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ワライアル★自己紹介よろコミュの続・シンデレラ

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シンデレラはペローが書いたシンデレラとグリム童話のシンデレラが有名である。

内容はほぼ同じだが、日本ではペロー作のほうが有名である。

今回僕はこの2つのシンデレラの続きを書いてみました。

もちろんあらすじ以降はまったくのフィクションです。















〜ペロー版〜
たった1文で分かる前回までのシンデレラ

継母とその連れ子に日々いじめられていたシンデレラはある日「舞踏会行きたいけどドレスねぇなぁ」と悩んでいるところを魔法使いに助けられ舞踏会へ行くことになり、さらにはそこで王子にも見初められるが、12時には解けるという何とも厄介な魔法のタイムリミットに焦り、階段にガラスの靴を落としてしまい、そのガラスの靴の王子が必死に探したところシンデレラだけがFITするというあまりにも目に余る強引な展開により后として迎え入れられたのだった。










「あ、ごめ〜ん。客来るからさ、玄関周り片づけといて」

「かしこまりましたシンデレラ様」

シンデレラのまずい話し方に嫌な顔ひとつせず、市原悦子は玄関へ向かった。



「あら、この靴…」

そこにはあの、どうしてこれだけ魔法解けなかったんだよ!と言ってしまいたくなるようなガラスの靴があった。

「履いてみたい」

悦子はその光り輝く靴に心を奪われていた。



「いまなら誰も…」

悦子はガラスの靴を履こうとした。

「何やってるんだろ、私。この靴はシンデレラ様しか合わな…」










フィーーーット!!!





悦子フィーーーット!!!





「どうしたんだ悦子?そんな旦那様が死んだ時のような顔をして?」

「お…王子様…靴が…ガラスの靴がフィットしたのです!」

「うそーん!うわ!ぴったり。下手したらシンデレラよりもぴったり!」



というわけで、王子様は国民を一人残らず宮殿の広場に集めました。

「あのぉ王子様…ちょっとよろしいでしょうか」

「なんだ、悦子」

「靴が脱げるってことは、靴が足にフィットしてないってことなんじゃないですか?」

「ん?」

「だから、フィットした靴はそう簡単には脱げないってことなんですよ」

「盲点!」



悦子の鋭い推理が冴えわたる。



「悦子、お前の靴のサイズは?」

「23.5です」

「この中に靴のサイズが明らかに23.5よりも小さい女はいないか!?」



王子の前に集まったのは少女たちだった。

「え?ちょっとまずくない?この中からあのパーティのときの女を見つけ出して后にするんでしょ?いやいやまずいって、法律的に考えて。だってこの子とか8歳だもの。しかも絶対165cmはあったよ。見て、この子たち。140cmもないし」

「ということは…」

「もうシンデレラでいいや」



やっぱりシンデレラは王子様に見初められ、后として暮らすことになりましたとさ。










〜グリム童話版〜
たった1文で分かる前回までのシンデレラ

舞踏会までの流れはさっきと一緒だが、今回の舞踏会はなんと2daysになり、シンデレラは身の程を知らないので、1晩目は銀の靴、2晩目は金の靴を履いていき、また靴を落としてしまうという、まぁおっちょこちょいなシンデレラちゃんなのねと思ったと思うが、それは実は王子の策略でシンデレラの靴をピッチ(後で説明)で絡め取り、王子はそれを手がかりにシンデレラをルキンフォーしようとする際、シンデレラをいじめていた連れ子たちは恐ろしい執念を見せ、つま先やかかとをナイフで切り落として靴にぴったりフィットさせようとするも、ストッキングが血で滲むという初歩的ミスで予選落ちとなりまたもやシンデレラがHAPPYになるかと思いきや、結婚式でシンデレラの横に座るという悪あがきを見せたところ、シンデレラの両肩にとまった鳩に目つぶしをされ、シンデレラまたもや勝ち組。



これが意外とネタじゃなく実話だったりするんですよ。

おいおい、ずいぶんとヴァイオレンスじゃないか。

さらに別パターンではシンデレラは継母を殺害していますがここでは割愛ということで。

あ、ピッチというのは原油、あるいはコールタールなどを蒸留した時に出るカスのことだそうです。

まったくもって分からない。

あ、コールタールっていうのは…(以下省略)



え?あ、続きね。ちゃんと書きますよ。










「ちょっと血が流れたけど、結婚式も無事に終わったね」

「えぇ」

「お前が金の靴を落とした時はびっくりしたよ」

「そのおかげで私はあなたと結婚できたんでしょう?」

「それもそうだな。シンデレラ、お前が落としたのはこの金の靴か、それともこの銀の靴か、それともエアーが入ったナイキのシューズか?」

「私が落としたのは金の靴です」

「正直者のお前にはナイキの本社ごとくれてやろう」

「ありがたき幸せ」



こんな風に2人がいちゃついていたが、ふとシンデレラの顔から笑顔が消えた。



「あ、一つ聞いていい?」

「なんだい、シンデレラ?」

「どうして私の靴にピッチを塗ったの?」

「え?何のことだい?そもそもピッチ…」

「あら?気づいていないとでも?この私をここに呼び寄せた本当の理由を話してもらおうか、ロジャー」

「さすがだな、シンデレラ。あえて私の下に来たということは、覚悟はできているんだろうな?」

「えぇ。私が死んだら全てが終わるわ。でもそんなこと、させないんだから!」

「さすがはシャルルの血をひくもの。だが、お前さえいなくなればシャルルの血は途絶える」

そう言ってロジャーは剣を抜き、シンデレラに襲いかかった。

シンデレラも負けじと剣を抜き、それに応戦する。

しかし、体格、スピード、技術、パワーなどあらゆる面で劣勢に立たされるシンデレラにとってはロジャーの攻撃を防ぐことが精いっぱいだった。





「もらったあ!」

「あっ!」





ロジャーによってはじかれたシンデレラの剣が宙を舞う。

直後、ロジャーはシンデレラの胸元に剣を突き刺した。



だが、肉を貫く手ごたえがない。

直後、ロジャーの剣を持つ手にシンデレラの鋭い蹴りが入る。

シンデレラはその衝撃によりロジャーの手から離れた剣をすぐさま拾い、ロジャーに突きつけた。



「な…なぜだ!?」



シンデレラは胸元から金の靴を取り出して言った。



「こいつのおかげで助かったよ」



そしてロジャーの首をはね、その村から姿を消した。





こうして、シャルルの血は絶えることなく、シンデレラの物語は子孫へと語り継がれることとなる。










シャルル=ペロー作

「シンデレラ」



そしてこの物語は日本でもよく知られるお伽話となったのだった。

コメント(13)

自信あったんだけど、なかなか伸びませんね冷や汗

ラストスパートを祈って…

一票exclamation ×2
見逃してましたー。
面白かった!

こんな時間に仕事サボり気味で読んだ甲斐あったっ!

1票☆
こんなん好きです。他のも読みたいexclamation ×2

一票。

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