ワライアル★自己紹介よろコミュの変り種バー

【一月（過去）の日記です】




先週、友達と二人で変り種の飲み屋に行きたいという話になったんです。

福岡県は小倉の大人の店界隈を散策して、





やめた。





ＳＭバーに行ったとさ。
おもろいとこ探してたら、行き着く所がＳＭバーだったってわけ。
フリードリンク90分6000円。





入ると、ファットなおねぇさんがお相手。
女王とかって言うより、Ｓ豚。
なのに、強気で赤い蝋燭たらしてきやがる。
赤は割りと低温だから、大丈夫らしい。

だから、熱いとか気持ちいいとかそんなんじゃない。
何してるの？ってなる。

しかも、全然彼氏とか首輪つけてコンビに行くとか、男犯してる自分に酔うとかいっちゃっててね。


あ〜困ったと。




Ｓ豚、半端な強気、その性癖。
面白イライラが募ってまいりました。


こういうときには、
心でこういう言葉を唱えるといいと最近教えてもらいました。



「黙れ家畜、養豚場に帰りやがれ」


うん、いい言葉です。
文が綺麗で内容最低。
ややスッキリ。


で、そのＳ豚が養豚場に帰った後、始まっちゃいました。

その日は新年会イベントの日で、書初めをやると。
10人くらい中で、無作為に選ばれます。

こってり常連のおじさん　４５〜５０歳（この後、気持ち悪くなります）
初心者の兄さん（笑い無しでした）
僕（若手、自称ＳなぜかＭにさせられます。）

ＳＭバーの方々が、段取り悪く半紙と下敷きを床に並べます。

その間こってり常連は、そこらへんにある聴診器つけたり、赤い縄咥えてたり、相手にして欲しそうなオーラを出します。
案の定オバサン女王に言葉攻められる訳ですが、「すいません」が鳥肌３羽分は十分たつほどの画になりまして、

こいつは本物だって。
なりました。


書初めも、縛られて口で書くというルールで、初心者兄さんが「初」としるしました。

なるほどね。

おっちゃん。オバ女王に懇願しておしりを突き出しています。


おやおや？


女王は手際よく筆に墨をつけ、いえいえ、ゴムをつけ、おっさんのおしりに差し込んでいきます。
おっちゃんはもう熱くなっているらしく、顔が、もう顔が。信じられないくらいの恍惚な表情。
トゥーキックで眉間をぶち抜きたい。自然にそんな気分にさせてくれました。

ところが、おいちゃん。








固定できない。







２度、３度、オバ女王が刺すけれど抜けてく。






客はあきれ、女王は諦め、おじちゃんは懇願。







何だコレ？






順番が最後だった僕は素直にこう感じました。






おっちゃんは結局、縛られ、口で書くも、放置と雑に扱われました。
それでもおっちゃんは放置もいいらしく、絡んでくださいアピールをやめません。何でもありだな。きっと、もう人間には戻れないんでしょうね。



「黙れ家畜、養豚場に帰れ」



二度目です。
うん、当てはまる。
けど、言ったところでおっさん気持ちいいし、
こうしてなんでも快感に結びつけるって、不気味に恐ろしい。
背筋に冷たいものを感じます。


僕の番。オバ女王は全くど素人の僕のおしりを狙ってます。
「あんたならゆるくないし」って主張してきます。
それは許してとお願いすると、手なずけているみたいで気持ちいいのか一瞬この子って目になって、「じゃ、パンツになりなさい」っていう。

ここで、ユニクロのヒートテックタイツが活躍。
こういう時の為に皆さんも常時履いててください。

下タイツ上パーカーっていう恥ずかしい格好にされた後、書初めが始まります。

司会から、左手で２文字との事。
僕がその恥ずかしい服装の上四つん這いで記して行こうとすると、


バスン、パスン！！


鞭です。
なんかほこりとるような感じの。





「いてぇ」叫びます。





何も痛くありません。
音だけです。
けど、オーバーリアクションが会場をジワジワ掴んでいる実感が気持ちいい。


「いてぇ、ちょ、ちょ、まじ(女王振りかぶる）。や、ほんと痛いし、痛いし(バスン）うぉった。書けない、書けない。」


ってやります。
実感が確信に変わります。酒の力を借りてはいますが。ウケてる・・・。


えーそこで、「突破」という字を記しました。


すると、３人の中からＭＶＰを決めます。って聞いてない展開。

新鮮で、扱いやすい感じが気に入られたのか女王が引き続き手なずけたいのか分からないですけど、指名されました。



またリアクションです。



「いやもう痛いのいいっすよ。なんすか。え？名誉なことなんですか。突破？掲げました。でも痛いんでしょ？あ〜突破。ハイ突破！突破！突破！」

ＳＭバーで突破大合唱。
大衆操作ってこういった弾みでいっちゃうんだなって冷静に思いました。

上を脱がされ、赤い蝋燭からワンランク上の白い蝋燭を四つん這いの僕の背中にたらします。

一滴


ジュ。


「あっつ」


女王を振り返りつつちょい跳ねる。
耐えられなくは無い。

２滴、３滴徐々にオーバーリアクションを増していく。

女王がこっちを見るなといってから、
なにかのふりかなって展開を考えてると、



ジュワジュワ


「あっっっっっっっ、あつあつあつ」

洒落にならないくらいの範囲で液体が背中を刺激します。
冷ますために床を転げ回ります。

２回転めにはもうおさまってました。けど、４回転めに机に頭打つ演出も入れました。


なんなんすか？女王を見ると、１５本はあろうかという蝋燭を束ねたモノを平気な顔でもってます。
「足りないでしょ？後でね。」





「黙れ女王、王室に行って門前払いくらえ」







言いたかった。




終わって司会が
「いやぁ〜盛り上がったね〜、ありがとうございます。ビール１杯サービスです」って言ってくれました。




９０分６０００円のフリードリンク・・・。
システム、システム。







次の日、ベッドから起きると鱗の様に散らばる蝋。



洗濯終えたかぁちゃんから、ズボンに蝋付いてたけど？




なんていうか、うまく言い訳できず、

現場いったからって言うのが精一杯。
蝋がある現場って。垂らされた蝋痕を前に、悲しく笑みを浮かべる他なかったってお話です。