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人と自然コミュの長寿の食卓

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文芸春秋SPECIAL「長寿の食卓」季刊春号 \1000

 日本人は世界的に長寿の国になっていると思われるが、一体和食が長寿の理由だろうか。今でもそのように説明する人もいるし、この本を読んで、ちょっと違うのではないか、という気がした。
 例えば、江戸時代の平均寿命は40歳くらいだと言われる。1945年くらいまで、あるいは1960年くらいまで、平均寿命は60歳以下だったのではないか。

http://www2.pref.shimane.jp/hokanken/hokanken/gyomu_joho_heikin.html
このグラフを見ると、1940年までは50歳そこそこだったが、その後1970年くらいになると、一気に70歳までに伸びている。

http://www.unlimit517.co.jp/ana85.htm
ここもかなり詳しい。今や日本は世界のトップの長寿国と言えるのだが。

 さて、その理由はなんであろうか。日本食(寿司や天ぷら)などが外国で受け入れられているようだけれども、長寿の理由はそんなところには無いように思う。

 この本は「食事」についての本なのだが、現在の長寿(仮に80歳以上とする)の人は、厳密な日本食だけでなく、それなりに肉類も食べているようなのだ。通常言われるような「(白米でなく)せめて7分突き米、野菜、魚」だけではなく、ある程度肉も食べている。これが肝腎だ。要するにオールラウンドの食事なのである。アメリカ・欧州と違うとしたら、「ポテト・肉・少しのパン」、でなくて、「米・野菜・魚・時々肉」というのが長寿の理由ではないだろうかと想像できる。すると、瑞穂の国すなわち、米の消費が現状でいいのなら、農業政策も転換の必要があるかもしれない。

 阿川弘之氏・三浦朱門氏、辰巳芳子氏・福岡伸一氏、帯津良一・矢野誠一・森永卓郎・芝田山康(元横綱大之国)のメタボ同士対談がある他、60人くらいの著名人が食生活について書いていて、読んでいても結構楽しい。

 というわけで、狭い食の原則を守るというのでなくて、幅広く食べるというのが、長寿につながるようなのだ。高い本でないので、買いませんか。

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