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JHPA@日本催眠心理学会コミュのユダの福音書を追え

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エジプトで発見された古いパピルス写本が、
盗掘〜古美術商の間を転々〜盗難といった事件を経て
ようやく修復にいたる経緯が書かれている。

修復されたパピルス写本のタイトルは「ユダの福音書」。
キリスト教の正統な流れでは、
「マタイ福音書」「マルコ福音書」「ルカ福音書」「ヨハネ福音書」
の4つの福音書(ゴスペル)を認めているだけだが、
歴史上実在する福音書として、その他にも「トマス福音書」などが
知られている。 「トマス福音書」そしてこの「ユダ福音書」も、
キリスト教においては異端とされているグノーシス派の福音書であり、
そのために世に出ることはなかった。

この「ユダの福音書を追え」という本では、その内容よりも、
それが発見され、失われ、再び見出されるまでの過程が描かれている。
(ちょっとまだるっこしい感じもするけど。連ドラみたいな切り方をしたり)

ユダの福音書の内容自体は、この本ではなくて、
「原典 ユダの福音書」 (日経ナショナル・ジオグラフィック社)の方に
書かれている。 今度図書館で借りてみよう。

何と言ってもハイライト・シーンは、
  「ユダはイエスを裏切ったのではなく、
   イエスの命令に従って彼を官憲の手に渡し、処刑させた」
という点だろう。

このあたりはすごく興味深い。

「ユダの福音書」に関する出版社のサイトから
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/topics/n20060407_1.shtml

    ↓

「イエスはユダに、真の友人であればこそ裏切って自分を死なせて欲しい、そうすれば救世主は天にある自らの故郷に帰ることができる、と話している。グノーシス派の言い伝えでは、イエスは自分の死を悲劇とも、世界をその罪から救うために必要だったとも考えてはいなかった。」


「新約聖書では裏切り者として描かれたイスカリオエテのユダは、ここでは正反対の存在だ。イエスを理解し、彼の求めるままに実行したユダは、最も忠実な弟子ととらえられている。このため、学者らは、ユダの福音書は、ユダがイエスを裏切る話で終わっていると考える。そうすれば、ユダは裏切りという行為により、他の弟子たちとは違う、弟子たちが目指すべき模範のような存在であると主張しているのだ。」


(参考) グノーシス主義
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004060.html

 なお、最近の映画では、 「ダヴィンチ・コード」 や 「ライラの冒険」が
 グノーシス主義の映画だとして、正統派キリスト教側からの
 批判の対象となっている。


こんなふうにして催眠から離れて、いろいろなものに時間をとられていく。
一日48時間くらい欲しいと思う毎日。

コメント(3)

ユダの福音書は買いましたねー。ちょうどダヴィンチ・コードが流行っていた時期でしたね。
イスカリオテのユダは太宰の「駆け込み訴え」で読みました。

やはり、イエスに真の意味で、もっとも忠実だったのはユダだったのでは?
と私は解釈しています。

偽善者集団の中の正直者…は裏切り者になってしまうのかな…と。

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