ＲＰＧツクール４コミュのバグの種類と改善法

ある時、メーカーに「ソフトに不具合がある」と連絡を入れたところ、
『ではソフトをメーカー宛てに郵送してください。折り返し、新しいソフトを送ります』と言われた。

ROMによって頻発するバグに違いもあるのかもしれない。
或いはゲーム機本体が古いなどで発生するバグもあるかもしれない。

しかし、ここではそれら全てをひっくるめて「RPGツクール４のバグ」として扱います。

・ROMのシステムエラーではない可能性のあるバグ

情報表示のエラー
　[魔法エディタ]にて設定した「ムービー」を表示(サンプル含む)すると、
　ゲーム中、一部の文字が表示エラーを起こす。
　解消法は不明。

イベントグラフィックの表示エラー
　ゲームをプレー中、[場所移動]を数回繰り返すと、
　マップ上の全てのイベントグラフィックが表示されなくなる。
　しかし、“見えないだけでイベント自体はそこにあり、接触も可能”である。
　ゲームデータをロードする事で元に戻る。

・開発段階での設定ミスによって発生するバグ、または用途不明要素

各種名称変更の不適当さ
　[システムエディタ]上でゲーム中に使用する用語の名称を変更することができるが、
　メニュー画面など、一部ではデフォルトのまま表示される箇所がいくつもある。
　矛盾が生じてしまう為、それらの箇所に該当する用語は、
　変更せずにデフォルトのまま使用するようにした方が良い。

HP３０％回復(職業スキル)
　戦闘開始時、体力が最大HPの３０％回復する目的で設定されたスキルだが、
　実際には[戦闘時、最大HP３０％アップ]と言うスキル設定になっている。
　これは、[MP３０％回復]にも全く同じことが言える。
　効果自体は[最大HP３０％アップ]と似ているが、
　こちらは戦闘時のみの効果なので全く利用価値がない。
　「HP７０％以下で～」と言う効果でもあれば別だっただろうが…。

職業スキルの必要性
　いわゆるFFのアビリティの要素を差すが、
　このゲームでは全ての職業スキルは、“その職である限りでのみ使用可能”なもので、
　例えば、剣を装備できる職業に[剣装備]を習得させても意味がない。
　一応、剣を装備できる職業でも扱えない剣も装備できるようにはなるが、
　それがバランスを崩すレベルのモノでもない限り、
　それを使うくらいなら普通は[二刀流]などを使用する。
　この場合、特に[○○装備]系統の職業スキルの重要性は限りなく無いに等しい。
　あえてそうしたのか、設定ミスでそうなったのかは不明。

職業スキル[ゲット・リリース]
　FFVにおける魔獣使いのアビリティ「とらえる」と同一の効果を持つスキル。
　あちらには敵の体力を数分の１に減らす魔法「グラビデ」系があるから使い易いが、
　こちらには敵の体力を一定量減らす種類の魔法などは無く、
　敵の体力を最大HPの１０％以下、更に成功確率５０％と言う厳しい条件に加え、
　[ゲット]していられるのはその戦闘中のみ、
　[リリース]時、その敵の[通常攻撃]を１回、ランダムに敵に実行する程度と、
　お世辞にも使えるスキルとは言えない。
　ただでさえ最大HPの１０％以下を狙ってダメージを叩き出すのは難しく、
　２度の攻撃チャンスを棒に振ってまで１回の通常攻撃ではとても割りに合わない。
　常識的に考えて、残り体力１０％まで減らせたのなら、
　さっさと倒してしまった方が圧倒的にラクである。
　自分の攻撃よりも数倍高いダメージを与えることができるなら良いが、
　それだと１０％以下にする前に自分たちが死ぬ方が先である。

永続防御効果
　[モンスターエディタ]にて敵モンスターの行動に[防御]を設定し、
　戦闘中にこの命令が実行されると、以降死ぬまで防御状態が持続する。
　これは、一度でも[防御]を実行した場合、それ以外の行動を取っても影響される。

戦闘終了時、画面暗転から回復しない
　実はこれはプレイヤー側の設定ミスによって発生するバグの１つ。
　元々このゲームでは、一度[画面色調変更]を実行した場合、
　[色調を元に戻す]を実行しない限りは永続的に効果が持続されるように設定されている。
　しかし[場所移動]を実行すると、移動先で“一時的に色調が元に戻され”、
　さも[場所移動]によって[色調を元に戻す]が実行されたものと錯覚してしまう。
　だが実際に[色調を元に戻す]は実行されておらず、
　戦闘によって画面が暗転すると、直前に変更した色調に強制的に戻されてしまうのだ。
　実はサンプルゲームでも[色調を元に戻す]が設定されておらず、
　戦闘終了後に色調が「夕暮れ」カラーに変色されてしまっている。
　尚、これらはイベントデータで設定した[天候の変更]でも同様の問題が発生する。

[≪≫]効果の危険性
　イベントデータの中に≪円≫≪スポット≫≪たいまつ≫など画面制限をする命令があるが、
　[≪≫効果の終了]を実行しても、ゲーム上実行されず、永続的にそれらの効果が持続する。
　その為、これらの効果は使用自体が危険である。
　使用後そのままエンディング終了までの流れなら最後に使っても問題ないだろうが…。

