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動物虐待・遺棄防止コミュの2010年春・口蹄疫

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自らの分もわきまえず、自分の器を大きく超えた話題のトピックを立てます。まことに申し訳ございませんが、宜しくお付き合いくださいませ。

現在九州は宮崎で大騒ぎになっている口蹄疫。既に殺処分対象の家畜は5/7時点で6万頭超(5/8時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201005/2010050800029&rel=y&g=pol)・・・大変な事態になっています。

ここでこの「口蹄疫」というものの確認を。

・家畜の伝染病の一種。偶蹄類(牛や山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、ゾウなどが感染するウイルス性の急性伝染病。

・感染力が強い(空気感染する)為、感染拡大防止の観点からこれに罹った家畜は全て速やかに殺処分される(家畜伝染病予防法に基づく)。

・感染の拡大防止の為、家畜の移動をはじめ多くの動きが制限される。

・口蹄疫の人への感染力は弱く、また、罹ったとしても症状は穏やか。

※もっと知りたい方はこちらをどうぞ(こんな時ウィキペディアは便利ですね)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%B9%84%E7%96%AB

現在までの動きや問題点などを私のマイミクさん(獣医師の免許を持っていらっしゃいます)が日記にまとめていますのでご覧下さい。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1477989691&owner_id=5378065&org_id=1478884783
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1478884783&owner_id=5378065&org_id=1477989691
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1479861046&owner_id=5378065&org_id=1478884783
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1480456802&owner_id=5378065&org_id=1479861046
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1481711894&owner_id=5378065&org_id=1480456802
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1482417564&owner_id=5378065&org_id=1481711894
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1483505534&owner_id=5378065&org_id=1482417564
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1484056708&owner_id=5378065&org_id=1483505534

はっきり言って人災です。命を落とす事になる家畜の数が既に6万超。九州の畜産業は壊滅かもしれません。これが収まるまでは畜産農家はほぼ無収入。まだまだ命を落とすことになる家畜は増えるでしょう。

政治色の強い話題である為、どうしたものかと迷ったのですが・・・

皆様、この件について思うところを書き込んでくださいませ。

コメント(377)

政府、民間種牛の救済認めず 週内にも東国原知事に伝達
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071201000826.html
----------以下転載---------
宮崎県の口蹄疫問題で山田正彦農相と仙谷由人官房長官は12日、官邸で会談し、県が要請していた民間種牛6頭の救済を政府として認めない方針を確認した。

 山田農相は週内にも東国原英夫宮崎県知事を農林水産省に呼び、予定通り殺処分するよう強く求める。

 山田農相は会談後、記者団に対し「官房長官も国家的危機管理として、きちっと口蹄疫対策特別措置法に基づいて処分してもらうしかないという見解だった」と述べた。

 東国原知事は、所有者がワクチン接種や殺処分に同意していない種牛6頭を県有化した上で救済すると表明し、国に特例を認めるよう要請。

 しかし、農水省は殺処分しなければ、感染地域の清浄化が確認できないとし、認めない方針を県に伝えていた。

 このまま殺処分できない場合、16日に予定されている被害集中地域の移動・搬出制限の解除も先送りされる見通し。
2010/07/12 20:09 【共同通信】
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副大臣の意見はスルーなんですね。
なんでさくっと選挙前にこれを言わないか激しく疑問。
(ちこさんが健在でとりあえず安心した・・、もはやあの団体の手のひらの上で永眠かと・・)
>339
ご心配ありがとうございます(笑)
そのにゃんこまっすぐすぎてラブ。


で、いざ対決。東国原知事のtweetより
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http://twitter.com/higashitiji/status/18401354865
こちらから会って頂きたいと申し入れても、拒否され続けて来た。しかし、今度は、農水省に来いと言う。子供の喧嘩みたいな事はしたくない。県益のため、ここはぐっと堪えて、これから上京する。話はきちんと聞くが、こちらの主張を曲げるつもりは無い。
14分前 Echofonから
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民主党が公明党とみんなの党に連立申し入れとか言ってましたかね。

口蹄疫:種牛6頭の助命断念 東国原知事
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100716k0000m040070000c.html
---------以下転載--------------
宮崎県の家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)問題で、東国原英夫知事は15日、国に求めていた民間種牛6頭の助命を断念し、同県高鍋町の所有農家に殺処分に応じるよう求めたことを明らかにした。国が殺処分の姿勢を崩さないことや、16日午前0時に予定していた川南町など発生集中地域の移動・搬出制限区域の解除が遅れ、家畜の出荷が再開できない状態が地域経済に与える影響を考慮した。

