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安曇野・山のあしおと小学校コミュのリンゴの摘花

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 今日(12日)から梓川のリンゴ農家で摘花作業。今年の摘花作業は異常な低温続きで例年に比べて1週間ほど遅れていると言う。品種によって花の時期が異なり、今急がれるのはフジ系より早い紅玉だそうだ。

 2年枝と言う昨年伸びた一番新しい枝は、今年は実をつけさせないでしっかりした枝にする。そのため、まずその2年枝の花を摘む作業が最優先となる。
 人指し指と中指で花柄を挟み、親指を添えて花のすぐ下の部分を折ると言う作業の繰り返し。太い枝から次第に細い枝へと分岐して行く方向の先端,つまり伸びようとする枝の一番新しい部分と言うことなのだが、分岐の仕方によっては分かりにくいものがあり判断荷迷う。初体験ゆえにその見分けがなかなか出来なくて当然ながら作業ははかどらない。

 摘花するのは2年枝の花ばかりではない。今咲いている花の中もほぼ中心の辺りにいち早く受粉してすでに実が膨らみ始めているものがある。1ヵ所の花群の中で他の花より早く咲いて受粉するものがあり、何事もなければその花が実を結ぶのだ。従って今咲いている花はすべていらない花であるからこれも摘花する。
 植物のこう言う仕組みは他の花にも見られる。例えばハクサンイチゲなどは中央の花がまず飛び出して咲き受粉する。イチゲと言う名前が示しているのは『1つの花』ではなく『一番の花』と言う意味なのだ。

 遅れて受粉したものも実を太らせるが、最初に受粉したものとの差は明らかである。しかしこれを早い段階で1つにしぼるのはリスクがあるのでその摘果はもっと後になる。
 それとは別に膨大な量の花を相手にするので間に合わなくて摘花が敵果に変って行きもする。遅くなるほど花柄が固くなり摘みにくくなる。
 こうして摘花〜摘果の作業が延々と続くのだそうだ。

1;紅玉の花〜この花の中にすでに受粉したものがある。
2;2年枝〜この枝の花はすべて摘み取る
3;いち早く受粉した花〜すでに膨らんでいる

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