ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ライテク(モータースポーツ編)コミュの初めての君に勧めるバイク

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ある時、君は突然バイクに乗りたくなる。
きっかけは何でもいい。
街行くバイクを見かけたのか、置いてあるバイクを見たのか
親が乗っているのか、テレビで見たのか、雑誌を読んだのか
広告を見たのか、友人に自慢されたのか、夢に出てきたのか……。

人に勧められたからじゃない。
オレも君にバイクを勧めたりしない。
もともと君の心の中に何かがあって、それがパシン!
……音を立てて弾ける。

いずれにしても、君はある日突然、バイクに乗りたくなった。

君はインターネットで検索し、雑誌を読んで、友人に聞き、ショップに出向いて
バイクについていろいろ調べるだろう。
やがてお気に入りの1台を見つけて、どうにもこうにも、あるバイクが欲しくなる。

欲しいバイクを素直に手に入れるのが、もっとも幸福だ。
愛着が湧き、大切にして、バイクへの思いはよりいっそう深まるだろう。

でももし君が、最初の1台としてビッグバイクを選んだのなら
オレはつい、ひとこと言いたくなる。

<photo src="v2:846578762:l">

小さいバイクにしときなよ。

そうなんだ。これからバイクに乗るなら、絶対に小さいバイクがいい。
悪いことは言わない。君がバイクが好きで、長く乗ろうと思っているなら
まず、できるだけ小さいバイクを選んでほしい。

<photo src="v2:1345483776:l">
<photo src="v2:1345483774:l">

ヤングマシン2011年7月号に
ケニー・ロバーツのインタビュー記事を書かせてもらった。
ケニー・ロバーツとは、世界最高峰のバイクレース
世界グランプリで3度チャンピオンになった男だ。
記事でも触れたが、インタビュー中に、こんなやりとりがあった。

オレは「テクニック」についてしつこく質問していた。
何かスペシャルなテクニックがあるはずだ、と。
ケニーは、ちょっぴりうんざりした様子で、こう言い放った。

「いいかい? 細かいことはどうでもいいんだ。
バイクってのはな、タイヤがふたつ
その間にエンジンがひとつあるだけの
シンプルな乗り物なんだぜ?」

ああ、とオレは崩れ落ちそうになった。
そうだよな、その通りだよ、と思った。

ケニーは、アメリカ・カリフォルニア州にある自宅の牧場
(自宅の牧場? 意味不明!)に、ダートトラックコースを持っている。
そして、ちっちゃいXR100(現・CRF100)でブンブン走り回っては
現在のトップライダーたちを蹴散らしている。
ケニーを慕ってトレーニングに訪れるMotoGPライダーや全日本ライダーたちを。

タイヤがふたつ。間にエンジンひとつ。
でっかくてもちっちゃくても、大まかな基本構造は変わらない。
XR100で速く走れないヤツが、どうやってMotoGPマシンで速く走れるって言うんだね?
ケニーはそう思っているのだ。

文句のある人もいるかもしれない。

ケニーだかケガニだか知らないが、バイクはそんな簡単なもんじゃない。
エンジンの搭載位置やキャスター角、トレール量、重量、フレーム剛性
ポジション、ロール軸、エンジン気筒配列、エンジン特性、タイヤプロファイル
サスペンション摺動性、リンク比、ピポット位置、チェーンフォース
イナーシャ、ナターシャ、チェブラーシカなどによって、乗り味はまったく違うんだ!
確かに違う。明らかに違う。
でもその違いは、ものすごく微妙だ。

先日オレは、なにをトチ狂ったかアコースティックギターを購入した。
その際、3万円のギターと8万円のギターを、店員さんが弾き比べてくれた。
「8万円でも、アコギとしてはかなりお求めやすいんですよ」
と衝撃的なことを言いながら。

3万円。
「ジャララーン」。

8万円。
「ジャララーン」。

「ね、音色が全然違うでしょう? 音のツブ立ちに差が出るんですよね」
と店員さんは満面の笑みを浮かべた。
オレは、「あ? ああ? あ?あ?あ?! た、確かに音のツブが違うね。
なんかこう、プチプチプチッとねハハハ」と引きつりながら笑ってみた。

確かに音色は違った。でも、それは微妙だった。
耳が肥えている人からすれば、きっと耐えられないほどの差。
でもシロウトからすれば、まあどっちでもいいやといった程度の差。
そこでオレは、「確かに違うもんですね。じゃあコレください」と
1万6800円のギターを買った。3万円でも、8万円でもなく。

