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SEEDシリーズ第三部開始を願うコミュの20年後のシード ●●の正体

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中盤から終盤にかけての章
ソラはストライクフリーダムに乗り、正体不明の巨大モビルスーツと戦っていた。一方その頃、前回の戦いで負傷したロイは医務室にてミズホに手当をしてもらっている。

●●:ふっ、良い動きをしている。さすが、私を作るためのプロトタイプの息子だ。

ソラ:??何を言っているんだ?!プロトタイプとは父さんのことか?!

●●:そうだ!あの男は完全体である私を作るために作られたプロトタイプよ。

ソラ:どういうことだ!

●●:巨万の富を掴んだ私は次に永遠の命を望んだ。しかし、そんな事は不可能。命ある者には寿命が必ず訪れる。そこで私はユーレン・ヒビキに私のクローンを作らせた。

ソラ:クローン?ユーレン・ヒビキ?ま、まさかお前はムウさんの・・・・・・

●●:勘がいいな。そう!私はムウ・ラ・フラガの父。アル・ダ・フラガだ!

ソラ:ちょっとおかしいだろ。なんでクローンなのにアル・ダ・フラガの意志が残っているんだ?

アル:ほう、クローンについての知識を少しは残っているようだな。お前の言うとおり、クローンでは、私自身の意志が残るわけではない。

ソラ:ごくっ。

アル:だが、ユーレンは秘かに完成させていたのだ・・・・・人口頭脳を!

ソラ:バカな!そんなものが存在するはずがない!

アル:確かに人間の脳に移植できるような都合のいい物は存在しないが、一時的に人間の記憶を留め、また元に戻すことは出来る。

ソラ:そんなはずはない!ラウ・ル・クルーゼとの戦いの後、俺だってあっちこっちで調べたんだ!だが、人工頭脳の資料などどこにも残されていなかった。

アル:それはそうだ。これは私のためだけの研究。公に出せるはずなど無い。そして、私は私の意志を残し、それを完成された完璧なクローンに移植することを考えた。やがて、私は私のクローンであるラウ・ル・クルーゼに殺された。計画通り私の姿は歴史の中から姿を消した。が、ここで誤算が乗じた。

ソラ:ユーレン・ヒビキも死んでしまったことか。

アル:そうだ!このままでは計画が台無しになってしまう。人工頭脳の中で私は研究資金を得るためにある計画を立てた。もっとも研究資金を得やすくする方法はなんだと思う?

ソラ:せ・・・・戦争か

アル:その通り。歴史上戦争ほど人類を発展させてきたものはない。

ソラ:まさか、ユニウスセブンを攻撃したのは?

アル:恐ろしく勘の鋭い男だ。そう!ユニウスセブンへ核攻撃をくわえたのはこの私だ!

ソラ:!!!

アル:その甲斐あって私はこの究極の体を手に入れたのだ。

ソラ:き、貴様は〜・・・・・貴様は自分一人の欲望のためにどれだけの人間が犠牲になったかが分かってるのか!

アル:ふん、何をきれい事を!歴史を見て見ろ。戦争という物は結局の所人間のエゴによって始まっているではないか!歴史は人のエゴが動かすのだ!

ソラ:違う!歴史はお前のようなやつが動かしたんじゃない。歴史は・・・・歴史は人を思いやる優しさが動かしてきたんだ!その思いやりが戦争を終わらせてきたんだ!自分勝手に戦争を始めたやつが動かしたんじゃない!

アル:ならば、その思いやりの心とやらでこの戦争を終わらせて見ろ!

ソラ:お前に言われなくても終わらせてみる!

