歯の噛み合わせは人生を左右するコミュのごあいさつ(自己紹介はこちらで)

初めましてこんにちは。

僕は以前、歯科技工士という仕事をしていました。（今は別の仕事をしています）


この職業に就いた理由は自分の耐え難いほどの体の不調が、歯の噛みあわせを治したら良くなったという経験からです。

僕は元来体が弱く、めまい、ひどい肩こり、腰痛、顔面麻痺、坐骨神経痛、ひざ関節の痛み、アレルギー性鼻炎、うつ、自律神経失調症などをわずらっていました。
これらは日々の生活に影響するほど苦痛で耐え難いものでした。

学生だった僕は

「このままでは社会に出た後にやってゆけない」

という危機感を覚え、大学を一年休学し、体を治すことに専念することにしました。

まず僕は体のゆがみを治すことにしました。
それは自分の体の不調はゆがみから来てるものだとうすうす感じていたからです。

なぜかといいますと僕の体の不調は右半身のみにあらわれ、また右足が左足と比べても
かなり短かったからです。

そこで、体の歪みを治す為に考えられる治療方法は大体試して見ました。
でもどれも効果は多少あるのですが、しばらくするとまた元に戻ってしまいます。

そんなころ僕は、歯の矯正をすれば体のゆがみと不調がよくなるというようなことを耳にします。

当初は信じられませんでしたが、他に方法がないので治療を受けてみることにしました。

僕の歯並びは叢生といってガタガタで、
なおかつ上の側切歯の片方だけが下の歯の内側に入っている状態だったからです。

しかしそこでぼくは大きな失敗をしてしまいました。

それは歯の見た目だけを治す矯正をしてしまったことです。

歯の見た目だけの矯正というのは、歯の噛みあわせと体調のことをまったく無視した矯正ということです。

歯の矯正をする前と後とでは当然のことながらアゴの位置は異なります。

体の健康を良くするには、一番体にとって良いアゴの位置を見つけて（詳しくは下記に書いてあります。）
そこでかめるように歯を並び替えなければなりません。

それには矯正で歯を動かす前にスプリントという装置をつかって咬合筋をリラックスさせ、
正しい下顎の位置をみつけなければなりません。

その位置を見つけた後で歯の矯正を行うべきだったのです。

僕はそれを知らない矯正医にかかり、間違った下顎の位置で矯正をしてしまったため、
体の不調はまったく変わりませんでした。

途方にくれた僕は今度は本屋さんで「歯の噛み合わせを直すと体のゆがみ（姿勢）と不調が治る」というような内容の本を見つけました。

そこにはスプリントという装置で、間違った下顎の位置を体に調和した正しい位置にすれば健康になる
と書かれていました。

僕は当時美術系の大学に通っていましたので、
物を作るのが得意でした。

そしてスプリントという装置を見様見真似で作って試してみました。




するとどうでしょう、、、、。

苦痛が軽くなったのです！

あれほどつらかった体の症状がふっと軽くなったのです！

光が見えた！

ぼくはそう思いました。

（本来なら上記に書かれているように、歯の噛みあわせと体の不調に関する知識のある矯正医にかかり、
矯正の前に正しいアゴの位置を見つけていれば二度手間にならなかったはずなのですけれども。）


その後専門の歯科にかかり、ヨガ、整体、骨盤ベルト、運動などを併用するとそれらはどんどん良くなっていきました。





それではここからが本題です。





みなさんの歯は親知らずを除いて大人なら28本あります。








みなさんのほとんどの人は歯というものの役割が
食べ物を噛み砕いて飲みやすくするもの、または言葉を発音するときに
はっきりしゃべれるようにするものだと思っていると思います。

たしかに上記の機能は歯の役割です。

しかし歯にはもっと特別な機能があることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

そのもうひとつの役割というのは健康にとても重要で、またコレを知っているのと知らないのでは
その後の人生に影響を与えるといっても過言ではありません。

なにかといいますと、


それは「歯の噛み合わせが体のゆがみ（姿勢）と健康の良否を担っている」ということです。



歯の噛み合わせと体のゆがみが関係あるといわれてもなんのこっちゃ？？
とお思いの方がほとんどと思います。

しかしコレは事実なのです。
歯科のなかではだんだん常識になりつつあります。
というのも歯科でも一昔前まではあまり知られていなかったからです。

くわしく説明しますと





みなさんのアゴには咀嚼筋という、くちを開けたり閉めたりする筋肉が付着しています。

咀嚼筋の種類には側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋などがあります。
これらは頭蓋骨を起点として
アゴに左右対称に付けられています。

この左右対称に筋肉があるというのが重要なのです。

ちょっと考えてみてください何らかの原因で左右対称にあるアゴの筋肉の片方だけが凝って短くなったらどうなるとおもいますか？？

ずばり、アゴの片方の筋肉のコリが首に波及し首が傾き、顔が歪み、顎関節症になり、肩が凝り、背骨が歪み、姿勢が崩れ、側湾、腰痛になり、O脚、X脚、めまい、自律神経失調症、不眠、偏頭痛など
を引き起こします。



５キロもある頭が常に傾いている状態です。これは片足だけ下駄を履いて生活するのと同じようなものです。
体に良くないのは一目瞭然です。

もちろん両方の筋肉がコってもよくありません。
過蓋咬合（下顎が引っ込んで出っ歯に見える）の人なんかは両方の筋肉がこっている確率が高いです。
目安は前歯の重なりが上の歯で下の歯の半分以上重なっていることです。





これを引き起こす原因というのが



ずばり「悪い歯の噛み合わせ」なのです。


どういうことなのかといいますと

みなさんの下のアゴは頭蓋骨に筋肉によってプラプラブランコのようにぶら下がっているだけのようなものなのです。
この左右対称にある筋肉が下のアゴを一番いい位置で安定させようとしています。
この位置をアゴの「筋肉位」（きんにくい）といいます。

それとは別に上下の歯で噛んだときに、歯同士が噛み合って安定する位置があります。
コレを「咬頭カン合位」（こうとうかんごうい）といいます。



噛んだときにこの二つの位置がぴったり重なっていることがとても重要なのです。

この二つのアゴの位置が重なっていることを「良い噛み合わせ」というのです。

でもそうでない場合が日本人ではほとんどなのです。

歯並びが悪かったり、高さが足りなかったり、
出っ歯、受け口、
虫歯や外傷、歯周病による歯の欠損
または歯の噛み合わせの事を無視した入れ歯、銀歯など
あごの位置を偏移させる要素はたくさんあります。

日本人のデンタルIQが低すぎるのです。これはゆゆしきことだと僕は思います。


アゴの「筋肉位」と「咬頭カン合位」が一致すること

このときに人の姿勢というのはまっすぐ立ち、自律神経は安定し、また心身ともに健康で良いものになるのです。
歯の治療や入れ歯を作る際、または矯正をする際にはこのことを考慮してくれる歯科医院にかかりましょうね。

ちなみに高いパフォー　マンスをみせるスポーツ選手に悪いかみ合わせの人間はまずいません。
いたとしても、その人は噛みあわせを治すことによってさらによい成績を出せるはずです。


また、体のゆがみが治るわけですから、滞っていた血流やリンパの流れなども改善され
すっきりとした体質に変わり、精神的に明るくなり、見た目もキレイになります。


とっても重要ですから、みなさんよーく覚えておいてくださいね。