 知事はこの日、種牛を所有する薦田長久さん(72)を訪問。山田正彦農相との13日の協議が物別れに終わった経緯などを説明し「殺処分にご理解を得たい」と伝えたという。

 県庁で会見した知事は「種牛を守りたいと交渉してきたが、農相の考え方は変わらない。制限区域の解除は宮崎全体の経済にかかわり非常に重要だ」と説明した。16日、農家から最終的な回答を得るという。

 一方、薦田さんは毎日新聞の取材に「知事は多方面で考えなくてはならない立場。助命のため一生懸命やってくれて感謝している。しかし国が聞く耳を持たないのはおかしい」と述べた。当初は殺処分が強制執行されれば訴訟も辞さないとしていたが「もう起こしたくない」と述べ「一晩考えて結論を出す」と語った。

 一方、被害が集中した県央部の移動制限区域について国は15日、この農家を中心に半径10キロを残して16日午前0時に解除する県の方針を了承した。民間種牛の6頭を除き、感染または疑い例、ワクチン接種農家の殺処分はすべて6月30日で終わっており、県は「防疫指針上は問題ない」としている。【石田宗久、小原擁】
 ◇是正指示を見合わせる 農相

 宮崎県の姿勢に対し、山田農相は15日夜、地方自治法に基づく是正指示を出して県に殺処分を求めることを見合わせると表明した。ただし、薦田さんが殺処分を拒み、知事が殺処分をする姿勢を見せない場合には是正指示を出すという。【佐藤浩】
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TVのニュースで薦田さんのコメントをみました。
後ろ姿が本当に悲しそうでした。
民間種雄牛の取り扱いについて農林水産省の見解

農林水産省のホームページより
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/taneusi.html

知事ブログより

いわば移動制限解除や復興支援を人質とした農水相のやり方は姑息で卑劣だと言わざるを得ないが、「法」や「権力」を振りかざされるとやはり我々は屈せざるを得なかった。

 本当に悔しい。この国はこのままでは絶対に駄目になる。

http://ameblo.jp/higashi-blog/
JNNニュース
宮崎の口蹄疫、農水相と知事の対立激化
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4478796.html
------------以下転載-------------
種牛の殺処分を巡って山田農林水産大臣と宮崎県の東国原知事が激しく対立している問題で、これまで処分を拒否してきた畜産農家が受け入れる考えを示し、一応、決着しましたが、大臣と知事の対立は、さらにヒートアップしています。

 「ご足労、頂きまして・・・」(宮崎県 東国原英夫 知事)

 午前10時半。これまで種牛の殺処分を強く拒否してきた畜産農家の薦田長久さんが、東国原知事に処分に応じる考えを伝えました。

 「県民のためになる牛が殺処分しないと、逆に県民のためにならない。本当にショックを受けました」(畜産農家 薦田長久さん)

 薦田さんが殺処分を受け入れたのは、国に延命措置を認めるよう求めていた東国原知事が、15日に一転して、薦田さんに殺処分を受け入れるよう説得したからです。

 「国の対応については、私は不本意ですけど、公共の福祉に影響を与える事はしてはならないということで」(畜産農家 薦田長久さん)

 この決断に、「特例は認めない」と、再三、処分を求めてきた山田農水大臣は・・・

 「国の立場を理解して頂けた。感謝しています」(山田正彦 農水相)

 山田大臣は、宮崎を訪問して薦田さんに直接、感謝の意を伝える考えを示しました。しかし・・・

 「最悪ですね。この国にはがっかりしました。特に大臣にがっかりしました。どの面を下げて来られるのか、どこまでKYなんだ」(宮崎県 東国原英夫 知事)

 国の方針を受け入れた東国原知事ですが、山田大臣の一連の対応に怒りをぶちまけました。これに対し、山田大臣は・・・

 「どういうお気持ちでそうおっしゃったか分かりませんが、今回、国家的な危機管理なんだから知事さんもしっかりと自分の持ち場を守ってもらいたい」(山田正彦 農水相)

 大臣と知事の対立は収まりそうにありません。(16日17:31)
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西日本新聞2010/07/16付の社説
種牛殺処分拒否 力ずくでは後味が悪いが
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/184942