だってそうでしょう。すぐつまらなくなって弾かなくなってしまうかもしれないし
扱いが分からずに壊してしまうかもしれない。
そして何より、値段に圧倒されておずおずと使うよりは
じゃんじゃん弾き倒した方がいいだろう。
そう考えれば、初めてのギターとしては1万6800円でも贅沢しすぎなぐらいだ。

そしてオレは今、猛烈に満足し、自分の不器用さと音感のなさに辟易しながら
ギターの練習を楽しんでいる。
基本構造は、高級ギターとどこも変わらない。
弦が6本あって、真ん中に穴が開いていてて、弾けば音が出る。
コードだって同じ。十分だ。

クロウトである店員さんからすれば「ものすごい音色の差」
でも、シロウトであるオレからすれば「全然十分贅沢すぎ」ぐらいのものなのだ。
だいたい、2本まとめて買って弾き比べるワケじゃないしね……。

と、いうように。

君がバイクについて調べて発見した情報の多くは
クロウト的な視点から書かれたものだ。
微妙な違いを丹念に拾いあげ、大きく広げて、展開している。
クロウトによるマニアな世界というのは、そういうものなんだ。

つまり、君は調べれば調べるほど、言葉は悪いがまだペーペーのシロウトなのに
クロウト的な知識を膨大に蓄積していくことになる。
そして、それはとても危険な状態なんだ。

君は、初めての1台として、あるビッグバイクが欲しくなった。
雑誌やネットで調べると、「扱いやすくて乗りやすい」と書かれている。
その言葉に勇気を振り絞り、君はショップに出向く。
実車を前に、その巨躯に驚く。
「こんなのが扱えるのか…!?」とひるむ。

でも、ショップの店員さんも、記事と同じように
「これは扱いやすくて乗りやすいですよ」と笑顔だ。
「そうか、やっぱり扱いやすくて乗りやすいのか……」。
またがる。でかい。重い。怖い。でもこれは「扱いやすくて乗りやすい」んだ。
ガマンする。堪える。耐える。本当は、重くて、つらくて、怖いのに。

違う。それは間違っている。

「扱いやすくて乗りやすい」。まだバイクに乗ったことがない君は、その言葉を
自分のもののように勘違いしてはならない。
それは、クロウトが膨大な経験に基づいて書いた、マニア向けの言葉なんだから。

君は、君自身の感覚に従った方がいい。
まわりの言葉に惑わされず、自分を信じた方がいい。
もし重くて怖いなら、無理をする必要はどこにもない。
これは君のバイクライフだ。「まわりの言葉」は、何の責任も負わず
何の保証もしてくれない。

バイクは、自立すらできない不完全な乗り物だ。
それだけに、乗り手のスキルが占める割合が多い。
飛ばす、飛ばさないに関わらず、潜在的にバイクはスポーツなんだ。

だから練習が必要だし、センスも求められる。
どうしても泳げない人がいたり、どうしてもキャッチボールができない人がいるように
バイクにも向き・不向きがある。
中には、ろくに練習もしないでスイスイと乗りこなす人もいる。

でも、とにかく、周囲の声、周囲の乗るバイク、周囲のスキルは
自分のものじゃないということを知っておかなければならない。
絶対に、自分を見失っちゃいけないんだ。

ギターはまだいい。
全然いい。もしオレがMARTINの「Tree of life」'93年製440万円オーバー
(信じられない!)を買ってポロンポロン弾いたところで
せいぜい「……まったく、ヘタクソのクセに」と嘲笑されるぐらいで
誰に迷惑をかけることもなく、もちろん弾いた瞬間に死んでしまうこともない。

でもバイクは、ちょっとしたことですぐ死んでしまう乗り物なんだよ……。

バイクだって、最初に書いたように、欲しいモノを買うのがもっとも幸せだ。
免許を持っていて、お金を払えるなら
君の好きなバイクを好きなように買えばいい。
単純に、自分の所有欲を満たすことだ

けを考えれば。

その一方でバイクは、公道というパブリックな場を走り
なおかつワンミスが命取りになる乗り物だ。生死に直結しており
いつ見ず知らずの人に迷惑をかけるかも分からない。
何かがあった時の総合的なダメージは、ヘタクソなギターの比じゃないんだ。

