宮本恒靖日本代表ガンバ大阪コミュのなんでものせていきます！！

鉄人宮本５日ナビスコ杯決勝「出る」
復帰４週間予定も２週間！宣言通り驚異の回復
　右ひざ内側側副じん帯の損傷で戦線離脱しているＧ大阪の日本代表ＤＦ宮本恒靖（２８）が、驚異の回復力で５日のナビスコ杯決勝・千葉戦（国立）を視界に入れた。１０月２２日の大分戦で負傷し、復帰までは４週間と診断されていたが、３１日は早くもボールを蹴るトレーニングを再開。予想以上のスピード回復で早期復帰の可能性が出てきた。

早くもボールを蹴り始めたＧ大阪の宮本　担架で運ばれた悪夢の大分戦から９日。宮本が早くもボールを蹴った。トレーナーの投げるボールを様々なステップ、強さで約３０分間、患部の状態を確かめるよう蹴り返し続けた。

　「驚異的な回復を目指す」負傷後に宣言した通りの道程だ。右ひざは２００１、０２、０３年にも負傷した部分で、その際から積み重なったじん帯の緩みが幸運にも重傷となることを防ぎ、今回の早期回復へ結びついた。まだ痛みは残るが「復帰していく段階で、痛みがあるのはしようがない」と本人も想定の範囲内。１１月５日のナビスコ杯決勝に向け「気持ちとしては（復帰戦は）そこと思ってやってます」と意欲を見せた。

　８月、イタリア・セリエＡのトレビソから獲得のオファーが来たときも「ガンバでタイトルを取りたい」と断った。以前から世界を意識してきたが、生まれ育った大阪に初タイトルをもたらすまでは、海外移籍は封印している。それだけ今回のチャンスにかける思いは強い。

　西野朗監督（５０）は「１００％じゃないとしても彼の力は大事」と復帰を期待する。チームは前節で今季初の連敗を喫し、勢いが下降気味。守備の要の復帰は何よりの刺激となる。ナビスコ杯決勝ではサポーターがバス２０台で国立に乗り込み、ベンチ外の選手も全員駆けつける予定。「初めての決勝でプレーしたい気持ちは強い」晴れ舞台のピッチに立つ宮本の姿を、仲間もサポーターも待ち望んでいる。（金川　誉）
　
◆決戦へエースが舌戦

　ナビスコ杯決勝の千葉・Ｇ大阪戦（５日、国立）を前にした３１日、日本代表のＦＷ巻誠一郎（２５）＝千葉＝とＦＷ大黒将志（２５）＝Ｇ大阪＝が都内で行われた「ぴあトークバトル」で“舌戦”を繰り広げた。大黒は巻に対して「点を取らなくていいんで…」とニヤリ。千葉のエースは「僕が取らなくていいんで、チームが勝てば」と、受け流してみせた。

　千葉とＧ大阪は、通算で千葉の１６勝４分け１７敗とほぼ互角。ただ、大黒にはＧ大阪ユース所属だった高３時の日本クラブユース選手権決勝で、市原ユースから１得点を奪い２―０で優勝した“好データ”がある。

　
◆川淵Ｃが大黒叱咤！「今の状態不満」

　〇…日本サッカー協会の川淵キャプテンはＦＷ大黒について「早く元気を出して点を取ってほしい。今の状態はすごく不満だ」と厳しく叱咤（しった）激励した。川淵キャプテンは大黒の不調の原因について「人づてだが、ガンバでも代表でも心ここにあらずだ、と聞いた。確かにキレがない。代表でも大黒の占めるポジションは薄らぎつつある」と話した。５日のナビスコ杯決勝（千葉―Ｇ大阪戦）はスタジアムに赴き、大黒を直接視察する。