投手（２８）が２８日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、８２５万円減の年俸８２５万円で更改した。

昨季は３勝を挙げた右腕だが、今季は故障の影響もあり１軍登板なし。来季は支配下登録を外れ、育成選手として再出発する。「どのみち、来年が勝負になる。今日から必死に頑張りたい。自分との勝負になります」と口元を引き締めた。（金額は推定







菊池は100万増「うれしい」


菊池保則投手（２３）が２８日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、１００万円アップの年俸７２０万円で更改した。

５年目の今季は、シーズン終盤に１軍昇格。４試合に先発し、１勝を挙げた。「思ったより上がりました。うれしいです。開幕１軍を目指して頑張ります」と、来季の先発ローテーション定着を誓った。（金額は推定）



上園400万円減、背番「61」に


上園啓史投手（２８）が２８日、仙台市内の球団事務所で来季契約を更改した。阪神から移籍１年目の今季は、開幕ローテーションに入りながら、最初の１試合に登板しただけで２軍落ち。再昇格はならなかった。４００万円ダウンの年俸１５００万円でサインした。

上園は、さばさばしていた。交渉後の記者会見。球団職員に着席を勧められたが、「このままでいいです」と立ったまま質問を受けた。「チームが変わってチャンスをもらったのに。何もしていません。やはり、１回目が大事でした」と、初登板のつまずきを反省した。なお、来季は背番号が「４７」から「６１」に変更されることが発表された。（金額は推定）




土屋20万円増「笑うのは苦手」


土屋朋弘投手（２７）が２８日、仙台市内の球団事務所で来季契約を更改した。今季はプロ初勝利となる１勝を挙げ、２０万円アップの年俸８４０万円でサインした。

昇給にも、土屋は「笑うのは苦手なんで」と、あまり表情を変えなかった。今季は８試合に登板。「中継ぎとして、もっと投げないといけない」と、来季は最低でも３０試合登板を目標に掲げた。（金額は推定）




西田100万円増「期待料も」


西田哲朗内野手（２１）が２８日、仙台市内の球団事務所で来季契約を更改した。今季は２０試合に出場し、プロ初安打を記録した。

１００万円アップの年俸７００万円でサインし「期待料も入っていると思います。来年は結果を出せるようにやっていきたいです」と口元を引き締めた。（金額は推定）





北川、釜田に「負けたくない」


北川倫太郎外野手（１９）が２８日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、現状維持の年俸６００万円で更改した。

１年目の今季は、１軍デビューはならなかった。同じ高卒ルーキーの釜田は１軍で７勝。北川は「率直に、すごいと思います。同い年ですし。ポジションが違うのでライバルとは違うけど、負けたくない。同じところでプレーしたいですね」と負けん気を見せた。持ち味である打撃力を伸ばし、「とりあえず、ファームでレギュラーを取りたい」と２年目の目標を掲げた。（金額は推定）