こんな話、ちっとも面白くないことは、よく知っている。
書いてても愉快なわけはない。

「ちょっとは経験があるからって、エラソーに上から目線で古くせぇ
価値観を押し付けてんじゃねえよ。
オレは自分の欲しいバイクを買う。何か文句あんのかってんだよ!」

文句なんかない。でも、昔は(……という昔話にも、一定の真理は隠されている)
自然と小さいバイクから乗れるようなラインナップが揃っていた。
そして、今エキスパートとされる人たちの車歴を聞くと
たいていは小さいバイクで経験を積んでいる
。しかも、エキスパートと呼ばれるようになってからも
小さいバイクでコソ練していたりする。
そのことも、知っておいてほしいと思う。

いきなりビッグバイクに乗ることは、ものすごく近道のように見えて
実は強烈に危険な遠回りをしているんだ。

ビッグバイクは、一発の失敗でとてつもなく大きなダメージを食らう。
肉体的にも、経済的にも、精神的にも、だ。
しかしビッグバイクの最大の問題点は、失敗しにくくできていることだ。
これが実にやっかいだ。

そう、現代のビッグバイクは、どれも非常によくできている。
が、あまりにもデキがよすぎて、限界点がものすごく高く
ライダーはバイクの手のひらで遊ばされている状態だ。
バイクの性能がライダーの未熟さをカバーしてしまうので
いつまで経っても技量が向上しない。

教習を思い出してほしい。中型から大型へ移行した時
君は意外とすんなり乗れる自分に感動したはずだ。
重さやパワーに戸惑いはあったかもしれないが、安定感があり、扱いやすく
むしろゆっくり落ち着いて走れただろう。

ここに落とし穴がある。教習所で教わることは(ほぼ)交通規則であって
本質的なライディング技術ではない。つまり君の技量はまったく進歩していないのに
大型に移行しただけで、乗れているかのように勘違いしているだけなんだ。

君はスムーズに大型自動二輪免許を取得するだろう。
何度かは転ぶかもしれないが、教習所内でのそれはほとんどがポテゴケだ。
「転んだ」というより、「倒れた」といった方がいいかもしれない。

そしていつか、公道でビッグバイクに乗っている君に
「あッ!」という瞬間が訪れる。
車重の重さと車速の高さが生み出したエネルギーが、突然キバを剥く。
こめかみで音を立てながら血が逆流して、体が強ばる。
コントロールを失い、暴走する巨大な慣性……。
それが「転ぶ」だ。そういう状況に陥った時、ライダーの技量が伴っていなければ
まったく為す術がない。

あわてず、騒がず、落ち着いて対処する……。
つまり本当の技量を身に付けたいなら、君はいったんビッグバイクを降り
小さいバイクで思いっ切り走り回った方がいい。

小さいバイクは、見かけ以上に難しい。
大型二輪免許を取ったばかりの君が
意気揚々自信満々で小さいバイクに乗ったとしたら
信じられないほどの失敗を繰り返すだろう。
ビッグバイクほどごまかしが効かない小さいバイクに
自分のヘタクソさ、未熟さを思い知らされるはずだ。

それが重要なんだ。

失敗して、ヘタクソさを思い知る。
失敗からは、多くを学ぶ。
失敗の実体験こそが、いずれビッグバイクに乗るようになった時、君を救うんだ。

失敗失敗と繰り返しているが、バイクにおける失敗は
多くは転倒というかたちで露わになる。
その際、公道では不確定要素が多すぎる。
ガードレール、縁石、対向車、歩行者、その他もろもろがあって
かなり痛い目に遭うと思っておいた方がいい。
公道での転倒は、絶対に御法度だ。

「公道で転んだけど無傷だった」という話を聞いたことがあるかもしれない。
でも、それは信じられないほどの奇跡だ。
次また無事である可能性はゼロだと思った方がいい。
公道では絶対に転んではいけないんだ。

失敗経験を重ねるなら、危険が極力排除されたクローズドコースで
小さいバイクに乗ることがベストだ。
つまりミニバイクでサーキットを走るか
小排気量モトクロッサーでモトクロスコースを走るか
もしくはナンバー付きの自車で何らかのイベントに参加するか……。

でも、選択肢が少なく、特に競技の世界は現実的でもなく
ツナギもトランポもない君は、すっかりやる気をなくすかもしれない。

しかし、言いにくい話だが、小さいバイクに乗ってさえいれば、人に迷惑をかけない
「ちょっとした場所」で走る機会が、必ず巡ってくる。
世の中にはグレーゾーンというものが残されていて、ふとした時に
ふとした場所で、公道とは言えないような状況で走ることができたりするものだ。