言うと同時にソラはすべてのドラグナーを射出!その上、マルチロックオンから複数の砲撃を食らわす。
あのキラでさえ、この両方を同時撃つと言うことは出来なかった。
ソラは無意識にストライクフリーダムの限界能力を超えていたのだ。
無数のレーザーが正体不明のガンダムを襲う。
逃れるはずがない。
この無数のレーザー攻撃を食らえばいくら巨大なモビルスーツといえどもこれを食らえば撃墜は必須!
だが、ソラは信じられない物を目にした。

ソラ:そ、そんなばかな。

一瞬にしてこのモビルスーツは移動したのだ。
そうただ、移動しただけだ。恐ろしい速さで。物理的にあり得ない速度ではない。
あり得ないのは静止した状態から瞬間的にあれだけの速度を出したときのパイロットにかかるGだ。
常人ならば瞬時にしてミンチとなるだろうそのGを受けてアルは平然としていた。
これこそが究極の肉体。
究極のコーディネーターだった。

アル:さあ、勇敢なナイトにもそろそろご退場願おうか。

ソラ:!!

そういうと、アルのジェノサイドガンダムは一気にストライクフリーダムとの距離を0にした。

ソラ:くっ!

ソラはあわてて撃つがあっさり避けられる。
しかも、ソラをあざけり笑うかのようにぴったりと付いている。

アル:どうした?私はここだぞ。

ソラ:おのれーーー!!

ソラが何度も撃つがまるで残像のようにビームはすり抜けていく。
なぜ、こんな巨大なモビルスーツに攻撃が当たらないのか。
ソラはまるで雲でも掴むかのような心境だった。

アル:フン!この程度か・・・・・

ジェノサイドガンダムはビームサーベルを抜き放つと、ストライクフリーダムの右腕をたたき落とした。
次に腰に付いている砲台も切り落とす。
もうなぶり者だ。
ジェノサイドガンダムは一方的にストライクフリーダムを斬りつけている。
いや、正確には、ストライクフリーダムも反撃はしているのだが、あっさり避けられ、次々と切り刻まれていく。

アル:ふ、このまま切り刻んでいくのも一興だが、せっかくだ。あのラウと同じように殺してやろう。ぬん!

バン!ジェノサイドガンダムは、ストライクフリーダムに蹴りを入れると、一気に岩石まで吹き飛んだ。

ソラ:ぐはっ!

アル:とどめを刺す前にお前に良いことを教えてやろう。パーフェクトクローンは実は、二体できていたのだ。一人は当然私で、もう一人は・・・・・お前達が良く知っている男・・・・・ロイ・・・・ロイ・ド・ミュールだ。

ソラ:なっ!そんなはずはない!あいつは俺達の仲間だ!

アル:くくく、それは、仮の姿だ。やつにはラウ・ル・クルーゼの記憶を埋め込んである。

ソラ:そんな!

その頃、医務室では、

ロイ:ぐっ!あああああ!!!!

ミズホ:ロイ!ロイ!どうしたの?!大丈夫?

ロイの漆黒の髪がみるみる変わっていく。
いつの間にか黄金色にかがやくようになった。

ミズホ:ロイ!ロイ!あなたのその髪・・・・・・

ロイ:お、俺は・・・・・・俺は、ロイじゃない。

ミズホ:!!ロイ・・・・・何を・・・・・

ロイ:俺は・・・・・・・・ラウ・ル・クルーゼだ!

再びソラ

アル:くくく、今頃はラウ・ル・クルーゼの記憶がやつの体を支配している頃だろう。

ソラ:く、くそ〜〜〜!!

ソラは必死でストライクフリーダムを動かそうとするが、一向に動かない。

アル:さあ、このジェネシスの攻撃を食らうが良い。

ジェノサイドガンダムの腹部が開くとそこからは、あの忌々しい兵器、ジェネシスが見えた。
高エネルギーのガンマ線をミラーに反射させて一気にレーザーを発射する。
レーザーはうなりをあげて、ストライクフリーダムに襲いかかる。

ソラ:くっ、くそっ!くそーーー!!!・・・・・ストライクフリーダム!!俺達はまだ終われない!こんなやつを生かしておいてはいけないんだ!お前にもしも魂があるというのなら!この俺に・・・・・答えろ!!!!!!!!

ドーン!
ジェノサイドガンダムのジェネシスは目の前にあるすべての物体を破壊した。

ストライクフリーダムとソラがどうなったかはわからない。
だが、正体を現したアル・ダ・フラガはその後も活動を続け、破壊の限りを尽くした。
まるで、自分が持っている力を誇示するかのように。

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