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今日殺処分予定ですね。しかたないとはいえ残念です。
>>344
>今回、国家的な危機管理なんだから

こういうときだけ持ち出すお得意の言葉ですねww
意味も理解してないくせに

>しっかりと自分の持ち場を守ってもらいたい

確かにトップには非情さもないといけないし、決定したことは簡単に方向を変えてはいけない。
でも今回の方針転換は知事の職と引き換えに挑んだのではないでしょうか。

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身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂
(私の命がたとえこの武蔵野の野で終えることになっても、自分の思想はここに留めておこう)

http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10591288548.html
民間種牛6頭の殺処分着手、農水副大臣が謝罪
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100717-OYT1T00336.htm
--------以下転載--------------
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県は17日、高鍋町の薦田(こもだ)長久さん(72)の種牛6頭の殺処分に着手した。

 午前9時50分頃、家畜を運び出すためのトラック1台が、作業を担当する獣医師や県畜産課職員らを乗せたバスと一緒に薦田さんの農場に到着。同10時半頃、6頭のうち2頭を載せたトラックが、高鍋町内のJA所有の共同埋却地に向かって出発した。埋却地に到着後、殺処分される。残る4頭も順次運び出され、すべての殺処分と埋却が完了するのは午後になる見込み。

 政府現地対策本部長の篠原孝・農林水産副大臣は、獣医師らよりも前に薦田さんの農場に到着。篠原副大臣によると、「残念ながら殺処分することになってしまい、すみませんでした」と謝罪したところ、薦田さんは「宮崎の畜産振興にぜひ力を入れてほしい」と答えたという。1回目の運び出しの際、2人は一緒にトラックを見送ったが、薦田さんはうなだれていたという。

 県は6頭を埋却した後、18日午前0時、高鍋町を中心にした移動・搬出制限区域を解除するとともに、制限区域内の住民にイベントや外出の自粛を求めた非常事態宣言も解く見通し。県内で移動制限区域が残るのは、27日に解除予定の宮崎市の一部だけとなる。
(2010年7月17日13時59分 読売新聞)
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ニュースで映像を見ましたが副大臣も複雑な表情でした。
殺処分直後に制限区域解除なんですね。
>346
>埋却地に到着後、殺処分される。

ふと思ったんですが殺処分後、埋却地に運ぶんじゃないんですね。
いや、だからどうって事でもないですが。


殺処分してないままの家畜がいれば解除はできないですからね。
それを盾に迫っていたと知事は言いたいんでしょ
埋却地で処分したほうが効率的ですね
暑いし移動中にも腐敗が進むんじゃ
>349
>暑いし移動中にも腐敗が進むんじゃ

あ、そうか。ずっと牧場で殺処分されてたと思い込んでたからちょっと不思議に思いましたけど普通に考えればそうですよね(笑)
全域で牛豚ゼロに 児湯4町
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=1&paging=1
----------以下転載-------------
(2010年7月18日付)

 口蹄疫被害の“激震地”となった児湯・西都地域。中でも川南、都農、高鍋、新富の4町は全域がワクチン接種区域となり、牛と豚が1頭もいなくなるなど、壊滅的な被害を受けた。復興への道のりは険しいが、今回の制限解除が道のりの第一歩となる。

 県内11市町で発生した感染・感染疑い21万1608頭のうち、児湯・西都地域の1市5町では98・6%にあたる20万8698頭が集中。ワクチン接種後に処分された家畜を合わせると、県内飼育頭数の4分の1近い28万1078頭となり、いかに被害が甚大だったかが分かる。

 同地域の畜産産出額は約400億円(2006年度)。その規模は静岡県全体の畜産産出額(全国21位)に匹敵する。今回の口蹄疫で受けた打撃は畜産のみならず、関連産業や飲食、観光面など多岐にわたる。県は発生前の状態に回復するには数年を要するとみている。