データのパンク
　ゲーム上の[システムデータ]容量は、あくまでも使用可能な最大領域であって、
　ゲームデータを維持できる最大領域を表しているわけではない。
　このゲームデータの最大領域に達するまで[システムエディタ]を使用すると、
　ランダムにすでに設定されたデータが、気付かないうちに削除されていく。
　しかし、すでに使用したデータ自体が削除されているわけではなく、
　容量そのものは残っているので、永続的にデータを作れるというわけではない。
　削除され易い主な情報は、
　[アイテム]、[アイテム]の付随魔法、[魔法]、[マップ]、
　[モンスター配置]、[モンスター]各種情報などの各データである。
　目安としてはシステムメモリー４ブロック目に達すると危険領域に入る。
　尚、ここでは分かり易く“データの削除”と説明したが、
　実際の表現では“データの破壊”が正しいかと思われる。

全データの破壊
　[ユーザーゲーム]を実行した際、
　[システムデータ」→[シナリオデータ]→[外部データ]の順でロードされるが、
　[シナリオデータ]以降が何らかの原因でロードに失敗した場合、
　エディット画面上ではそれまでにロードした情報が表示され、
　更に[システム容量][シナリオ容量]が全回復の状態となる。
　一見、バグで容量を得したように見えるが、
　実際にはロードが一切行われておらず、
　この段階でデータセーブを行ってしまうと、全データが削除されてしまう。
　正確には、０データをセーブデータに上書きしてしまうと言う処理だ。
　その為、ロードに失敗した場合は、
　改めてエディター上にてデータのロードをし直す必要がある。
　稀なケースではあるが、それ故に発生するとバグだと気付かずにセーブしてしまう件は多い。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 03月13日 02:19

バグ情報追記１

システム設定上のバグ

宝箱イベントの上限
　ゲーム設定上(あくまでも仮想上)では宝箱イベントは全部で２５５個設定できるが、
　実際にはその半分程度しか記録できない。
　詳しい個数は判明していないが、その上限に達した場合、
　それ以降に設定された宝箱イベントは全て取得後の状態となる。
　その為、イベントそのものが発生しない。
　改善法は不明。
　尚、ゲーム設定上前半の宝箱を無視した場合に、
　後半に設定した宝箱イベントがどのように変化するのかは未検証。

「シナリオ≪≫の読み込み」
　ゲーム設定上、シナリオ１→シナリオ２などへとデータ移行することが可能であるが、
　ある程度シナリオを作成していると、
　すでに作り上げたシーンに強制的にこのイベントが割り込まれることがある。
　シナリオイベント設定上にこの命令は含まれておらず、
　そのシーンに該当するイベントを全て削除する以外に改善法はナシ。
　例えば命令003～005のどこかでこの命令がバグ発生する場合、
　命令002と006を含むどこかを丸ごと削除しなければならない。
　ガン摘出のような感じである。
　なお、このバグは画面表示を変更するイベント(戦闘イベントなど)の後に起こり易い。
　ゲーム中に発生した場合(そもそもゲーム中にしか確認できないが)、
　読み込み先のシナリオ名が表示されていない為、
　「はい」と選択しても「データがありません」と表示されるばかりでキリがなく、
　安全にやり過ごすにはその都度「いいえ」を選択する必要がある。

・「補助効果無効」
　DQシリーズにおける「いてつくはどう」、FFシリーズにおける「デスペル」的スキル。
　そう言えば聞こえはよく使い勝手もよく見えるが、
　実際の効果は「強化・弱化効果全て無効」。
　まぁ、強化も弱化も「補助効果」で一括りにできるのだが…。
　設定ミスなのか狙いなのか、デフォルトでは自身を選択している。
　プレイヤー操作の味方が使えば敵にも使用できるが、
　自立行動のキャラの場合は自分にしか使わない。
　結果、自分で強化魔法などをかけていても、このスキルで自分から無効にしてしまう。
　全ての敵(或いは強化能力を持たない敵)が強化状態にならない場合でなら良いが、
　少なくとも強化魔法を使うキャラにこのスキルを持たせる意味はほとんど無い。
　たとえプレイヤー操作のキャラに持たせた場合でも、
　強化した自身や味方への強化能力の妨害、
　逆に弱化した敵への弱化効果への弊害となってしまい、結果的に安定しない。

・有名な話
　同梱ソフト「キャラクターツクール」でキャラを設定した場合、
　たとえ既存のキャラデータであっても「登場時」「逃亡時」のグラフィックが存在しない。
　該当の行動を取ると(登場時はそもそも強制だが)、そのシーンのみキャラが透明になる。
　メーカーに問い合わせたところ、容量削減の為との事。
　もはや価値は無い。

・無知か、単なるミスか…
　召喚ムービーの一つ「リヴァイアサン」の技名「ダイダルウェイブ」。
　正しくは「タイダルウェイブ」である(納得いかない人はググってみようｗ)。
　そう言えばアリ型のモンスターに「アリゲーター」とか居たな。
　門を守る守護者と言いたいのだろうか・・・。
　「サイの戦士」だったか・・・攻撃モーションで振り回す斧の軌跡が角ばっているが、
　たとえどんな武器でも角ばった軌跡で振り下ろす人などいるだろうか・・・。

[2] mixiユーザー 04月14日 00:54

「シナリオ≪≫の読み込み」

↑
プレイ中たまに、”メモリーカードの「は」のデータを入れてください”
といったものが表示されるのはこれだったんですね。。。

「は」って何や？笑
「は」以外にも「い」とかあった気がする。。。

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