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チャーチストコミュのチャーチスト Vol.601

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 1月5日の週は、週頭はオバマ新政権への政策期待で世界的に株式市場は堅調
に推移していたが、米国経済指標の悪化や米国個別企業の業績下方修正などを背
景に週末にかけて売り物を集める展開となった。
また、為替市場ではドル売が活発となったこともあり日経平均株価も週末にかけ
て軟調となった。

1月5日(月) 大発会
 1)日経平均株価は、先週末のダウ工業平均株価がオバマ新政権への政策期待
  で大幅高となったことを好感したほか、円高傾向が収まったことを受けて
  主力の輸出株の上昇が目立ち、+183.56円高で引けた。
 2)アジア各国の株式市場も米国株式市場の流れを引き継ぎ堅調推移した。
 3)オバマ次期米大統領が景気対策として最大3100億ドルの減税を計画と報道。
 4)12月の米自動車販売台数が発表され、GMは31%、フォードは32.4%、
  トヨタは37%、ホンダは38%の減少となった。
 5)米国株式市場は、去年末から続伸していたこともあり、利益確定売りが出
  て-81.80ドル安で引けた。特に目立った売り材料もなく悲観的な売りもの
  は少なかった。

1月6日(火)
 1)日経平均株価は、オバマ新政権の大型景気刺激策への期待感から円売りと
  いっていたことで輸出株が堅調推移し、6営業日続伸し+37.72円高で引け
  た。
 2)アジア各国の株式市場も堅調に推移した。
 3)米国経済指標。
 【製造業新規受注(11月)】
  結果 -4.6%
  予想 -2.3% 前回 -6.0%(前月比)(-5.1%から修正)
 【ISM非製造業景気指数(12月)】
  結果 40.6
  予想 36.5 前回 37.3
 4)FOMC議事録では米経済は弱く下振れリスクがあり、低金利は妥当であ
  ると示されており、ほぼ予想通りの内容となったことで市場へのインパク
  トは限定的であった。
 5)米国株式市場は、米経済指標であるSM非製造業景気指数が予想を上回るも
  製造業新規受注が弱い結果であるなど強弱まちまちとなったことで株価が
  上下に振れる場面があった。しかし、オバマ新政権による景気刺激策への
  期待やFOMC議事録から低金利が当面続くとの期待などにより+62.21ド
  ル高で引けた。

1月7日(水)
 1)日経平均株価は、為替市場が円安の方向に向いていることで輸出関連株な
  どに買いが入ったほか、前夜の米国株式市場が堅調だったことを受けて、
  海外から資金が流入し+158.40円高で引けた。
 2)アジア各国の株式市場は高安まちまちながらインドが大幅下落した。
 3)米国経済指標。
 【ADP雇用者数(12月)】
  結果 693千人減
  予想 485千人減 前回 476千人減(250千人減から修正)(前月比)
 【MBA住宅ローン申請指数(1月2日までの週)】
  結果 -8.2%
  予想 − 前回 0.0%(前週比)
 4)米国株式市場は、ADP雇用者数が予想より悪化したことや米半導体大手イ
  ンテルが四半期業績見通しを下方修正したことなどを受けて-245.40ドル
  安で引けた。

1月8日(木)
 1)日経平均株価は、インテルの下方修正でハイテク関連株、円高の影響で
  輸出関連株が売られて、-362.82円安で引けた。
 2)英中銀は政策金利を現行 2.00%から1.50%へ引き下げた。
  また声明で世界景気は以上な急減速となっていると述べた。
 3)米小売大手のウォルマート・ストアーズは、第4四半期の利益が従来予
  想を下回る見通しを示した。
 4)オバマ次期米大統領が演説を行い、「直ぐに措置を講じなければ、景気後
  退が何年も続く可能性がある」など述べた。
  また景気対策で短期的に財政赤字は拡大するも雇用300万人創出を見通した。
 5)米国株式市場は、米小売り大手のウォルマートの下方修正を受けて米景気
  後退懸念が強まったことやオバマ次期米大統領の演説に新鮮味が感じられ
  ず売り物を集めたものの引けにかけてハイテク株に買い戻しなどがはいり
  -27.24ドル安と小幅安で引けた。

1月9日(金)
 1)日経平均株価は、為替市場で円高の動きが強くなっていることでハイテク
  や自動車など輸出株に売り物が集まったことや米雇用統計の発表前という
  こともあり様子見ムードが強かったことで-39.62円安で引けた。
 2)ファーストリテイリングが国内ユニクロ事業が好調に推移していることを
  背景に09年8月期業績予想を上方修正した。
 3)不動産運用・不動産投資を行うクリード(8888)が経営破綻した。
 4)分譲戸建、分譲マンションの販売を行う東新住建(1754)が経営破綻した。
 5)アジア各国の株式市場は高安まちまちの動きとなった。
 6)米国経済指標。
 【失業率(12月)】
  結果 7.2%
  予想 7.0% 前回 6.8%(6.7%から修正)
 【非農業部門雇用者数(NFP)(12月)】
  結果 52.4万人減
  予想 52.5万人減 前回 58.4万人減(53.3万人減から修正)(前月比)
 7)米国株式市場は、失業率がほぼ16年ぶりの高水準に悪化したことで、景気
  後退懸念が強まったことや企業の減益が続いていることも受けて、安値圏
  での取引となり、-143.28ドル安で引けた。

 年末から年明けまで続いたオバマ新政権への期待感が落ち着きつつあり、各
投資家は景気動向や企業業績に向いており、週末にかけて株売りの展開となっ
た。
 各国の経済指標や企業業績の悪化、企業の破綻加速していることを考えれば
株安になるのは致し方ない。また為替動向も目先は安定した動きになると年末
から輸出関連株に注目していたが、ここにきて為替の動きが急に不安定となっ
たことも週末にかけて株安の展開になった。

 景気減速が現状より悪化しないことを経済指標から確認できれば株価は底打
ちを期待できるだけに、昨年秋から積極的に講じてきた経済政策が具体的に実
体経済に好影響を与えたことを確認したいところだ。
米GMは国内経済が一段と悪化しない限りは追加融資は不必要との見方もある
だけに、これ以上の景気減速は受け入れがたい。
とはいえ、まだその影響を確認するまではもう少し時間が必要との見方から、
各投資家の動向を見ながら投資戦略を講じていくことが良いだろう。
現在の投資家の視点はオバマ新政権より「経済指標」「個別企業の業績」「為
替」に着目しており、この内容次第では株安の展開になる可能性が高い。

 単純であるが、株式市場より資金が逃げるようであれば「空売り」を仕込ん
で対応すれば去年秋から益々となった空売り戦略が再び功を奏すであろう。
株価の上昇する場合は基本的には短期勝負と見切りをつけて対処したい。
「買い方」「売り方」にしろ、利益を確保したら必ず利益確定する取り込みを
行ってほしい。

【教訓】
 利益を確保した後は最終的にロスカットしないように、ストップ・ロスを
 変更すること。


チャーチスト方針
○ 日経平均株価のBOX予想 8500円−9300円
○ 目先、軟調推移が予想されるため積極的な買いは禁物か。
○ 下値出来高急増+下値放れ銘柄は着目したい。
○ 国内優良銘柄の安い位置は打診買いスタンスで挑みたい。


銘柄情報は2009年1月12日公開を予定しています。

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