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授業の工夫事典!!(塾講師・教師)コミュの【疑問】国文法の助動詞と形容動詞について

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国語の文法のことなんですが。
常々どなたかに聞いてみたいことがありました。すみません、以下に列挙させて下さい。

質問1

例文1)彼女に納豆を食べ/させ/られ/た。

この「させ」は「使役の助動詞」と習いますが、「食べさせる」という一つの動詞では駄目ですか?

例文2)親父に俺の宿題を/させ/た。

この「させ」はなんですか?動詞?助動詞?

例文3)どうも酔っ払っ/た/ようだ。

この「ようだ」は「助動詞」と習いますが、「様+だ」では駄目ですか?

例文4)これでアリバイは完全だ。

「完全だ」は形容動詞ですか?「名詞+だ」ですか?

例文5)今帰ってきたところだ。

「ところだ」で助動詞ですか?「ところ+だ」ですか?

例文6)ここは静かだ。

「静かだ」は形容動詞で習いますが「静か+だ」では駄目ですか?

例文7)どうも静かすぎる。

「静かすぎる」はどうわけたらいいですか?


質問2
 英語の助動詞は必ず「動詞」とセットで使います(動詞の省略でない場合ももちろんあるが)。命名にも納得です。日本語の助動詞はその限りではないですよね。例えば「だ」など「それは僕のだ。」のように動詞がない場合が…。非常に気持ち悪いです…。最先端の「国語学会(そんなんあるんかな?)」ではどういう見解なんでしょう?これからどういう方向で指導していこうってなってるんでしょう?学校の先生とかはどういう議論をしてるんでしょう?

形容動詞ってすべて「名詞+だ」のような…。

質問が多岐にわたってしまったことをお許しください。いつも生徒に質問されたときに「とりあえず覚えとけ」とか「大学で専攻してまた俺に教えてくれ」って詐術的話術で逃げ回ってる現状です・・・。

どうかよろしくお願いします。

コメント(20)

お答えできそーなものだけ記述します(笑)

質問1
例文1)
通常は一番小さい単位、すなわち単語で分けるべきだと思うので、
やはり「食べ/させる」と分けるのが適当ではないでしょうか!?

例文2)
「させ」で区切るのではなく、「さ/せ」で区切るのだと思います!
ちなみに「さ」はサ変動詞「する」の未然形、「せ」は助動詞「せる」の連用形です。

例文4)
形容動詞です! もし「完全」を名詞だとするのなら、
名詞の中でも何名詞に分類するのでしょうか!?

例文5)
「ところだ」という助動詞はありません(笑)
もちろん「ところ/だ」で区切ります。
ちなみに「ところ」は形式名詞で、「だ」は断定の助動詞です。

例文6)
「静か/だ」とした場合、「静か」は名詞で「だ」は助動詞ということですか??
そうなると、「ここ」という場所が「静か」という名前だという意味になりませんか!?
やはり「静かだ」という形容動詞だと思います。

質問2
確かに違和感ありますねw 自分も前から気になってましたw
が、「質問1 例文4」でも少し記述したように、
形容動詞はそのものの動作・状態を表すものですから、
全てが「名詞+だ」になるわけではありません。

分かりにくくてすみません..._| ̄|○
国語は全く専門外なので、ちゃんとしたことは言えませんが。
形容動詞と名詞+だの見分け方は、その後に名詞(ものなど)を付けてみると分かると教えられたと思います。
「静かだ」にものをつけると、静かなものとなります。
「ところだ」にものをつけると、ところなものとはなりません。これで見分けます。
形容動詞の連体形には様々な名詞が続きますが、名詞+だの場合、連体形に続くのは「の」ぐらいでしょう。

