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巨匠ピアニスト讃コミュのラローチャ讃

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アリシア・デ・ラローチャ(Alicia de Larrocha 1923年〜2009年。スペイン)
磨き抜かれた輝きのある音色で、情熱的なスペイン音楽と端正なモーツァルトをこよなく愛した「ピアノの女王」です。
バルセロナに生まれ、グラナドスの弟子であった母や叔母からピアノを学び、3歳でグラナドス門下の名教師フランク・マーシャルに師事し、何と5歳で公開演奏会デビューし、そのときルービンシュタインに絶賛されました。1947年から本格的な演奏活動を開始し、1970年代にはデッカと契約して膨大なレパートリーが録音されました。1967年の初来日以後何度も来日し、80歳を迎える2003年に「日本さよならコンサート」を開催しましたが、同年惜しまれつつ引退しました。
レパートリーは古典派から印象派まで広く、グラナドス、ファリャ、アルベニス、モンポウ、トゥリーナなど本場スペイン物はもちろん、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ラヴェルも得意としていました。
あなたのお好きなラローチャの名演・名盤をお教え下さい。

コメント(32)

大好きなピアニストの一人です。何よりもスペイン物。
1980年代半ばにCDを初めて買ったのですが、それがラローチャのグラナドス「ゴイェスカス」(Decca録音)でした。その色彩と躍動感に圧倒されました。

その後彼女の膨大な数に上る録音を集め始めましたが、特に気に入ったのは、驚異の技巧によるアルベニスのイベリアはもちろんですが、バッハ集(バッハ=ブゾーニの「シャコンヌ」は今でも彼女のが一番と思ってます)、Decca時代のラヴェル両手協&左手協とフランク「交響的変奏曲」それにフォーレ「幻想曲」あたりです。メンデルスゾーン「厳格なる変奏曲」も素晴らしい演奏でした。Deccaがどうやらアシュケナージ盤を定番に据えたためにアンドラーシュ・シフ盤ともども現在廃盤になっている、ベートーヴェン協は全集盤CD購入を逃し、3,4,5番を何とかそろえた状態で。

通常男性が弾くことの多いラフマニノフの3番協やハチャトゥリアン協の録音まであって、本当にレパートリーの広さには驚かされます。ラフマニノフは2番協の録音もあるといううわさですが、本当でしょうか。ちなみに、日本ではライブでブラームスの2番協を弾いたこともあるようですね。

ということで来日も多いピアニストでしたが、実演に遭遇できたのは結局一回だけでした(モーツァルトの協奏曲第22番)。ホール入りする前の彼女を至近距離で見ることが出来ましたが、そのあまりの小柄さに驚かされました(どっしり(失礼・・・)はしていましたが)。

さよならコンサートのときは、浮気心でつい同時期に来日していたクリスツィアン・ツィメルマンを優先してしまって・・・。そのツィメルマンは、ラローチャのさよならコンサートに行って花束を渡したそうですね。

引退されたいまもマーシャル=グラナドス音楽院でイベリアやシューマンのピアノ曲についてマスタークラス等を開いておられるようです。

ついつい饒舌になってしまいまして、すみません。
確か97年の来日公演に行って、『ゴイェスカス』を初めて聴いたのですが、あまりに音が奇麗で息をするのも忘れるぐらいでした。その勢いで終演後に楽屋へと押し掛けた迷惑なファンに、彼女はサインをくれ、一緒に写真もとって、しばらく話もしてくれました。

ルーリーさんがおっしゃるように、本当に小柄な方ですけれど、どこにあんなパワーを隠しもっているのやら。。。
ルーリーさん
私もピアノ音楽を聴き始めた時にラローチャのアルベニスやグラナドス(デッカ旧盤)を聴いて虜になりました。その思い入れで、ちょっとお若い時の写真(「入り江のざわめき」スペイン音楽リサイタル)を貼り付けました。これらの作曲家はイスパボックス・レーヴェルによる最初の録音、デジタル新録音もありますね。
LPのカップリングでは、ラヴェルの協奏曲2曲とフォーレ幻想曲、スペイン庭の夜とショパンのピアコン2番、フランクとハチャトゥリアン、珍しいものではモンサルバーチェとスリナッチのピアノ協奏曲(スペインの近代作曲家)というのもありました。これらは日本盤では未CD化なのではないでしょうか?おっしゃるとおりアシュケナージがメインになったからでしょうね。ラフマニノフの2番やブラームスの2番のピアコンは聴いたことがありません。録音があるというのは朗報です!
ファリャ・リサイタル(「三角帽子」「恋は魔術師」のピアノ編曲など)は極めつきという感じで好きでした。

