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クッサイのがお好き(メロスピ)コミュのRhapsody Of Fire / From Chaos To Eternity

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【曲名】
1 Ad Infinitum
2 From Chaos To Eternity
3 Tempesta Di Fuoco
4 Ghosts Of Forgotten Worlds
5 Anima Perduta
6 Aeons Of Raging Darkness
7 I Belong To The Stars
8 Tornadoハート達(複数ハート)
9 Heroes Of The Waterfalls' Kingdom
10 Flash Of The Blade (Iron Maiden Cover)


【評価】
ハートハートハートハートハートハートハートハート(8点)


【対象者】
国内盤クサメタラー


【レビュー】
クサメタル界の重鎮ラプソの8th。
今作から,アメリカの「Holyhell」からGtを加入させました。
ドミニクはどこへ行ったのでしょうか。
さて,レーベルを移した前作は,自身がメタルバンドであることを主張するかのごとく,Gt,Dr,そしてツーバスドコドコバンドには珍しくBaまで前面に押し出したメロパワで勝負をかけてきました。
前作もそうでしたが,これだけの音色による音圧の中,ここまでBaを前に出せるのは正直感服です。
ものすごいミキシング技術ですね。
そして,その流れを汲んだ今作も前作同様攻撃的なアルバムとなっております。
7thと8thの間に出たものを無視すると,3rd『Dawn Of Victory』から4th『Power Of The Dragonflame』のように,まさに戦いが始まり,物語が佳境を向かえたということが音楽性だけで伺える作品です。
1曲目のインストからのお約束の2曲目は,即効性はないものの,速さ,クサさ,コンパクトさ,楽曲構成どれをとっても流石の一言。
特に,前作の2曲目では,中国音階を使用したオリエンタルなフレーズが入っていましたが,今作の2曲目は,ルカソロのうちのドリームプロジェクトでも出てきたような日本音階を使用したフレーズが登場します。
また,今までと違うのは,1曲目のインストがオーケストレーションとクワイアだけのものではなく,ヘヴィなGtのリフ,Dr,Ba全て入ったインストです。
いきなりGtから始まるので,不意をつかれました。
レベルは天と地ほどですが「Derdian」が得意とするスタイルですね。
完成度が高い2曲目から続く3曲目も疾走曲で,前サーガ時代と同様のアルバム構成となっています。
というよりも,このアルバム自体が,それを意識したかは分かりませんが,サーガ最終章ということで,アルバム構成が4thと似ており,連続した疾走曲の後に持ってくる牧歌的なバラードである5曲目,その後に来るデス声交交じりの疾走曲,シンフォニックなパワーバラード,最後の大曲の前に配置されたコンパクトなクサ疾走曲といった楽曲構成となっています。
ただ,先ほど触れたように,スタイルは4thに似ていても,クサメタルとしての即効性はこちらの方が劣ります。
また,前作もGtを前面に押し出したパワーメタル色が強かったのですが,今作は最終局面ということでさらにバンドアンサンブルが重視され,さらに攻撃性も強くなり,6曲目のようにメロデスを意識した曲も収録されています。
聴きやすさを軸に考えれば前作の方が圧倒的に優れているでしょう。
しかし,これだけパワーメタルしている中でも耳を引くフレーズやサビメロを用意し,要所要所で締めるスタイルは,楽曲に緊張感を与え,その緊張感の中でのクサいサビメロはリスナーに安心感を与える一助ともなっており,王者としての貫禄を余すとこなく披露しております。
この点については,前作のレビューでも触れましたが,分かりやすいメロディから一捻りされたメロディには深みがあり,ボディブローのようにジワジワ聴いてきて,気づいたらリピートしています。
最後のボートラには,ラプソには珍しく他のアーティストのカバー曲を収録しております。
何故「Iron Maiden」なのかはわかりませんが。
ただ,今作の中で個人的に残念なのは,6曲目のようなメロデス曲を収録してきたことでしょうか。
ラプソにそんなものを求めていないと言ったらそれで終わりなのですが,残念ながら付け焼刃感が否めなく,またファビオのデス声には勢いがなく,全てが中途半端となってしまっています。
このあたりに「Black Rhapsody」の構想が残っているのでしょうが,完全に失敗ですね。
次作からは,サーガのようなコンセプトアルバムからは離れるということですが,今作のような感じだと,どういったものを作ってくるのか全くわかりませんね。
しかし,この2作で何かを試みていたことは事実なので,次作はおそらくそれを作品化してくるでしょう。
メロデスになっていなければよいですね。
まぁ,色々言いましたが,これぞラプソというべき1枚です。


【Best Tune】
8曲目『Tornado』

『Algalord Chronicles』の最後を締めくくるTheラプソ的な疾走曲。このサビの盛り上げ方は,LucaとAlexというクラシックとメタルに精通した2人のいるこのバンドにしか出来ませんね。スルメ的な疾走曲が多いなか,この分かりやすいメロディの疾走曲がこの位置にあることで,アルバム全体が締まります。さすが分かっていますね。ただ,前作の2曲目のサビとはバスドラのリズムぐらいしか違いがないのでは?と思ったそこのアナタ。僕とお友達になれます。

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