「静かすぎる」は、静か/すぎる となるでしょう。静かは、形容動詞の語幹です。語幹を使う例は形容動詞に限ったものではなく、「大きすぎる」は、大き/すぎる となり、大きは、形容詞の語幹です。
>ヒロさん
例文4)の回答について
「完全」は辞書には「名or形容動詞」ってなってました。
例文5)の回答について
「よう・だ」「こと・だ」「ところ・だ」「そう・だ」「ふう・だ」などをどうやって分類しているのですか?「ところだ」が助動詞として(現在)分類されていない、ということは存じております。しかし、その用法を比べてみると
よう・だろ  ところ・だろ  こと・だろ ふう・だろ
よう・だっ  ところ・だっ  こと・だっ ふう・だっ
よう・で   ところ・で   こと・で  ふう・で
よう・に   ところ・に   こと・に  ふう・に
よう・だ   ところ・だ   こと・だ  ふう・だ
よう・な   ところ・な   こと・な  ふう・な
よう・なら  ところ・なら  こと・なら ふう・なら

このうち、「ところ・な」と「こと・な」は変かなと思いますが、「ふう」はおかしくないと思います。


こういうことって「冥王星」のように議論されてたりするんでしょうか?

 英語では最初は正しくない英語であっても、使用者が増えていって市民権を得るようになってくれば「正しい英語」と認定されていきますよね。でもなぜか日本語はいつまでたっても「きれかった(綺麗を形容詞として活用)」や「ら抜き言葉・レ足す言葉」は「おかしい日本語」とされたまま。「普通に話すけど、“間違ってる”」ってなんか変じゃないですか?ことわざなどでは最近間違っているとされてきた用法がちらほら辞書に記載されるようになってきましたが(情けは人の為ならず・犬も歩けば棒にあたる等)。

すみません、途中ですが時間がないので。また次にレスします。
例文4)の件すみませんでした…(´Д`;)
2:Noriさんや4:ともぶーさんの方が分かりやすいと思いますので、
そちらを参考になさってみて下さい m(_ _)m

それと例文5)に関しての補足です!
断定の助動詞「だ」は確かに形容動詞型の活用をしますが、
連体形の活用は参考書及び教科書等では通常「(な)」と書かれていると思います。
つまり、ご指摘のように「な」にするとおかしいものおかしくないもの
両方とも存在するということです☆
国語がメインじゃないので間違ってるかもしれませんが。

>1: ヒロ☆ さん
サ変動詞「する」の未然形って、「し-ない」「し-よう」ではなかったでしょうか?
未然「し-ない、し-よう」
連用「し-ます」
終止「する」
連体「する-とき」
仮定「すれ-ば」
命令「しろ(せよ?)」

>5: ヨッシー さん
日本語も変わっている言葉はあると思います。「だらしない」という言葉は、江戸時代では「しだらない」だったそうだし、「全然〜ない(否定)」という使い方が最近では、「全然〜する・ある(肯定)」という使い方をされていたり。でも、もっと古くは「全然〜する・ある(肯定)」の言い方はあったようで。
英語と比較して、どの程度の期間・頻度で変わっているのかは分かりませんが。
おりじんさん>
口語の場合のサ変の活用は、
未然「さ/せる」「し/ない」「せ/ず」
となっています。ヒロさんの回答は妥当ではないかと思います。

言葉が時代によって変わっていくのはありますよね。全然の使い方は、もはや肯定で使うのが一般的になりました。
意味が変化した言葉もありますよね。「姑息」は、「一時しのぎの」という意味から「卑怯な」という意味に完全に変わりつつあると思います。
古典的なものとしては「新た」という言葉の形容詞は現代では「新しい」ですが、古くは「新たし(あらたし)」だったと聞いたことがあります。あまりにも発音しづらいので「あたらしい」になったそうです。
例文1)彼女に納豆を食べ/させ/られ/た。

ヒロ☆さんと同様です。
可能動詞はありますが、使役動詞は日本語にはありません。
『ことばの最小の単位』である単語レベルで区切ってください。


例文2)親父に俺の宿題を/させ/た。

サ変動詞+助動詞、です。
活用は‥さ・せ・し/し/する/する/すれ/しろ・せよ
なので、
未然形+助動詞「せる」ですね。


☆おりじんさん☆サ変の未然形は3つあります。


例文3)どうも酔っ払っ/た/ようだ。

私は生徒に動詞の活用形(終止・連体同形)を見分けさせる時に、
下に体言が来たら連体形、
そうじゃなかったら終止形だと思って!
って説明しちゃいます。

でも、「ようだ」は助動詞です。
私はもともとは「様+だ」だったけど助動詞の用法で使うから助動詞にランクアップしたんだ!
的な説明してます。


例文4)これでアリバイは完全だ。
例文6)ここは静かだ。

形容動詞です。
私は
「状態+だ」は一語で形容動詞、
「モノの名前+だ」は名詞+助動詞
って教えます。
ちなみに名詞の説明は基本的には
言葉を聞いてモノ自体をイメージできるかどうか、です。