 今後もウイルスが大量に含まれたふん尿を堆肥(たいひ)として処理し、発酵の熱で無害化する作業は8月27日まで続く。ワクチン接種地域では、国から義務付けられている畜舎の一斉消毒も2回残っており、家畜の再導入が可能になるのは9月以降の見通しだ。
大規模農場で症状見過ごし 口蹄疫、感染調査の鍵
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071801000466.html
-----------以下転載------------------------
宮崎県の口蹄疫問題で、4月下旬に疑い例が確認された川南町の大規模農場で、獣医師が県の家畜保健衛生所に異常を通報した6日前から、牛数頭によだれの症状が出ていたことが18日、経営会社への取材で分かった。当時は、国内10年ぶりとなる都農町の1例目の公表前。別の関係者によると、国が実施した抗体検査の結果から、大規模農場の感染時期は遅くとも4月上旬とみられる。

 口蹄疫問題では数十軒の農場で症状が見過ごされた可能性が指摘されているが、農林水産省の疫学調査チームは牛700頭以上を飼育する大規模農場の状況が、感染拡大ルート究明の鍵の一つとみて調査を進めている。

 大規模農場では都農町の1例目公表後、牛の舌にただれなどの異常も発見したが経過観察とし、すぐ届けていなかった。

 経営会社側は「よだれはやや多い程度で風邪を疑った。1例目の公表前に口蹄疫を予見するのは著しく困難で、舌のただれなどがある牛が増えた時点で届けた」とする。

 同社の弁護士によると、大規模農場では4月18日、よだれの症状がある牛数頭を把握。獣医師が風邪を疑い、ほかの牛も含め抗生物質を投与した。県が都農町での1例目を公表したのは同20日。翌21日には、大規模農場のすぐ近くにある農場2カ所でも疑い例が出た。
2010/07/19 02:02 【共同通信】
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>大規模農場の感染時期は遅くとも4月上旬とみられる。

一例目とされている水牛農家の牛の発熱および下痢の確認が3/31(サンデー毎日6/6号)
調査の行方が気になりますね。

口蹄疫、3月中旬に家畜感染か=初の発表前に10戸以上−農水省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010072300870

 宮崎県での口蹄(こうてい)疫問題で、農林水産省は23日、専門家による疫学調査チームの会合を開き、感染ルートなどを分析した。その結果、口蹄疫は初の感染疑いが発表された4月20日以前に県内の10戸以上の農場にウイルスが侵入し、最も早いケースで3月中旬には家畜に感染していた可能性があることが分かった。調査チームでは8月中に中間的な報告書を取りまとめる。
 関係者によると、最初に感染したとみられるのは、3月31日に採取したデータを基に遺伝子検査を行い、陽性反応が出た都農町の水牛農場。聞き取り調査などから3月中旬に感染した疑いがあるという。
 その後の感染経路は不明だが、4月20日以前には、豚が発症した県畜産試験場や大規模な肥育牛農場を含む都農、川南両町にある10戸以上の農場にウイルスが侵入していたことが推定されるとしている。(2010/07/23-19:22)

時事ドットコム
宮崎県の口蹄疫、最初の感染例は3月中旬だった
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100723-OYT1T00867.htm

 宮崎県の口蹄疫問題で、農林水産省が1例目として感染を確認した今年4月20日以前に、県内の10戸以上の畜産農家に感染が広がっていたことが23日、専門家で作る疫学調査チーム(チーム長=津田知幸・動物衛生研究所企画管理部長)の調査で分かった。


 最初の感染例は都農町の水牛農家で、3月中旬だったことも判明。同チームは「発見の遅れから、有効な初動対応がとれなかった」とみている。

 同チームは、感染が確認された全292の農場を調査。抗体検査などでウイルスの感染経路と時期を調査しており、8月中に中間報告をまとめる。

 同チームによると、最初の感染例は、これまでの発表で6例目とされていた都農町の水牛農家。3月中旬の感染に気づかなかったため、この農家から、車の移動などでほかの農家へ感染を広げたと考えられる。水牛農家へのウイルスの侵入経路は不明という。

 また、4月20日以前に感染していたことが分かった中には、同月28日に感染が判明した県畜産試験場(川南町)の豚も含まれていた。この試験場での豚の感染以降、一気に被害が拡大した。

(2010年7月23日20時57分 読売新聞)
口蹄疫:第1例確認時に既に拡大 疫学調査で推定結果
http://mainichi.jp/select/science/news/20100724k0000m040134000c.html

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、農林水産省の疫学調査チームは23日、都農町で第1例が確認された4月20日時点で、被害が集中した川南町など児湯地域の農家十数戸で既に家畜が感染していたとの推定結果をまとめた。チームは8月中にも中間的なとりまとめを公表する。