そういう機会を逃さず、ここぞとばかりに練習する。
内容は、はっきり言って何でもいい。
8の字でもいいし、ただの定常円旋回でもいいし、段差を乗り越えるだけでもいいし
ひたすら寝かせてみるのもいいし、本当に何でもいい。

ただし、速度を追求することだけはしない。
速度アップは飛躍的にダメージを大きくするからだ。
速度以外なら、何でもいい。乗っている小さいバイクの特性と
与えられた機会に応じて、適当に「今の自分にはできそうにない目標」を設定して
そこをめざせばいい。

大切なのは、「ふだん起こらないようなことが起こる領域」にまで
バイクを持っていくことだ。

もちろんそれは、高い確率で転倒を招く。
しかし速度を追求していなければ、大事には至らないはずだ。
しかし、不運としか言いようのない出来事に見舞われることもあるから
安全装備を怠ってはならない。

そうして少しずつ、怖くない程度に、今の自分にはできそうにないことに、挑戦する。
やがて、「何だこれは!」という、今までに感じたことのない挙動に遭遇し
恐らくはどうすることもできないだろう。

それが、「ふだん起こらないようなことが起こる領域」だ。
そしてそれこそが、君がいずれビッグバイクに乗った時
「あっ!」と思った瞬間に、ぽっかりと口を開けて待ち受けている
「奈落」でもある。

ブレーキをかけすぎた。アクセルを開けすぎた。バイクを寝かせすぎた。
オーバースピードだった。突然の出来事に見舞われた……。
さまざまな「ふだん起こらないようなこと」が予期せぬ瞬間に訪れるのが
バイクという乗り物なんだ。

その時、境界線を越えて取り返しの付かない世界に行ってしまうか
こちらの世界に帰ってこられるかは、どれだけの頻度で
「ふだん起こらないようなことが起こる領域」を経験しているかが、分岐点になる。

君は「いざという時の対処法? 雑誌やネットやDVDで見聞きしてるから大丈夫」
と言うかもしれない。「知識として理解しているから平気だ」と。

知識は確かに大切だ。豊富な知識や充実したメンタルは
万一を未然に防ぐことには役立つ。
でも、万一に直面した時に君を救うのは、実体験だ。

とっさの時、君に残された時間はごくわずかだ。
そのわずかな時間に、さまざまなことが起こる。
そのさまざまに、君の体は正しく反応しなくてはならない。
それは無意識のうちに、反射的に起こらなくてはならない。
考えている時間はないんだ。

「瞬時に起こるさまざまなこと」は、バイクの大小に関わらず、ほとんど同じだ。
相似形のようなもので、バイクが小さく速度が低ければ
「さまざまなこと」はコンパクトに発生し、バイクが大きく速度が高ければ
「さまざまなこと」のスケールは増大する。だが、本質は同じだ。

小さなバイク・低い速度でコントロールできることは、大きなバイク
高い速度でもコントロールできる……。
そう断言するのは、もちろんかなり乱暴だ。
実際には大きなバイク・高い速度でしか起こらないこともあり、それはそれで
より高度な練習が必要になる。

だが、小さいバイクで起きることとその対処法は、ほとんどの場合
大きなバイクにも当てはまるんだ。はるかに小さいリスクで。

「小さいバイクなら絶対安全」なんて、口が裂けても言えない。
小さいバイクでもケガはするし、ミニバイクレースでも死亡事故は起きる。
でも、大きく重く速度域が高く
エネルギー量がハンパないビッグバイクよりは、ずっとマシだ。

こうしてテレテレと書き連ねながら、つくづくバイクという乗り物は難しく
だから面白いのだ、と気付く。
難しくて面白くなければ
人類はとっくにこの非効率かつ危険な乗り物を諦めているはずだ。

これだけ世の中が洗練されているのに、相変わらず雨でズブ濡れになったり
暑くて汗だくになったりライディングにヒヤヒヤしながら
「バイクっていいな」なんて笑っているんだ。
よほど手放しがたい魅力があるのは間違いない。

