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安曇野・山のあしおと小学校コミュのマタギかんじき&山恵茶

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 左;マタギかんじき   中;長靴につけたところ   右;材料はクロモジ

 阿仁打当でクロモジ100%の山恵茶を製造販売しているマタギの里かんじき工房の鈴木忠義さんは、元々は大工さんでかんじきは余技として作っていた。

 阿仁はマタギの里で、熊撃ちを生業とするマタギにとってかんじきは重要な道具だが、この地方ではそれをクロモジで作る。特にかんじき職人がいるわけではなく、各自が自分に合うように自分で拵えていたそうだ。
 クロモジがいいのはしなりがあって強いのと雪がつきにくいと言う点で優れていることによるそうで、採取の時期は冬期、水揚げが始まる前だそうだ。

 一方クロモジ茶『山恵茶』誕生の経緯はこうだ。
 鈴木さんは癌を患い、一度は治癒したものの再発して入院の必要を言い渡されたのだが、折悪しくベッドが塞がっていて待機を余儀なくされたそうな・・。
 で、その間に『現代農業誌』を読んでいてふと目に止まったのが『クロモジ』の効用の記事。
 鈴木さんにとってクロモジは慣れ親しんだ素材なので、さっそくはダメ元で煎じて飲んで見たそうな・・。

 秋田市内の病院からベッドが空いたと言う知らせがあり、鈴木さんは入院に必要なものを持って病院に行ったところ、担当の医師から『癌がきれいになくなっていて見つからない』と言われたそうな・・。
 驚いてよく検査してくれと言ったが、『癌がないのだから治療のしようがない』と言って帰され、以来再発もなく今日に至っていると言う。
 鈴木さんが煎じて飲んだのはわずか3日間だけだったことから、これをお茶にして広めようと思い立ち、研究開発して『マタギ山恵茶』が誕生したと言う次第。
 宅配便の伝票の束を見せながら『全国から注文が殺到して忙しい』と笑う。効能の実際は分からないが、自分にも長患いの友人がいるので土産に1つ買い求めた。

 朴訥な人柄で質問には何でも答えてくれ、阿仁マタギのことや森吉山のことも色々と教えてもらった。こんな人と知り合いになっておくと何かにつけて助かる。
 同行のjun1氏は昨年かんじきを買い、自分もいずれは手に入れたいと思っているところ。

 こう言う出会いがあるから旅は楽しくてやめられない。

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