 チームは、異常の届け出時の病変の程度や検査データを基に、発生した全292例の感染時期を推定。現地調査や農家への聞き取りなども参考に、感染拡大ルートも検討した。

 最も早くウイルスが侵入したのは6例目の水牛農家(都農町)で3月中旬ごろ。韓国などで確認されたウイルスと遺伝子配列が極めて近く、アジアからの人や物の移動でウイルスが侵入したと考えられるが、水牛農家への侵入経路は特定困難とした。1、7例目(川南町)の農家へのウイルス侵入時期も3月下旬ごろと推定した。

 また、児湯地域での感染拡大ルートについては▽発生農家からの人の動き▽共同堆肥(たいひ)施設や倉庫、器具・器材の共同利用▽ネズミや鳥、ハエ、唾液(だえき)の飛沫(ひまつ)核(飛沫粒子)など−−を指摘した。

 他地域への拡大については▽えびの市へは川南町の関連農家から出発した家畜運搬車両▽西都市と日向市へは児湯地域の農家と同じ飼料会社の車両を使用▽西都市内の農家間では牛の出荷時に同一車両を使用▽近接した宮崎市内の3農家は飛沫核−−の可能性を挙げた。

 調査チーム長の津田知幸・動物衛生研究所企画管理部長は「(十数戸の農家)それぞれを強い線で結ぶことはできなかったが、(人や車の動きなどの)社会生活の活動でウイルスが広がったと推測できると思う」と説明。十数戸で家畜の異常の発見が遅れたのは、発生当初は感染量が少なく、症状は強く出ないことなどが要因としている。【佐藤浩】

毎日新聞 2010年7月23日 21時33分
口蹄疫:宮崎県で牛や豚の全頭目視検査開始 終息宣言向け
http://mainichi.jp/select/science/news/20100722k0000e040028000c.html

牛に異常がないか調べる獣医師=宮崎県都城市で2010年7月22日、木元六男撮影 家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の終息宣言に向け、宮崎県は22日朝、県内のすべての牛や豚を対象にした獣医師による目視検査を始めた。8月11日まで、県内約7700戸の牛や豚に口蹄疫の症状がないかを検査した上で、同27日に終息宣言を出す方針だ。

 全頭検査は県内最大の畜産地帯である都城市からスタート。同日朝、JA都城の家畜市場であった出発式で、長峯誠市長は「この検査で口蹄疫が完全に撲滅されたことを確認し、復興へ向けた第一歩にしたい」とあいさつ。獣医師らが2人1組の16班に分かれ、農場に向かった。

 同市では来月1日まで、市内の牛2200戸(7万6000頭)、豚180戸(39万8000頭)を検査する。約200頭を飼育するJA都城和牛生産部会長の井ノ上廣實さん(71)は「要望していた全頭検査が実現してうれしい。市場再開後は多くの購買者に来てほしい」と話した。【木元六男】

毎日新聞 2010年7月22日 11時17分(最終更新 7月22日 15時02分)
終息宣言出るといいのですが。
感染に関しての調査中間報告も8月中旬予定ということで
来月中〜下旬はひとつの区切りですね。
非常事態宣言、27日に解除=口蹄疫警戒態勢は継続−宮崎
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010072600040

 宮崎県で猛威を振るった家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫がようやく収まり、県は27日に非常事態宣言を解除する方針だ。このまま再発しなければ、10月に「清浄国」への復帰を申請できるようになる。ただ、発生多発地域では家畜の排せつ物などに大量のウイルスが残っているほか、中国を中心とするアジアで依然感染が続いている。警戒態勢は緩められない状況だ。

 口蹄疫の感染経路は農林水産省の専門家チームが解明中だが、アジアからの侵入説が有力。ウイルスのタイプは、今年に入り中国や韓国、台湾、香港といった周辺国・地域で相次いだO型で、遺伝子の配列は香港、韓国型と99%程度一致している。中韓台では6月にも感染例が報告されており、いまだ「終息宣言」は出されていない。

 アジアでの感染拡大で、日本国内では、空港や港湾での靴底消毒の徹底など水際対策が取られてきた。ただ、観光客やビジネスマンの行き来を含め「侵入リスクを完全にゼロにするのは難しい」(農水省)という。(2010/07/26-07:59)