Voldyaさん
「ゴイエスカス」のライブ、さらに楽屋でサインや写真まで!うらやましい話です。小柄なのにパワフルな演奏ですね。
川さん:
モンサルバーチェとスリナッチの協奏曲録音というのがデッカから出ていたんですか。先日スペインEMIから一挙に出たラローチャスペイン物シリーズCDにモンサルバーチェが確か入っていましたが・・・。デッカは未CD化音源をまだまだ持っていそうですね。ラヴェル協はRCA録音よりもデッカ録音が好きです。低音のドス(笑)が効いていて。ソニークラシカルからラヴェルの夜のガスパールや道化師の朝の歌の録音もありましたが、これはやや録音状態がドライでした。イスパボックスレーベルも懐かしいです・・・。

ラフ2はあくまでうわさなので実在していたかどうかわかりません。ただ、ラフ3を弾いている以上、あるのかなあと。
ブラームス2番はここに日本フィルで弾いていたという記録があったのです。でも録音はないのでしょうねえ:
http://www.japanphil-21.com/column/column08.html

話題が離れてしまいますが、昔のデッカは採算度外視で良かったものです。ベートーヴェン協全集は現存のアシュケナージ、廃盤のシフ、ラローチャのほかにルプーもありました。さいきん豪デッカから出た廉価盤シリーズでちまちま集めています。

広〜いレパートリーですが、もうずいぶん前に亡くなったご主人(確かマーシャル音楽院で同じ学生だった方)が作成されていたようですね。

Volodyaさん:
直接お話されたとは羨ましい限りです。物腰もたいへんお優しそうな方ですよね(私も話しかけてみればよかったです・・・)。で、小柄なんですけれど、肩から背中周りは非常にガッチリしていて、これがパワーの源かなあと思ったものです。
1999年来日のときと、2003年の来日のときと、
2度演奏聴きました。
いずれも前半ショパン、後半スペインもの。
ということですが、
CDに入っているショパンの4曲を
(ノクターン9番、舟歌、子守歌、幻想ポロネーズ)
どちらも同じ順番で演奏されました。
この4つを長年大切にされてきたのだということが
伝わる演奏でした。
舟歌、幻想ポロネーズは、人生感を語っているかのような
印象受けました。
CDより、この2回のコンサートの方が
強烈な印象残っています。
一本筋のとおった哲学のようなお持ちで、
二度と聴くことのないライブ演奏を心の中に感じております。
それほどラローチャは聞いていなかったのですが、
「入り江のざわめき〜スペイン・ピアノ名曲集」
が中学〜高校の時大好きで、繰り返し繰り返し聞きました。

今、クラシック以外でもラテンの匂いがするものを
聞くようになったのは、この体験が元になった気がします。

『ゴイェスカス』聞いてない・・。買うことにします。
>ルーリーさん&川さん

ラローチャは話し方も、物腰もとても優しい人でした。確かに、同年代の女性に比べたら、立派な筋肉ですけれど、ピアニストにしては手も小さくて、どうやってラフマニノフの協奏曲なんて弾いてるんだろうと不思議に思いました。うちからスペインもそんなに遠くないので、いつかマーシャル音楽院を覗きにいってみるつもりです。

ところで僕が今まで実際に見たピアニストで一番立派な腕をしていたのは、何を隠そうアルゲリッチです。あの二の腕はすごかった。。。


>しんさん

『ゴイェスカス』お勧めです!なんというか、陶酔する音楽って感じ。
それまでツェルニーやソナチネを練習してきた私にとって、
ピアノにこんなに素晴らしい世界があるんだって気づきを与えてくれたのが、
ドラマ赤い激流の水谷豊の英雄ポロネーズと(笑)ラローチャのショパンでした。

ラローチャっていえばスペイン物ってイメージが強いですが、
個人的にはラローチャ=ショパンってイメージが根強くあります。
我が家の家宝といっても過言ではないラローチャのアルバムの中には、
別れの曲、英雄ポロネーズ、幻想即興曲など、とても貴重な音源が収録されています。
どれも力強くも美しい演奏で、この音を聴くと小さい頃にショパンに憧れた純粋な気持ちがよみがえります。
一度もコンサートを観ることができず終わってしまったのが、とても残念です。