例文5)今帰ってきたところだ。

「ところ+だ」です。
形式名詞+助動詞、ですね。


例文7)どうも静かすぎる。

静か/すぎる
でいいと思います。


質問2

俺のだ。
なら「の」の後ろに「もの」が省略されてますよね?
そしたら、助動詞「だ」は体言に接続するから変じゃないですよ。

確かに命名に若干微妙なところはありますが、
基本は1つ1つの用法がしっかり分かっていれば
説明に困りはしなくなると思いますよ☆
頑張ってください!!

でも助動詞は説明自体がしんどいですよね。。
だって説明するのも日本語だから結局助動詞の説明でその助動詞を多用しないといけないんですから‥^_^;


形容動詞の説明は中頃でしてます。
例文3について

様だですが、国語の文章表記の決まりとして、以下のものが文科省によっつきめられています

?@形式名詞

時、物、事、所、筈、為、故など
→ひらがな表記

?A補助動詞

(〜として)見る、置く、来る、行くなど
→ひらがな表記

?B助動詞

様だ、無いなど
→ひらがな表記

?C接続語
確かに、例えば、従ってなど
→ひらがな表記

です。
これらはとりわけ大学入試では確実に減点対象です。
高校入試も同様と考えられています。

作者、著者は文法に忠実ではないが、解答者は文法に忠実でなければならないのが今の教育の現状です…
>9: Nori さん
>10: ほ〜 さん

なるほど。「さ」も「する」の未然形なんですねぇ。
勉強になりました。ありがとうございます。
>Noriさん
意味が変化した言葉の例でNoriさんが提示された「姑息」、
ばっちり「一時しのぎの」の意味の方で入試に出ますよね!
私も最初「卑怯な」の方しか分からなくって慌てて辞書で調べた記憶があります^_^;


>Leaderさん
表記の仕方までしっかり決められちゃってるんですね‥
私今までめちゃめちゃ「様だ」使ってましたよ↓↓
文法は分かっていながらそっちの方がラクなので。。

しかも

 作者、著者は文法に忠実ではないが、
 解答者は文法に忠実でなければならないのが今の教育の現状です…

これしんどいですね‥
本文に感じで書いてあったら子どもはみんなそのまま書きますって!!!
絶対そうですよね?
文法っていうのは厄介ですよね。国語学的に分類された「きまり」というだけなので。言語は多少流動的なものだと思いますし。私も、生徒の質問には苦労することがよくあります。

実際、日本語を文法にとらわれながら話しているなんてことはないのでしょうが、特に中学の教科書では系統立てて説明されていて、生徒が定期テストで苦労するところですね。入試では中入試でも高入試でも出題はほとんどないのですが、分からないと生徒は不安なんでしょうね。質問が多い単元でもありますね。

皆さんの書き込みでほとんど解決していると思うのですが、参考になればと思い、老婆心ながら書き込みさせていただきます。


例文4に関して、ヨッシーさんは、「形容動詞の見分け方」ではなくて、「完全」が名詞or形容動詞(の一部)と辞書にあるのに、何で名詞+だ(助動詞)ではダメなのか、と仰っているように感じたので、そのことについて、私の知識の中で書かせていただきます。

書かれている例とは違うのですが・・・

A 彼はとても健康だ。
B 人間にとって大切なものは健康だ。

同じ「健康だ」ですが、Aは形容動詞、Bは名詞+だです。

どなたかが仰っているように、副詞で修飾できたら用言なので(Aの場合はとてもという副詞)Aは形容動詞。

Bは副詞で修飾できないし、「大切なもの」=「健康」なので名詞+だ、です。

ちなみに、副詞はほとんどの場合用言を修飾しますが、数詞や方向をあらわす名詞を修飾することはあります。(例:もう一つ、もっと右へ、など)
本来、名詞は主語になれなければいけないと思うので、「健康が大切だ。」とは使いますが、「完全」を主語にした文が思いつきません・・・すみません。


