ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

EcoWorkナビコミュの【コラム Vol.7】節約こそ、エコ?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
久しぶりの更新になります。コラムを楽しみにしてくださってるみなさん、お待たせしました!
今回はEcoWorkナビのアドバイザー殿のコラムです。

----

 「エコは金がかかるから富裕層がやるもの、だったら給料増やせ」
 勤め先でこんな声を耳にした。私の職務には環境教育も含まれるだけに悩ましい。太陽光発電など金がかかる先端技術が世間の注目を集めているのは事実だから、「エコとは本来お金がかからないもの、一部マスコミの情報だけを参考にしないほうが」と返しておいた。
 
 お金がかからない、先端技術を使わない環境対策とは、必要以上に資源(鉱物燃料・生物素材など)を使わないことといえる。つまり、富裕層の生活ほど一人当たりの使用量は多くなるわけで、わかりやすく極例を挙げてみる。

 1.近所でも自動車で移動、複数台所有(高燃費の外国車?)
 2.外国産の家具だけで揃える(=輸送エネルギーの浪費)
 3.食事を大量につくっては、大量廃棄。(パーティなど)

 一定の年収を越えると幸福感が増えないそうだが、お金の用途に悩むのが大きな理由だ。高い教育費や住宅ローンから解放されれば、贅沢をしたくなるのも人情だから、止めるのは難しい。その人の生きがいを奪う危険がある。悪戦苦闘で金を稼いだ、中国などの新規富裕層だとなおさらだろう。

 では、どうすればいいのか。
 この贅沢の形は、昔からあったわけではない。資源消費と生産拡大を前提とする産業革命の志向が、200年にわたって浸透した結果である。私の知っている範囲で100年前の国内状況を、1.から順に挙げていく。

 1.徒歩か自転車か鉄道・船で移動。個人で内燃機関を占有する発想なし。
 2.国産桐ダンスなどの地位が高く、外国産は希少だった。
 3.残飯がでても、食用・肥料用など様々なルートで再利用された。

 これらの現代版が、ビジネスとして成立しつつある。

 1.徒歩や自転車奨励、宅配活用、自動車共有、簡単なやり取りはネットで。
 2.外国産っぽい家具を国内技術で生産し、木材も国内調達。
 3.再調理や堆肥・飼料化→家庭菜園または業者による引取りなど→収穫物

 いずれも消費者当たりのコストが下がっていく内容だ。
 だが、売上げ減に繋がることは産業革命以来の「拡大再生産」志向と逆をいくもので、株主などの規制にさらされる既存の営利企業では難しいかもしれない。

 株式非上場の企業や、非営利団体(NPO)のほうが、行動しやすい場面が多々ある。
 そのあたりのメリット・デメリットも考えて、キャリアプランを考えたほうが得だ。よほどの技術革新があれば別だが、このままだと資源は消耗する。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

EcoWorkナビ 更新情報

EcoWorkナビのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング