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Joshua Bellコミュのジョシュアのバイオリン

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皆様も既にご存じのことと思いますが、
ジョシュアの現在のバイオリンは、
ストラディヴァリウスの中で最も有名な名器、
1713年製のGibson ex-Huberman Stradivariusです。

ジョシュア自身はHuberman Stradivariusと呼んでいます。

その名が示すように、この名器の名前になるほどに有名な
その時代のバイオリンの名手たちに使用されてきたのですが、
19世紀にはGibsonが使用していて、後に20世紀になってHubermanが使用していました。

このストラッドの数奇な運命について、
ジョシュアが語っている動画がご本人フェイスブックで、昨日、シェアされました。

https://www.facebook.com/secrethistoriesofraretreasures/videos/279987612734686/

英語による動画ですが、ジョシュアの英語はとても分かり易く
また動画にはスクリプトがついています。
動画の初め、途中、そして最後に、彼がサウンドトラックを演奏した
カナダ映画のThe Red Violinから部分的に演奏しています。

彼のこのストラッドの数奇な運命に関しては、
彼の昔のオフィシャルサイトに詳細に説明されていたのですが、
現在のオフィシャルサイトには掲載されていません。

でも、英語版のWiKipediaにはそのストーリーのあらましが紹介されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Gibson_Stradivarius

残念ながら日本語版のサイトはないようです。

英語はちょっと苦手な方のために、その運命について次に少し説明しますねウインク

ストラッドのような名器は、よく盗まれるのですが、
このストラッドもこれまで3回も盗まれました。
近代になって盗まれても、売ろうとしたらすぐに盗まれたストラッドだと分かってしまうので、
1919年に最初の盗難にあったときは、すぐに戻ってきました。

でも、2回目に、1936年にカーネギーホールでHubermanが演奏していた時に、
楽屋においてあったこの楽器が盗まれた時は、出てきませんでした。
そして、なんと、50年後の1985年に盗んだ人の死後に見つかり、
Hubermanが保険をかけていたイギリスの銀行の所蔵になりました。

その後、このストラッドはイギリス人のバイオリニスト(アマデウス四重奏団)のものになり、
一度だけジョシュアは楽屋でこのバイオリンを試し弾きさせてもらい、大層気に入ったそうです。

でも、まだ若かった彼には4,5億円という大金は支払えず、
そのままになっていたのですが、暫くして、
2001年にリサイタルのためジョシュアがロンドンに行った際に
たまたまロンドンの有名楽器店でこの名器に再会し
一弓弾いただけで恋に落ちてしまったそうです。
「ああ、これこそ僕のバイオリンだ!」

その時、このストラッドはドイツの投資家に売却されることが決まっていたのですが、
ジョシュアは3日間だけ待ってもらい、
長年弾いて来たストラッドTom Taylorを2百万ドル(2億円あまり)で売却し、
後は銀行にローンを交渉しやっと手に入れたとのこと。

ジョシュアが34歳の時のことでした。

彼は、このストラッドを手にしたその夜のロンドンの演奏会では
ベートーヴェンのコンチェルトをこの名器で弾いたそうです。

なんという偶然! 

この動画には出てきませんが、
他のYouTubeの動画で、50年後にこの名器が見つかったときに鑑定をした人の話があり、
最初にこの楽器をGibsonに売った人たちがユダヤ系で、
なくなったストラッドがもう一度、ユダヤ系の演奏家に弾いて貰えることを願っていたそうです。

ジョシュアも母親がユダヤ系なので、
この名器は、数奇な運命をたどった末に、
持つべき人のもとにちゃんと戻って来たということになります。

この動画の中にはここでは話きれない話もジョシュアがしていますので、
是非、ご覧下さい。







コメント(1)

その動画聞き取り挫折したので、解説して下さってありがとうございました!\(^o^)/

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