イーグルスファンコミュの楽天　1軍キャンプ地500席増　一、三塁側の内野観覧席を新設&スター候補に“定位置なし”　33歳浅村の適正ポジションは…内野大渋滞の楽天

ボビー・バレンタイン流ファンサービスを金武キャンプで…
今江敏晃監督「絶対やっていきたい」

今江敏晃監督が５日、沖縄・金武町で行われる春季キャンプで
“ボビー流”の手厚いファンサービスを行うことを約束した。

昨年１０月の監督就任会見では、ロッテ時代の恩師であるボビー・バレンタイン氏を
理想の監督像に挙げた。
同氏はロッテ監督時代、試合直前にベンチの屋根に上がってサイン会を行うなど、
超積極的なファンサービスを展開。
現役時にその様子を見てきた今江監督は「やれる範囲で（バレンタイン監督のように）
絶対やっていきたい」と力を込めた。

ファンに魅力的なキャンプを演出し、虎党を“奪う”意気込みだ。
金武町と阪神のキャンプ地・宜野座は約５キロと近いが、観客数には圧倒的な差がある。「（金武には）人があまり来てもらえていないイメージがある」という指揮官は、
「少しでもいいので金武町のグラウンドに来てほしい」と切望した。

楽天　1軍キャンプ地500席増　一、三塁側の内野観覧席を新設

楽天が1軍キャンプを行う沖縄・金武町ベースボールスタジアムの内野席に、
新たに約500人分の観客席が設置されたことが5日、分かった。
これまで芝生席だった一、三塁側の一部エリアを改修し、昨年12月27日に工事が完了。

さらに、昨年は立ち入り禁止だった室内練習場にも見学エリアが設けられる予定で、
ファンが見学しやすい環境が整った。

　ハード面だけでなくソフト面でも今年から“アフターコロナ仕様”となる。
ファンサービスの充実を掲げる今江監督は「できる範囲で絶対にやっていく。
カメラを向けられた時に振り向いてあげたりポーズを取ってあげたり。
それだけでも喜んでもらえると思う」と強調。
阪神キャンプ地の宜野座村からも近く「そこから流れて楽天にも来てほしい」と
呼びかけた。

スター候補に“定位置なし”　33歳浅村の適正ポジションは…内野大渋滞の楽天


三塁ではフランコと茂木、一塁では鈴木大、阿部、伊藤裕らが定位置を争う

新監督にとっては、いきなり悩ましい問題が浮上している。
2023年はシーズン最終戦までCS争いを繰り広げながら、4位に終わった楽天。
石井一久監督が退任し、今江敏晃監督が就任した。
村林一輝、小深田大翔ら若手がブレークし、内野手は大渋滞。
本塁打王の浅村栄斗がどこを守るのかに注目が集まっている。


2023年シーズンは主に、浅村が二塁、小深田が三塁、村林が遊撃。
また、浅村が指名打者で出場した試合では、小深田が二塁に入ることが多かった。
しかし浅村も33歳を迎え、守備の負担が大きいと言われる二塁から三塁や
一塁へコンバートされる可能性も。この動きによって他の選手たちにも影響が出そうだ。

さらに、セイバーメトリクスの観点から野球の分析を行う株式会社DELTA
（https://1point02.jp/）のデータから見ても、浅村のコンバートのメリットが伺える。
小深田の守備指標「UZR」は、二塁では601イニングで「-1.4」に対して、
三塁では305イニングで「-3.3」。
二塁に固定したほうがいいことが数字で示されている。

では、浅村が三塁または一塁にコンバートされればどのような影響が出るのだろうか。
三塁を争うのは、来日2年目を迎える大物助っ人のマイケル・フランコと
復活を目指す茂木栄五郎だろう。
メジャー通算130本塁打のフランコは2023年、95試合の出場で打率.221、12本塁打、
OPS.644。
茂木は8試合の出場で12打数1安打、打率.083に終わったが、
復活すれば大きな戦力になる実力者だ。

また、一塁では鈴木大地、阿部寿樹、伊藤裕季也らの争いが展開されている。
そして三塁、二塁の争いに割って入りたいのが5年目の黒川史陽だ。
2019年ドラフト2位のスター候補で、2023年はイースタンで打率.307の
好成績を残した。
しかし、ここまで1軍の選手層につけ入る隙はなく、難しい状況が続いている。