時事通信
口蹄疫3か月で終息、宮崎の全移動制限を解除
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100727-OYT1T00027.htm?from=main1
-----------------以下転載-----------------
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県は27日午前0時、宮崎市の発生農家を中心とした家畜の移動・搬出制限区域を解除した。

 これで県内すべての制限区域がなくなり、外出の自粛などを求めた非常事態宣言も全面解除された。国内で10年ぶりに発生した口蹄疫は、1例目の発表から約3か月ぶりに終息に向かう形だ。県は今後、感染した家畜の排せつ物の処理などを終えた上で、8月27日にも発生の恐れがないことを示す終息宣言を出す方針。

 東国原英夫知事は解除と同時に県庁前で記者会見し、非常事態宣言の全面解除を発表。「発生から98日間にわたる懸命の防疫作業や県民の協力、多くの方の支援でこの日を迎えられ、心より感謝したい」と話した。

 解除を受け、宮崎市の養豚農家が27日から出荷を再開するほか、一般の観戦を制限していた全国高校野球選手権宮崎大会は同日の準決勝から自由に観戦できるようになる。6月中旬から閉館していた県立図書館など市内90施設も再開する。

 農林水産省は今後、日本が口蹄疫の「清浄国」に復帰できるよう、来年2月にも開かれる国際獣疫事務局(OIE)の科学委員会での認定を目指すことになる。ウイルス消滅を証明するための検査を3か月間にわたって実施し、報告書をOIEに提出する見通し。

 口蹄疫を巡っては、農水省が4月20日、都農(つの)町の牛農家で口蹄疫が発生したと発表。7月4日までに、川南(かわみなみ)町など5市6町計292農場で発生、感染家畜(疑い含む)の計21万1608頭が殺処分、埋却された。また、国と県は感染集中地域の未感染の牛や豚にもワクチンを接種し殺処分を実施。殺処分された家畜の合計は約29万頭に上った。殺処分された家畜の埋却地は約142万平方メートルに達し、埋却などの作業には獣医師や自衛隊員、自治体職員など延べ15万人が従事した。

 知事は5月18日、非常事態を宣言。移動制限区域内で不要不急の外出を控えることなどを求めていた。
(2010年7月27日00時12分 読売新聞)
>>360,361

>だが、指針には埋却地が不足するほど流行した際のノウハウはない。

>感染が広がっていた5月の大型連休に赤松広隆農水相(当時)が外遊したことも大きな失点に。発言のブレも混乱に拍車をかけた。

>埋却地が不足した県と、十分な指針を備えておらず、トップが一時不在だった農水省。両者の対応からは認識の甘さが浮き彫りになった。

どちらかというと公平な目で見て書かれている記事だと思いますが…
引用最後の「埋却地の不足」について県の対応の甘さと取り上げられるのは不満といえば不満ですが(でも事実としてはそう)

#266でも書きましたが
10年前の口蹄疫がわりあい容易に押さえ込めたあとも、大規模発生の際の埋却地をどうするか等の問題は
ずっと言われてきていたことなので、今回発生するまでの間に対策が練られていたべきだったと思うんです。

もちろんそれは県だけがすることでもなければ県だけの責任でもないので心外な言われ方に感じますが
「対応は後手後手となった。」と言われても甘んじて受けるしかないと思います。
あくまでも県と国両方の責任として私は言ってるし記事もその観点で書かれているように見えます。

>国からの放置プレイや山田農水相からの非道な嫌がらせを受ける中、宮崎県や地元民は大変よく健闘したと讃えるにはばかられるものは何もありません。

もちろんこれには全面的に同意ですよ。
>>くらうんさん
>この記事中(>360)にある「宮崎県の落ち度」として書かれている事柄・・・(#361)

この記述の仕方で記事への批判のように取れたので。

なんにしてもこのまま終息宣言が出ることを祈ります。
>361 くらうん さん

>このトピックに真面目にお付き合いいただいている方はもうお分かりの事ですが、この記事中(>360)にある「宮崎県の落ち度」として書かれている事柄・・・発見の遅れは不可抗力だし、埋却地確保の遅れの大きな責任は農水相及び農水省にあります。

この記事も最初の発覚の正確さと隠蔽がなかったか、どの牧場で経営母体がどこかが抜けてるんですよね。

だからやはりこれからの連立政権上、○○○会とK○党を敵にまわすわけにはいかなかったから、宮崎に矛先を向けたんじゃないかと思いますねぇ。
>>くらうんさん
見てる点が違うようなのでループになりそうですが

