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人と自然コミュの鶏インフルエンザについて愛知の養鶏者が話します

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鶏インフルエンザについて愛知の養鶏者が話します。

 最初に、一番関心のあることは、多分これではないかと思いますので、結論を先に。。

「国内で流通している国産の鶏卵、鶏肉、鶉ウズラの玉子を食べても、鳥インフルエンザに感染することの確率は、限りなくゼロに近いくらい低いので安心してください」。
 以下にその理由を含めて、説明します。

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1)まず、最新の世界中の鶏インフルエンザの被害状況からですが、これは、以下のmixiのコミュニティの書き込みを参考にしています。その書き込みの引用原典はWHO報道です。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3790263&comm_id=414893
(mixi参加者でないと読むことができません)


(中国)
H5N1型鶏インフルエンザウイルスの人症例:
38例のうち、25例死亡。
 感染源:病鳥,死鳥との接触ないし、生き鳥市場への訪問。(2009・1・28)

(エジプト)
53例のうち、23例死亡。
 感染源:同上。(2009・1・27)

(インドネシア)
141例のうち、115例死亡。
 感染例:女性が生鳥肉を含む生鮮市場を毎日訪問。

(ベトナム)
109例のうち、53例死亡。
 最近の感染源:病鳥、死鳥との接触。(2009・2・19)

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2)上の諸外国の例を見ると、ずいぶん人の死亡例が多いように受け取るかもしれませんが、すべて共通の感染源によっています。「病鳥、死亡鳥との濃密な接触」が感染経路です。

 さて、鳥インフルエンザウイルスの変異状態では3段階になります。
1.鳥から鳥へ感染するウイルス
2.鳥から人へ感染するウイルス
3.人から人へ感染するウイルス

3の「人から人へ感染した例」としては、1919年のスペイン風邪の世界大流行が挙げられます。「スペイン風邪」で検索するとそのパンデミックの様子を知ることができます。当時は世界大戦中でもあり、軍の大移動もあったし、衛生・健康面では現在とは比較的ないほど劣悪でしたので、現在ではこのようなパンデミックが世界中で起こることは考えにくいと私は思います。
 また、現在の時点では、「人から人へ感染した鶏インフルエンザ」の例は、疑い例はありますが、まだ変異の出現が確定できていない段階です。

2の「鶏から人へ感染した例」が上の世界の例です。これらのほとんどが「病鳥、死亡鳥との濃密な接触」から起こっています。上記の国であっても、事故鶏との接触がないと思われる通常の人たちには感染は起こっていません。

 日本国内でも、鶏インフルエンザウイルスによる感染発生が認められた養鶏場は、山口県、大分県、兵庫県、埼玉県などで現在、愛知県豊橋市の養鶉(じゅん)場で弱毒H7型のウイルス検査で陽性と出て、各機関が対応しています。
 発生養鶏場での全羽処分の経過の中で、鶏から人へ感染した例はゼロであり、もちろん入院者も死亡例もありません。その中には、養鶏場従業員などのように、濃密な接触を続けて人たちも含まれていますが、すべて陰性です。

 国内では「鶏から人へ感染するウイルス」はまだ出現していないのではないでしょうか。これが最初に書きました「安全宣言」の根拠です。そのウイルスが存在していないので、玉子や鶏肉を食べても大丈夫、だと言ったのです。


 2および3への変異は時間の問題だ、とインフルエンザに詳しい学者が指摘している本も読んだことがあります。危機を煽るのはやめてほしいと思います。1919年のパンデミックは起こりにくいのではないでしょうか。

 それはこれからのことですから、それなりの覚悟と準備態勢が必要ですが、今の時点では、玉子や鶏肉を食べても大丈夫、と言えると思います。

 ただし、上の国への旅行者が気をつけることは、予想される感染源に近づかないこと、その国からの生肉の輸入品に気をつけること、くらいではないでしょうか。



(豊橋の例ですと、弱毒ということで、10キロ圏内の移動出荷禁止が5キロ圏内になりました。そこでの検査結果がすべて陰性であれば、2日にも移動出荷が解禁されます。発生養鶉場の鶉26万羽は処分されます。)


 疑問点などあれば、一緒に考えましょう。

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