でもその「面白さ」は、自分の、他人の、命を懸けるほどのことじゃない。

初めてバイクに乗る君は、なるべく小さいバイクを選んだ方がいい。
遠回りに見えても、それが一番の近道だ。

あわてないで、じっくりと。

「バイクでスポーツする」は、ホントにテキトーに付けたブログの名前だったけど
今になって言い得て妙というか何というか、あながち間違えてなかったと思う。
でもね。スポーツって何か、定義はいろいろあるだろうけど
オレは「今までの自分を超えようとすること」が大事な要素だと思うんだ。
その考え方からすると、バイクは確かに舞台を選ばずスポーティな乗り物だけど
本当にスポーツする気なら、それはもう、クローズドコースしかないと思ってる。
スキーはスキー場でするように、ゴルフはゴルフ場でするように
バイクもバイク場……てか
それなりのコースで思いっ切りスポーツした方が気持ちいい。

《バイクでスポーツする》

高橋 剛 著 (職業バイク系雑誌ライター)

ブログhttp://riding-high.way-nifty.com/より抜粋(許可済み掲載)

コメント(5)

たしかに、免許取ってン十年、今もApe100でカートコース走ってるし
リッターでサーキット走ってる時は70〜80%でしか走らないのに
ミニバイクだと、自分の100%で走ってしまう。
昔は、人があまり通らない場所で八の字の練習もやったりしていた。
そして、それが自分のライディングに大きなプラスになっているのは事実。
でも・・・・

>しかし、言いにくい話だが、小さいバイクに乗ってさえいれば、人に迷惑をかけない
>「ちょっとした場所」で走る機会が、必ず巡ってくる。
>世の中にはグレーゾーンというものが残されていて、

こういうことを、書いちゃダメですよ。
それに、経験上、この「グレーゾーン」ってのは、そんなに多くない。

また、その「グレーゾーン」を首尾よく見つけたとして
小さなバイクじゃないと走れない、ということも少ない。
(実際、Ducatiで八の字していた人も知っている。)

それに、ここでいう「小さいバイク」というのは、
ミニバイクレースに出るような原付クラスのことを指しているだろうけど、
多くの人は「免許取ってツーリング行きたい!」
とか思ってバイクを買う。

なのに、高速道路を走れないバイクを推薦するのは・・・さすがに出来ない。

また昔の自分を思うと、はじめて80ccのバイクから250ccに乗り換えた時って
リッターに乗り換えた時より「デカイ!」と思った覚えがある。
初心者にとっては250ccでも十分に持て余す。

現に、我が家の嫁はいまだに150ccも扱い切れていない。

そういうことを考えると、小さなバイク、大きなバイクなんて議論は
あまり意味がない。

それよりは、他人の意見に煩わされず
自分が本当に好きになったバイクを買う。

ここでいう「他人の意見」ってのは、
「これは乗りやすいですよ」とリッターを勧める雑誌と同じく
「最初は小さいのから始めろ」というのも
「他人の意見」という点ではまったく同じ。

まずは、好きなバイクを買って、バイクを好きになってもらう。
それこそが第一ステップ。

そうやって選んだバイクがリッターだろうが、250ccだろうが
原付だろうが「いいバイク選んだね」と言ってあげる。

迂遠なようだけど、「上達」は第二ステップ。

上達には隠れてコソコソ練習するだけじゃなく
ライディングスクールというものもあるし
実は、街中を走るだけでも上達のヒントはたくさんある。
・・・・でも、それは、全てバイクを好きになってもらってから。

違いますかね?
>トピ主さん

とても素敵な記事ですね。高橋 剛さんのブログもちょっと覗かせて頂きました。
内容に凄く賛同します。

別アプローチとして、「一番気に入った車両に乗ればいい。愛着もわいて続く」
そんな話も良く出ますが、いろんな障害でその愛着が続かない事が多いのも確かかと。

初めてのバイクで1000ccデビュー
→ 怖い
→ 乗らない
→ 手放す

そうならない自信がある方はいいですが、
どうかな〜って人には、
「まず中型の扱いやすい車両で、バイクのいろんな楽しみを知っていけるといいんじゃない?」
っと、友人に相談された時、私はそんな風に答えてます。

水を差すようで、え〜って顔されますけど。(笑)

「怖くて一人じゃ出かけられない」より、
「次はどこ行こうか♪」って気分にさせてくれる車両の方が、
楽しいと思うんですけどね。

以上、持論失礼しました☆

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ライテク(モータースポーツ編) 更新情報

ライテク(モータースポーツ編)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。