答弁について触れないことが埋却地確保の遅れの責任を県だけのものにする

という風には私には取れないし、外遊等の責任についても書いてありますからね
あの答弁を見逃さないで盛り込むというのはこの記事ではやや趣旨が違うように思えます。
これは主だった出来事のダイジェスト版というか、責任の追及とはまた違うような
それを言ったら盛り込んで欲しいところだらけになってしまいますが
くらうんさんはあの答弁を特に許せないしもっと大きく報道してほしい
と思ってらっしゃるということでしょうか。

残念ながら産経みたいな大手には無理だと思います。
この記事に限らず、ほとんどの大手の報道は批判の対象になりますね。
このタイミングで「まとめ」みたいな記事書いたから批判されちゃってる感じ。
タイミングも重要な部分は大きいですけどね。
>>くらうんさん
すみませんがそのことと、そのことを取り上げてないこの記事を批判するのとは
ちょっと違う話だと思いますので。

>くらうんさんはあの答弁を特に許せないしもっと大きく報道してほしい
と思ってらっしゃるということでしょうか。

この部分に答えずに質問をされても、というのもあります。
いずれにしろ私は赤松や山田の批判はしますがこの記事の批判はことさらする気がないので
上のように書いたというまでのことです。
今回の赤松・山田口蹄疫事件、
ほんと(これに限った話じゃないけどこの政権は)責任者が逃げますね…
ピキピキきちゃいますわ。

現場は悪いのが県でなく赤松・山田なの分かってるようですがね。
農水省のページから
第1回口蹄疫対策検証委員会配布資料一覧
http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/kensyo.html

反省すべきところは反省し、未来の万が一に備える為にきちんと検証がなされることを望みます。
口蹄疫:宮崎県が終息宣言
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100827k0000e040003000c.html?inb=yt

口蹄疫の終息を宣言する宮崎県の東国原英夫知事=宮崎県庁で2010年8月27日午前9時34分、石田宗久撮影 宮崎県の東国原英夫知事は27日、基幹産業の畜産を存続の危機にさらした家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の終息を宣言した。感染封じ込めのために殺処分された牛や豚などの家畜は約29万頭に達した。発生が集中した川南町など県央部の家畜がゼロになった地域では「観察牛」を導入して11月にも経営を再開する。大きな打撃を受けた地域経済を再建させるため県は300億円規模の基金を創設予定で、再生・復興が今後の課題となる。

 知事は県庁で会見し「昨日までに口蹄疫ウイルスを撲滅するための措置を完了した。4カ月余りという長期間に及ぶ苦闘だったが、関係の皆様の必死のご努力により、この日を迎えることができた」と終息を宣言。ウイルス封じ込めのため家畜を犠牲にした畜産農家、防疫作業に従事した関係者の苦労、県内外から寄せられた義援金などの支援に対し感謝の言葉を述べた。

 知事はまた会見の中で「やっとこの日を迎えられた。感無量だ。まだまだ復興に向けて一抹の不安もある。牛豚を入れて、軌道に乗ることが終息、安全宣言だと思う」と語った。

 口蹄疫は4月20日、都農町の肉牛繁殖農家で見つかり、国内では00年以来10年ぶりの確認だった。感染は5市6町に拡大し、最後に確認された7月4日の宮崎市まで被害農家は計292例に上った。

 また、感染拡大防止のため5月18日に出された非常事態宣言は県民のイベント自粛などを求め、風評被害も拡大した。家畜の殺処分を終えて先月27日に県は非常事態宣言と移動・搬出制限区域を解除。県内の農家約8100戸への目視などによる清浄性検査でも異常は確認されなかった。終息に向けて課題だった畜舎に残った家畜の排せつ物に含まれるウイルスの無害化処理も26日で終えた。国道などで実施されていた車両消毒も27日午前0時で打ち切った。

 県内では29日、高千穂町での肉用子牛の競り市を皮切りに県内8家畜市場が順次再開する。

 県は今後5年間の経済損失額を2350億円と試算。策定した復興方針では、防疫や環境に配慮した畜産経営の再構築を掲げている。復興事業実施に不可欠な基金に対して政府は支援額を明確にしていない。【石田宗久】

毎日新聞 2010年8月27日 9時40分
終息宣言で一区切りってとこですかね…
あとは政府の動きに注意して。

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