あと、気になったのでひとつ。

>11 Leaderさんが書かれていた
>?C接続語
 確かに、例えば、従ってなど
 →ひらがな表記

について。「確かに」「例えば」は副詞ではないでしょうか・・・
間違っていたら、すみません。


皆さんの書き込み、とても勉強&刺激になります。
これからもお互い頑張りましょう。
>all
皆さん、書き込みありがとうございます。書き込み色々と参考になります(例文、教え方等)。御気を悪くされたがいらっしゃったら申し訳ありません、正直、私が本心で皆様に求めていたことは、「同じような疑問をもっている人がいるかどうか」で、そういう意味では紫さん、非常に参考になる回答でした。ありがとうございます。その他の意味・意義では「疑問を持っていない人」の方が多いという事実(サンプル数は少ないですが)が知れてよかったです。まぁこちらも一応、講師。いわゆる「学校文法」と呼ばれているものについては“テキスト通り”には抑えているつもりです(それでも「解説方法」などは非常に参考になりました。あと、「書き込む」という能動的行為には非常に感謝しております。「傍観されている」だけのスレほどさみしいものはありませんからね)。

では次は、メインとして以下についての皆様の見解をお聞きしたく存じます。

 「最先端の「国語学会(そんなんあるんかな?)」ではどういう見解なんでしょう?これからどういう方向で指導していこうってなってるんでしょう?学校の先生とかはどういう議論をしてるんでしょう?

という点が気になっています。いわゆる「学校文法」は60年前に制定されて以来、現場サイドではほとんど「変更」がないですよね?上のほうが揺れているからなのか、日本語の文法自体がまだ完成していないからなのかは知りません。辞書ですら(もしかしたら一番難しいのかもしれないけれど)、未だに「こじき論法」の辞書だらけ。

資料として面白いかもしれません(ご存知の方も多いかもしれませんが)。一度覗いてみて下さい。これは昭和63年のものです。

http://homepage3.nifty.com/taketoki/jodosiless.html
*追加

さ・せる 0
(動サ下一)[文]サ下二 さ・す
〔サ変動詞「す」の未然形「せ」に助動詞「さす」の付いた「せさす」の転〕
(1)人にある動作をするようにしむける。
「この仕事は彼に―・せよう」「覚悟を―・せる」
(2)することを許す。するにまかせる。
「本人の好きなように―・せる」

という辞書もありました。
最先端かどうかはわかりませんし、塾のバイト講師なので学校の先生の議論についてもわかりません。
ですが、現在大学の授業で教わったことを少し・・・。

ヨッシーさんは、主に助動詞について載せておられますが、
助動詞・助詞を独立した品詞として認めるべきか、形容動詞を独立した品詞として認めるべきか、研究者それぞれ言うことが違います。

以下、形容動詞に絞って話を進めます。
(なお、私は形容動詞を形容詞の一部だと考えております。)

日本語教育において、形容動詞は学校文法でいう連体形「〜ナ」を「ナ形容詞」という名称で教えています。
学校文法に沿って「形容動詞の連体形」と教えた時代もあったようですが、今は「ナ形容詞」が一般的です。

また、形容動詞を品詞として認めて考える研究者は保守的(こういう言い回しで教わりました)で、「第2、第3形容詞」「ナ形容詞」などと考える方が増えてきているようです。

じゃあ、学校文法も日本語教育で使う文法と同じにしたら?
と考える方もおられるかもしれませんが、一筋縄にはいかないようです。

今主に中学生に教えている現代日本語の学校文法は、
高校生に教える古文の文法とリンクさせて考えやすいという利点があるからです。

この理由だけではないでしょうが、これからも「学校文法」を変更することは難しいと思われます。

駄文・長文失礼しました。書き込む行為を悩んだ末の書き込みなのでどうぞお手柔らかにお願いします。
>くりえさん
書き込みありがとうございます。


なんで変更が難しいんだろ?「古典とリンク」か…。なるほど。それ以外の利点ってなんだろ?

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