比較的新しい音源で好きなのは、幻想ポロネーズ。
聴くたびに媚びない優しさに癒されジーーーンときます。
ラローチャほど最初の一音を大切にしてる人はいないんじゃないかと思います。
別れの曲や雨だれひとつとってみても最初の出だしだけで他と違うなって思わせます。
昔の音源の復刻を切望します。
ラローチャって、どこかで聞いた名前……。
と、考えて、思い出した!
アルベニスがシリンダーレコードに即興演奏を録音したものなどの復刻CDの中に、彼女が9歳の頃の録音(1932年)が収録されてました。
そう、ラローチャってスペイン作品の演奏家っていうイメージがありますね。
こんにちは。
ラローチャの(幻の?)ラフマニノフの2番協の録音がやっと入手できるようになるようです。
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=508090040
どうやら初CD化なんですね。
↑嬉嬉嬉嬉!!! 嬉しぃ〜〜!
ルーリーさん、貴重な情報ありがとうございました。
ラフマニノフの2番っていうのがまたいいですね!
早速予約入れちゃいました☆ 発売が待ち遠しい〜!
はじめまして。

2003年のさよならコンサートに行きましたが、
今まで聞いたことのないあたたかさや優しさを
持った音が非常に印象的でした。
ライブがもう聴けないのは、本当に残念です。

>ルーリーさん
私も早速予約してみようと思います。情報ありがとうございます。
どんな演奏なのか楽しみです。
>ルーリーさま

わたくしも、やだいま購入予約を終えました。
思いがけない情報でございました。
有難うございます。m(__)m
ラフマニノフピーコン2番のCD,
発売日をとても楽しみにしていたのですが
その日に、約2ヶ月待ちのメールが・・・・・

とても残念です・・・・・・
予約された皆様は、もう手に入れられたのでしょうか。
>しろっぺさん

そうなんですよ〜。私のところにも取引先からの商品入荷が遅れて出荷が困難になっております、とお店からメールがきました。
やはり2ヶ月待ちのようです。
待ち遠しいですよねーーー。早く聴きたい〜!!!
やっとhmv.co.jpから本日届きました^^>ラフ2協。
出だしからまさにラローチャの深い音色です。
私も昨日きました!!
待ったかいがありました・・・・・・・
彼女の音を聴くと幸せな気分になります。
はじめまして
 
ラローチャはスペイン物もいいですがラヴェルの録音もいいと思います。

ラローチャは去年足やら何やらを骨折して大変だったようです
私がボストン滞在中であった1990年代の終わりころ、BSOでポリーニのコンサートがキャンセルされたことがありました。そのときの代役が、彼女でした。突然のキャンセルで、お客さんもポリーニのコンサートを期待してきた人も多かったようで、徴収が途中で席を立つ中で、また、少ない聴衆の中でピアノを弾く彼女がちょっとかわいそうだった。もちろん私は、最後まで聞きましたが、演奏の結果はすばらしいものでありました。思い出したので、御報告。
グラナドスのピアノ組曲「ゴイェスカス」のコミュニティを作りました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1019751

ゴイェスカスではラローチャの演奏がいちばん好きです。
まだ出来たばかりのなにもないコミュですが、そのうちラローチャのことにも触れていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
学生時代(もう四半世紀も前ですが)何度か彼女の演奏を聴きました。モーツアルトなど定評ある作品も良かったのですが、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」の演奏には驚き、感動しました。

この曲は手の小さい人には大変弾きにくいはずなのですが、彼女は手の小さいハンディなどみじんも感じさせず見事に味のある演奏を聴かせてくれました。

思い出深い演奏でした。

malte

PS: ひょとすると初めての書き込みかもしれません。ピアノを心より愛する一アマチュアピアノ弾きです。よろしくご交誼のほどお願い申し上げます。
ツラルリさん
情報ありがとうございました。

ラローチャさん、スペインピアニズムを世にひろめ、さらに古典派、ロマン派、近代物までさまざまなジャンルで名演を世に送り出して下さいました。まさに巨匠とよぶべきピアニストでした。

合掌
それまで漫然と習っていたピアノに、
目標や夢を与えてくれたのが
幼い頃聴いたラローチャの英雄ポロネーズでした。
子供心にラローチャの奏でるダイナミックで優しい音色に酔いしれたものです。
日本で最後に演奏したさよならコンサートに行けなかったのが今も後悔として残っています。
ほんとに残念です。
ラローチャの、グラナドスのスペイン舞曲は、今でも宝物です。
ご冥福をお祈りします。
彼女のピアノは「理想の音」です。
とくに私は、モーツァルトの、美しく丁寧で、かつ暖かいフレージングがとても好きです。

ご冥福をお祈りいたします。
ついこの間、彼女の弾くモンポウのCDを聴いたばかりです。
モンポウから曲を献呈されるぐらい信頼を得ていらしたんですよね。

ご冥福をお祈りします。
ニューヨークでリサイタルをききました。
写真でイメージしていたより、すごく小柄な方です。

私の好きな一曲は、グラナードスの「ゴイェスカス」、
この詩的な雰囲気の曲は魅力的です。

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